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ツタヤの図書館事業終了の理由・原因は本やサービスの質の低下?

投稿日

みなさんは、各市町村に設立された公立の図書館以外に、指定管理者を民間委託されている公共図書館があることをご存知ですか?

実は、公共図書館の多くを図書館流通センターが業務受託し、実はその中の一部をレンタル大手のTUTAYA(ツタヤ)を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と、業務提携しているというのです。

しかし、2015年10月26日に図書館流通センターの谷一文字会長が

『今後新たに共同で事業を行うことは無い』

と、きっぱりとCCC(ツタヤ)との提携を解消宣言。

一体、図書館流通センターと、CCC(ツタヤ)との間に何があったのか…

そこで本記事では、ツタヤが、図書館事業を終了することとなった背景や理由を探り、図書館事業問題の全貌に迫ってみます!

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ツタヤに衝撃が走った図書館事業終了ニュース

ツタヤ

レンタルチェーン店の大手としても知られるツタヤは、音楽CD・DVDから、映画、テレビ作品などのDVD、コミックなど、様々な作品をレンタルでき、今ではネットレンタルとして、自宅であらゆる作品を観ることが出来るサービスを展開されていますよね。

筆者もツタヤで映画を借りたことがありますが、最悪、営業時間外でも専用ポストに返却することが可能ですし、近年では、ツタヤと提携されているファミリーマートや、その他のショップなどと、ポイント共有サービスも展開し、何かと重宝しています。

そんなツタヤですが、実は図書館事業に参入していることすら正直知らず、たまたま愛知県小牧市で巻き起こった新図書館設立問題のニュースで、"TSUTAYA"の文字を見て、初めてツタヤが図書館事業に参入していることを知ったくらいです。

きっと図書館利用の当事者でない限り、何がなんだかさっぱり分からない方も多くいらっしゃるでしょう。

実は、冒頭でもお話しましたが、図書館には、国や県、または、市町村などが運営している公立図書館と、運営を民間企業に任せている公共図書館が存在し、この公共図書館の指定管理業務を行っているのが、『図書館流通センター』と呼ばれる組織なんだそうです。

そして、図書館流通センターと、業務提携したツタヤが、愛知県小牧市の新図書館設立に参入し、図書館に書店や、カフェを併設し、新たに生まれ変わらせようと計画していたのです。

しかし、小牧市がこれに『待った!』をかけて、住民投票の末に、反対で可決されてしまいました。

一応、この住民投票には、法的拘束力は無いらしく、あくまで市民の意見を尊重するように、と言う程度のものなんだそうですが、小牧市に関しての計画は頓挫に終わってしまうような気もします。

そんな中、突如として、

『図書館流通センターとツタヤとの業務提携を打ち切る』

と、言い切った人物がいます。

その人物が、図書館流通センターの谷一文字会長であり、彼は、

『今後新たに共同で事業を行うことは無い』

と、きっぱり断言し、ツタヤとの提携を解消してしまったのです。

ツタヤにとっては、まさに寝耳に水な話ですが、図書館流通センターとの業務提携を切られた今、もう図書館事業を進めることは、実質不可能な話で、ツタヤの完全撤退という形で幕を閉じる模様です。

愛知県小牧市での反対運動が、ツタヤにとって、そんなにマイナスとなってしまったのでしょうか…

実に残念な話ではありますが、ツタヤは元々レンタル事業で成功している企業ですし、今後は変に事業を拡大せず、本業であるレンタル事業で頑張って欲しいものですね。

 

ツタヤの図書館事業終了の理由・原因は?

理由は?の女性

ツタヤが、図書館事業に参入したものの、業務提携していた図書館流通センターに、提携を切られてしまい、図書館事業そのものから撤退せざるを得なくなった話は、ネットでも何かと話題になっているようですね。

確かに愛知県小牧市の新図書館設立問題は、その重要性が分からず、小牧市民からの反対を受けてしまいましたが、佐賀県武雄市の図書館は成功させたという話も耳にしますし、何故、急に図書館流通センターがツタヤとの提携を切られたのか、実に不思議な話です。

そこで、もう少し詳しく事の経緯を調べていくと、図書館流通センターとツタヤの提携解消が、十分納得できるようなツタヤの運営元であるCCCの不祥事が発覚しました。

それは、佐賀県武雄市の図書館での話になります。

確かに佐賀県武雄市の図書館が設立された当初は、利用者カードにTカードを導入し、スターバックスを併用するなど、これまでの公立図書館のイメージを一新した、新しい図書館として話題になりました。

事実、昨年4月オープンから半年間で、武雄市の人口約5万人の十倍以上の51万9000人が、この図書館に来館し、生まれた経済効果も20億円という話が出るほど、武雄市を活気づける起爆剤として注目されていました。

しかし、そんな新図書館に一つの問題が発生します。

この武雄市の図書館で、2015年8月のリニューアルの際に購入された資料1万冊の一覧リストが出まわり、その中に古い実用書や、佐賀県とは全く関係ない埼玉県関連の本が多数含まれていたことが発覚したのです。

当初は、CCC側も、特にその事に触れず、静観していたのですが、余りにも批判が多く

『より精度の高い選書を行うべき点があったと反省しています』

とコメントを残したのですが、この時、すでに後の祭りとなってしまいました。

市民からは、図書館をツタヤが管理・運営したら、商売の事ばかり気にされて、肝心の図書館の質が低下してしまうと大反発。

そもそも、選書の問題も、CCCが当時資本関係を持っていた『ネットオフ』で中古本を購入することで、

『ツタヤが経費削減+在庫処分までしていた』

と印象付けられ、完全に批判の嵐となってしまったのです。

サービス業全般に言えることですが、信用されなくなっては何もかも終わりだと思います。

ツタヤは、肝心かなめの信用を失くし、図書館そのものの質を落としてしまったことで、図書館流通センターからも失望されてしまったのです。

あくまで商売重視の考え方を持つツタヤと、利用者に向けて図書サービスの充実を図ろうとしていた図書館流通センターの考えが、真逆の方向に行っていたため、ツタヤとの業務提携を打ち切ることとなったのです。

確かに、大きな経済効果を産み、商売として成功させるために、ツタヤも図書館事業に参入しているわけで、ツタヤとしては、利益無視ではやってられません。

しかし、だからといって顧客を無視したツタヤの運営では、市民からの信用も無くなってしまいます。

別に『お客様は神様です』という気はサラサラありませんが、だからといって軽視するのは論外で、お客様(図書館で言うところの利用者)にとって使いやすいサービスを提供するのは、当たり前の話です。

その肝心な部分を怠ったわけですから、ツタヤが切られることは、まぁ当たり前なのです。

ツタヤというよりも、CCCの問題ですが、今一度サービス業について、しっかり考えなおしたほうが良いと思いますね。

 

図書館事業につきまとう深刻な問題とは?

問題点を指摘する男性

現在、何かと話題にされている新設図書館問題。

そもそも小牧市は、何故この図書館設立に『NO』を突きつけたのでしょうか?

その理由こそが、今図書館事業における最大の問題のような気がします。

確かに小牧市民は、無駄に公共事業費を掛けて図書館を設立しても、利用価値が無いのではと危惧し、

『税金をそんな無駄なことに使ってほしくない』

と、図書館設立に反対しました。

しかし、反対の理由は、それだけではありません。

最大の理由は、図書館にカフェを設立してみたり、書店を設置したり、と本来の図書館としての機能がピンぼけして見えてしまうようなものを組み合わせていることで、図書館本来の質の低下を危惧して反対したわけです。

そして、この図書館の質を低下しかねないことへの危惧そのものが、図書館事業での最大の問題とされているのです。

図書館の本来の目的は、今必要とするような書籍を充実していることであり、カフェや書店を図書館に併設して、商売をすることではないはずです。

これらは、あくまでオプションとして付いているものであり、図書館のメインであってはならないのです。

その事をどれだけ真剣に考えて、図書館事業に携わるのか、今後真価を問われる重要な問題だと思います。

 

まとめ

ツタヤが、図書館流通センターから業務提携を切られ、図書館事業を終了させるという話の裏には、事業に専念するあまり、図書館利用者のことを置き去りにしたツタヤの考えと、利用者のことを考えた図書館流通センターとの価値観の差が大きく影響していました。

そして、この問題は全国規模で巻き起こり、事業ばかり優先させ、図書館本来の目的である図書の充実がなされずに、質が低下してしまうという深刻な問題を図書館事業そのものにつきつけられる結果となりました。

今後この問題にどう取り組み、図書館利用者と向き合いながら、図書館の質の向上を図っていくのか注目していきたいものですね!

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