初詣のおみくじを結ぶ意味と効果のある期間を調査!持ち帰りはNG?

正月 雑学

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
おみくじ


みなさんは、お正月などに神社・お寺を参拝した時に、運試しとしておみくじを引くことがあるかと思いますが、その効果やルールを知っていますか?

大吉や大凶など、おみくじの結界一喜一憂することはあっても、

「いつまで効果があるのか?」

「そのまま持ち帰って、捨ててしまっても大丈夫なのか?」

など、細かい部分は知らないという人がいるみたいです。

せっかく、おみくじを引いているのに、これでは全く意味がありませんよね。

そこで、本記事では、初詣でおみくじを引いた際に結んだり持ち帰ったりすることの意味やルール、効果の期間を簡単にまとめ、紹介していきます。

 

初詣のおみくじの意味・由来は?

おみくじ

おみくじ

神社やお寺にあるおみくじって、ついつい引いてしまいがちです。

ただ、そもそもなぜおみくじなんて置いてあるんだろう?と考えたことありませんか?

意外と誰もそのことに気に留めず、おみくじを引いて、今年一年を占い、一喜一憂されていますよね。

それは、当然の話だと思います。

あくまで、おみくじは運勢を占うものという位置づけでしかなく、自然と参拝後にはおみくじを引くものと認識されていた…

これが多くの人達が理解してきた常識だと思います。

筆者自身、あまり神の存在を信じていないので、初詣どころか、神社仏閣にお参りにくことはありません。

そんな筆者絵さえ、自然と、おみくじは今後を占うためのものであり、参拝に出かけたら引くものであると理解しています。

もちろん全ての参拝者がおみくじを引いているというわけではありません。

中には、初詣は神様に感謝し新年の目標・抱負を語るためにあると意識し、おみくじをあえて引かない人もいます。

ただ、いずれにしても、御神籤に対する強い思い込みがあるため、おみくじのルーツや意味を深く考える人は、ごく少数というのが現状…

では、このおみくじとは、一体どのように生まれ、参拝後に多くの人達が引く様になったのでしょうか?

まずは、そのルーツを紐解いてみましょう。

もともと、このおみくじは、古代の政治の権力者を選ぶ際に用いられたことがルーツだと言われています。

近年は、選挙によって第一党(もしくは政権与党)が決められ、その中から、総理大臣が決められますよね。

総理大臣そのものは、議員たちが決める各政党の代表選挙で党首になった人が、そのまま首相として決まるケースが高く民意が反映されているかは不明。

とは言え、第一党から首相が選出されることに変わりはありません。

つまり、少なくとも運任せで決めているなんてことはありえないのです。

ところが、古代の政治では、国のトップを決める重要な事案について、神の御声と称して、全てクジで決めていたというのです。

まさに衝撃の事実ですよね。

ただ、当時の人たちは、決していい加減な気持で、神の御声に従っていたわけではありません。

一見、クジで全てを決めるなんて、最も他人任せでいい加減という印象を受けますが、その頃の人たちは、実に真剣だったようです。

確かに、弥生時代でも、神のお告げと称して、卑弥呼が数々の災厄から民人を守ったり、未来予測をして民人を導いたりしていましたよね。

今でも自然の前では無力な人類ですが、当時からその考えは定着し、神のお告げのあるがままに進めば間違いないと信じられてきた…

その延長線上として、一つ間違えば大きく戦局が変わっていくような場面で、神のお告げと称されたクジを引いて指針を照らしてきた…

それが、おみくじのルーツと言われています。

また、いまの形式のおみくじが世に定着し始めたのは、平安時代のころの話…

この頃の天台宗の僧侶・元三大師(がんざんたいし)良源が創った物が始まりと言われています。

当時は、1~100までの番号が記された串を箱に入れて、小さい穴から1本取り出して吉凶を占っていたとされたそうですよ。

そういえば、今でもその名残りとも言えるおみくじはありますよね。

大きな木のボックスを振って、小さな穴から串上のクジを引いて、結果を占うタイプのくじ引きが、まさにそれ!

筆者は、てっきり宝くじのルーツと同じように江戸時代にルーツがあるのかと考えていたのですが、実はもっと前からそのルーツはあったんですね。

さて、おみくじが、神のお告げとも言うべき神聖なものであることはわかりました。

でも、それなら『神のお告げ』といえばいいものを、なぜ『おみくじ』と呼ばれるようになったのでしょうか?

それにはちゃんとした意味があります。

先程もお話ししたように、串状のものを引いて吉凶を占っていたということから、クジと訛って呼称されるようになりました。

そして、この「クジ」が、より経緯を払っておみくじと呼ばれ始めたのです。

おみくじを漢字で書くと『御御籤』となります。

これは、クジに対して二重に敬意を払った言葉として、頭に「御」の字を2ついれたことが由来とされています。

つまり、神のお告げとして神聖化されていたクジに対して、より敬意を払った民人達の気持が、「おみくじ」と呼ばれるルーツとなったというわけ。

ちなみに、神社で引くおみくじは「御神籤」と表記され、お寺で引くおみくじは「御仏籤」と表記されているなんて話もあります。

神社は神を祀っているところですし、お寺は仏を祀っているところなので、それぞれの象徴を二つ目の「御」の時の代わりに当てているのでしょう。

近年では、ただの吉凶の占いに使われているに過ぎませんが、神聖なものであることを知ると、軽率に扱ってはいけないものだとわかりますよね。

さて、そんな御御籤が、なぜ初詣に出かけた際に引かれているのか…

それにはいろんな要因が考えられます。

一つは、平安時代から用いられたおみくじを、江戸時代に、徳川家康に仕えた僧侶の南光坊天海が広めたことがきっかけとなった説。

そして、もう一つは、その年をどのように過ごせば平穏で幸せに暮らせるのか、民人達が、神のお告げとして求めていたという説があります。

庶民へと拡散したきっかけは江戸時代にあったものの、おみくじがもたらす意味そのものは、古代の頃から変わりないのですね。

ここまで解説したことで、なんとなくおみくじの意味は理解できたのではないかと思います。

そこで、もう少し掘り下げて、おみくじの役割やマナーについても紹介していきたいと思います。

基本的に、みなさんは占いとして、おみくじを引いているかと思いますが、基本的に、占いの要素はそれほどありません。

あくまで、今年一年の指針を示すに過ぎないのです。

大吉やら大凶といった結果は、その指針を端的に運勢として象っているに過ぎません。

大吉であろうが、大凶であろうが、どのような過ごし方をすれば良いのかというアドバイスが書かれている…

それがおみくじの本来の役割(意味)なのです。

また、マナーと言うほどでもないのかもしれませんが、基本おみくじは参拝後に引くのがマナーとされています。

これは、おみくじが神のお告げであるということにもつながっています。

基本的に、神社・お寺という場所は、神に感謝しお礼参りする場所であり、お願い事をする場所ではありません。

それなのに、いきなり運勢を占うというのは、挨拶もなしに何かを求めて横暴な態度を取っているのと同じこと!

そんな人に対して、いくら神様・仏様といえど、何かしてあげたいと思うことはありえません。

これまでの一年に対する感謝や、今年一年の抱負や目標を語ってお参りした人にだけ、一年の過ごし方の指針を、神様や仏様が示してくれるのです。

つまり、参拝後におみくじを引いて、初めてその御利益があるというわけ。

おみくじの意味が分かれば、このマナーの意味も当然理解できるはずなので、しっかりマナーを守り、おみくじを引くようにしてみてくださいね。

きっと、神様にもその姿勢は届き、いいアドバイスがいただけると思いますよ。

 

おみくじを引いた後は結ぶ?持ち帰る?

おみくじ

おみくじ

さて、初詣をしたあとで、多くの人はおみくじを引いていますが、その引いたおみくじはどうされていますか?

意外と、何も考えずにしばらく財布に入れて、気がついたらレシートと一緒に捨ててしまったなんて人が多いのではないでしょうか。

実はおみくじを木に結んだり、財布に入れて肌みなさず持ち歩くことにも、明確な意味があります。

おみくじを木に結ぶのは、あくまで、凶や大凶を引いてしまった時だけです。

主な目的は、その厄をおとして良い運気に変えてもらうことと、神社・お寺に守ってもらうことの二つ!

昔から神社仏閣は神聖な場所と認知され続けています。

そんな神聖な場所だからこそ、災厄から多くの人たちを守ってくれるとされてきた…

そして、いつしか、おみくじで悪い指針が示された時、その災厄から守ってもらうために、神社・お寺の木々にそのおみくじを結んで置いて帰ってきた…

神社・お寺の木々に、おみくじを結び置いて帰ってきた背景には、そういう意味があったのです。

一方、大吉が出た場合は、その逆で、肌身離さず持参し、神のお告げに守られながら、一年を過ごしたいと考えられてきた…

その表れとして、財布にいれて、肌身離さず持ち歩くようにしている人が多いというわけ。

おみくじを木に結び置いて帰ることも、おみくじを持ち帰り大切に肌身離さず所持し続けていくのも、それぞれ明確な意味があります。

それだけに、くれぐれも間違った扱いをしないよう心がけましょうね。

ちなみに、近年は、多くのおみくじを木に結ぶことで、木が傷んでしまうことを避けるために、

「みくじ掛け」

という、木の保護を目的とした、おみくじを結ばための専用の場所が、神社・お寺で用意されているところもあります。

そういう場所では、木ではなく、みくじ掛けに結ぶように心がけ、おみくじを引く時のマナーを守りましょう。

 

おみくじの効果・有効期間はいつまで?

おみくじ

おみくじの意味や取り扱いについて、だいたいのことは、ここまでの話で理解できたと思います。

では、実際のところ、おみくじはいつまで効果があるのか、その期間はいつからいつまでなのか

きっとみなさんの中には、その一年間を通じて効果がもたらされると勘違いされている人がいるかと思います。

まぁ、大まかにいえば、決して間違いというわけではありません。

しかし、運勢が日々変わるように、おみくじだって、次に引いたら前のものの効果はなくなるのは当たり前の話です。

つまり、端的に言うと、次におみくじを引くときまで効果は持続すると考えてOK。

ということは、大凶を引いたとしても次またおみくじを引いて大吉が出れば問題ないと考えられがちですが、それも大きな勘違い…

先程もお話ししたように、あくまでおみくじというのは神のお告げ(指針・アドバイスの提示)に過ぎません。

そのアドバイスを無視して次のアドバイスを求めるのは、神様に対して失礼極まりない行為とみなされます。

なので、まずは、おみくじで、指摘されたことを素直に聞いて、行動に移す。

その上で、しばらく日数を置いて、再びおみくじを引くのが最低限のマナーです。

とはいえ、明確な決まりがあるわけではないので、だいたい1週間から1ヶ月をめどに、おみくじを引き直すのが良いのではないかと思いますよ。

もちろん神様からのアドバイス通り、大凶だったとしても、しっかりアドバイスを聞いて、1年用心しながら過ごすのもOK。

要は、本人の気持ち次第というわけですね。

まぁ、仮に大吉が出たからと言って、いきなりギャンブル運が向上し、臨時収入に恵まれるといったことにはなりません。

偶然にも、それらの事象が重なることはあるかもしれませんが、あくまで偶然重なっただけの話で、大吉を引いたことと因果関係はありません。

何度も言いますが、あくまでおみくじは神のお告げであり、指針を示されているにすぎないので、その辺の誤解だけはしないでください。

その上で、凶や大凶が出てしまった時に、どこまで指針に基づいて行動していくのか考えながら一年を過ごしてください。

また、後日運気を変えるためにもう一度占いたいと考えたのであれば、その時が効果の切れ目と考え、再び参拝しておみくじを引きましょう。

一方、大吉を引いた人は、より気持を引き締め、神様からのメッセージをしっかり聞いて、一年を過ごしてください。

何度も繰り返して言いますが、おみくじは神様からの大切な指針であり、あなたに対するメッセージです。

そのことを必ず肝に銘じて、一年を過ごす参考としてみてくださいね。

長い人生、運命を変える分岐点に差し掛かることがいくつも出てきます。

その時におみくじで得た指針が一つの参考となり、みなさんにとって、幸せに導くきっかけとなることを、心から願うばかりです。

 

まとめ

初詣のおみくじは、神様のお告げとして、一年の指針を指し示す道標的な意味合いを持つ神聖なクジであることが、今回改めて分かりました。

神からのアドバイスである以上、それを聞くも聞かないも、みなさんの自由です。

ただ、いずれにしても占いとは意味合いが違うことだけは事実。

その為、この結果に一喜一憂しすぎてしまい、人生を狂わせてしまわないようにくれぐれも気をつけてください。

そして、おみくじを引くなら、その意味をしっかり把握し、マナーを守りながら指針に従い行動を起こしてみましょう。

そのことが、一つのきっかけとなり、みなさんに幸せが訪れていくことを心から願っています。

ページトップへ