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シャープの倒産危機!赤字の理由や原因はリストラと液晶事業!

更新日

日本が誇った家電メーカー大手のシャープは、いまやかつての栄華が失われてしまいました。

台湾企業の鴻海に買収され、まさかの外資系企業傘下に収まってしまうほどの凋落ぶり…。

一体なぜ、シャープはこのような事態になってしまったのでしょうか?

そこで当記事では、大手家電メーカーのシャープが、倒産危機に陥ってしまったその原因や理由などについて探っていきたいと思います!

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シャープ経営危機!赤字はどのくらい?

シャープ

現在、日本の家電メーカー大手は、軒並み苦戦を強いられていますね。

中でも、シャープは本格的な倒産危機に陥ってしまい、ついには台湾の鴻海に買収されてしまいました。

では、シャープが抱えている問題は、一体いつ頃から表面化していたのでしょうか?

シャープの経営が悪化し始めたのは、2011年ごろからでした。

なんと、2011年から2015年までの4年間で、

約1兆円規模の赤字

になっていたようです。

これに焦ったのか、シャープは、

  • 大阪市阿倍野区にある本社ビルをニトリに売却。
  • 本社ビルの向かいにある田辺ビルをNTT都市開発に売却。

シャープは、その後も

3000人規模の早期退職(事実上のリストラ)を募る

など、なんとかして倒産を免れるために経営回復を目指していました。

しかし、これらの策を講じても、シャープの業績は回復の兆しが全く見えず、一時は、

「2017年にも倒産か!?」

とすら囁かれたほどです。

そんな倒産危機にまで陥ったシャープがどうなったかというと、それは皆さんが知っての通り…。

2016年8月に、

台湾企業の鴻海に買収される

という結果になりました。

鴻海は3888億円の出資金を払い、シャープの議決権の約66%を握る親会社となったのです。

そして、シャープは鴻海の傘下となり、経営再建を目指すこととなりました。

日本の大手電機メーカーが外資系企業の傘下に入るというのは、これが初のケースらしいですね。

 

シャープが倒産危機・赤字に陥った原因理由は?

シャープが多額の赤字を抱えてしまったことにより、倒産危機を迎え、鴻海に買収されてしまったわけですが…。

ここでシャープが経営危機に陥ってしまった原因や理由についても考えてみようと思います。

まず、原因のひとつが…

シャープを支えるはずの事業面の不調

中でも、とくに足を引っ張ってしまっていたのが液晶分野です。

テレビなどの液晶分野が不振に陥り、シャープはそれをスマートフォンの液晶事業で穴埋めしようとしていました。

…が、そのスマートフォンの液晶事業でも、シャープは不振に陥ってしまうのです。

 

スマートフォンの液晶事業が不調な理由についても紹介しましょう。

実は、中国のスマートフォン市場は減速しはじめ、シャープの中小型の液晶パネルが売れなくなってしまいました。

さらに、仮にシャープが苦労して良い製品を作ったとしても、最近は中国や韓国がいとも簡単にコピー品を作り、安値で売ってしまいます。

この中国や韓国のコピー品の氾濫による供給過多な状態と、中国では高品質・高価格より、少し性能は落ちるものの安価な製品が人気という背景も重なり、シャープは苦戦を強いられてしまった…。

そして、その穴を埋めるような他分野の事業を広げることもできずに、シャープはただ赤字が膨らむのを見ているだけになってしまいました。

一応、他事業として太陽電池事業にもシャープは手をつけていたのですが、政府が太陽光発電の買い取り価格の制度変更を実施した結果、需要が減ってしまいました。

こうした向かい風もあり、シャープが倒産危機に陥ってしまったわけです。

そしてもうひとつ、シャープには赤字から抜け出すことができなかった、大きな理由があると言われています。

それが、

リストラ

です。

シャープは、一部有識者からは、

『リストラが遅すぎた』

とも言われており、

シャープが日本企業を特徴を象徴するものである

と称されているのだとか。

あるシャープ社員は、自社であるシャープのことを、

「社員に優しすぎて切らない。断腸の思いで切ったら遅すぎた」

と語っていました。

会社の経営が傾きかけてきたところでリストラなどを行うのは、それは会社の存続をかける意味では仕方のない措置であると思います。

しかし、そこに大きな問題があるというのです。

と言うのも、日本には、

倒産の危機にならない限りリストラは許されない

というような、暗黙の風潮があると言われています。

確かに、終身雇用の概念が未だに根強い日本社会を考えると、この風潮があってもおかしくはないような気がしますね。

しかし、リストラは許されないというのはおかしくはないでしょうか?

許す・許さないの問題ではないような気がするわけです。

仕事ができず、業績の悪い社員も大切な一員だからといって、リストラをしない状態が続いた結果、会社そのものが倒産してしまっては元も子もないでしょう。

印象としては最悪ですが、会社が立ち直った後に呼び戻すことも、一応の選択肢としては可能なはずです。

まぁ大規模なリストラを行ったり、希望退職を募るタイミングは非常に難しいことなので、簡単な話ではないのも事実ではありますが…。

ただ、それにしても今回は、他事業の開拓やリストラなど、シャープの対応が後手後手に回りすぎたような印象を受けます。

結果的に買収されることになってしまったのですからね…。

 

まとめ

経営危機となり、倒産は免れたものの最終的には台湾企業の鴻海に買収されてしまったシャープ。

結局、液晶事業に依存しすぎてしまった結果、その液晶事業が不振に陥ってしまうと何もできなかったことが、このシャープの経営危機を招いた原因でしょう。

シャープの経営理念の冒頭部には、次のような一文があります。

「いたずらに規模のみを追わず、誠意と独自の技術をもって、広く世界の文化と福祉の向上に貢献する」

これは、創始者である早川徳次氏の意を汲んで盛り込まれたらしい一文です。

しかしシャープは、この理念から外れた行動をしてきてしまったのではないでしょうか?

主力である液晶事業のみを追ってしまい、新事業の開拓が疎かになってしまい、その結果、時代の流れを読み切ることができず、その波に飲まれてしまったように思いました。

大企業として生き残っていくには、その時代に合わせた対応力が大切…。

そのことを改めて痛感させられましたね。

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