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ベーシックインカム制度の意味と3つの利点・デメリットを解説!

更新日

みなさんは、『ベーシックインカム』という制度を知っていますか?

『ベーシックインカム』は、非常に賛否両論が渦巻く判断に難しい制度。

なかなか内容を理解できない人も多いと思います。

そこで、当記事では、『ベーシックインカム』制度が、はたしてどのようなものなのか?

また、現在『ベーシックインカム』を導入している国はあるのか?

など、『ベーシックインカム』について探り、解説していきたいと思います!

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ベーシックインカム制度の意味とは?

『ベーシックインカム』…

名前だけを聞くと、比較的リーズナブルな、初心者向けのインカムか何かと勘違いしそうですよね。

もちろん、インカムの一種ではありません。

『ベーシックインカム』とは、

最低限所得保障

の一種なのです。

ここでのインカムというのは、収入を意味する言葉。

つまり、一定の収入…これが、最低限所得保障ということになるわけです。

 

この『ベーシックインカム』の制度内容ですが、『ベーシックインカム』イコールこれだ!という定義は決まっていません。

さまざまな条件を設定できるため、なんとも解説しにくくなっています。

ただ、大雑把に解説するならば…

赤ちゃんから老人まで、亡くなるまで毎月4~10万円程度のお金が配られ、その代わり、年金や生活保護といった社会保障制度は廃止

という仕組みなのです。

要するに、

「最低限生活できるお金をあげるけど、失業保険や年金とかは払わないから自分達でなんとかしてね」

というような解釈でいいでしょう。

とても魅力的なように見えますが、余暇活動に充てるお金や、贅沢などは『ベーシックインカム』制度だけではできないでしょう。

決して

「働かなくてもいいんだ!」

ということにはならないわけです。

このように単純な問題ではないからこそ、『ベーシックインカム』制度の正否に関して、賛否両論を巻き起こしているのです。

それでは、具体的に『ベーシックインカム』制度に、どのようなメリット・デメリットがあるのかについても、解説していきます。

 

ベーシックインカムの利点・メリットとは?

メリット

まず、『ベーシックインカム』制度による利点・メリットから紹介していきます。

数多くある利点・メリットの中から、ここではとくに重要なものをいくつか選びました。

ベーシックインカムのメリット1 貧困対策になる

最低限の生活ができるようになるため、当然ながら、これは有効な貧困対策になります。

ベーシックインカムが施行されている国では、

『1ヶ月を生き抜くことも困難…』

ということは、すべてなくなるわけです。

これは、働く貧困層とも言われて問題になっている、ワーキングプア対策になりますね。

また、生活保護は廃止されることになりますが、『ベーシックインカム』制度では、

『生活保護を受けなければならなくなる…』

という状況を予防することが可能になるわけです。

ベーシックインカムのメリット2 行政コストを減らす

『ベーシックインカム』制度を導入することで、生活保護や複雑に入り組んだ社会保障などを撤廃し、

『ベーシックインカム』に一本化

することが可能になります。

そうなれば、生活保護の条件になんとか合わせようと画策する不正受給を減らすことにもつながります。

また、小さな政府化にも繋がるので、

「『ベーシックインカム』制度を即刻導入するべきだ!」

という考えを持つ国会議員も、少なからずいるみたいです。

ベーシックインカムのメリット3 労働環境の改善

『ベーシックインカム』制度を導入することで、最低賃金の概念を撤廃することができます。

安い労働力を求めて、外国人を雇用することも減り、

日本の産業の空洞化を防ぐ

ことができます。

また、従業員を低賃金で劣悪な環境で働かせているブラック企業対策にもなるのでは?

とも考えられているそうです。

逆に言えば、企業側も、社員の生活のために雇用し続ける必要がなくなり、気軽に不要な社員をリストラすることが可能になることでもありますね。

 

以上が、『ベーシックインカム』制度における、とくに大きな利点・メリットです。

このほかにも、余暇活動を充実させるため、目的を持っての労働意欲の向上など、『ベーシックインカム』制度には、さまざまな効果が期待されています。

『経済的に苦しいため、子供が進学を諦める…』

といった、家庭の事情によって子供の未来が決まってしまうことも減らせることが、『ベーシックインカム』制度の魅力的な利点・メリットの1つだと、筆者には思えました。

 

ベーシックインカムのデメリットとは?

ばつをする男性

続いては、『ベーシックインカム』のデメリットを解説していきます。

ベーシックインカムのデメリット1 財源確保の難しさ

当然ながら、『ベーシックインカム』は、国民全体に適用されるものとなります。

そのため、あらゆる社会保障制度を撤廃しても、『ベーシックインカム』制度に充てる財源を十分に確保できるかは、怪しくなってしまいます。

月額5万円程度であれば、現在の社会保障制度に充てている財源を全て『ベーシックインカム』に回すことで実現可能だそうですが…

ベーシックインカムのデメリット2 労働環境の変化

先ほど、『ベーシックインカム』制度によって労働環境が是正される可能性がある、と言いましたが、実はその逆となってしまうおそれもあります。

近年で言えば、介護福祉士がそうですね。

過酷な労働条件でありながら低賃金なため、就労人口は急減…。

その結果、特定の分野の担い手がいなくなってしまい、崩壊を起こしてしまうこととなります。

また、企業がすぐにリストラが行ったり、『ベーシックインカム』制度の分だけ給与を差し引いてしまうことも考えられますね。

『ベーシックインカム』制度が労働環境に及ぼす影響は、一長一短であることが伺えるポイントです。

ベーシックインカムのデメリット3 福祉水準の低下

『ベーシックインカム』制度は、先ほども紹介したように、導入する代わりに、一切の社会保障制度を打ち切るものです。

その結果、必要に応じた扶助を追加することもできなくなってしまいます

健康状態などに応じた柔軟な対応は『ベーシックインカム』では困難です。

そのため

良くも悪くも平等

ということになってしまうわけです。

逆に言えば、

『失業者に対する社会保障を全て打ち切り、『ベーシックインカム』を失業者向けのみの制度にする…。』

といった工夫も可能と言えば可能です。

 

以上が、『ベーシックインカム』の主なデメリットとなります。

このほかにも、

  • 労働意欲の低下
  • 反社会的勢力の資金源となってしまう

などのデメリットもあり、『ベーシックインカム』制度には、多くの議論を交わす必要のある問題となっているようです。

 

ベーシックインカムを導入している国はある?

世界

ここまで、メリット・デメリットを解説してきた『ベーシックインカム』制度。

現在までに『ベーシックインカム』を導入している国は、世界に存在するのでしょうか?

 

実は、『ベーシックインカム』を導入している国は、

フィンランドのみ

しかも、フィンランドの場合は試験導入段階。

まだ本格的に『ベーシックインカム』の制度が始まったわけではないので、実質的には『ベーシックインカム』を施行している国はゼロと見てもいいかもしれません。

 

それにしても、2015年にフィンランドが『ベーシックインカム』制度導入を検討というデマが流れたのですが、その後、現実のものとなったのですね。

このフィンランドでの『ベーシックインカム』試験導入は、無作為に選出された2000人の失業者が対象。

その2000人に対し、

月に560ユーロ(日本円で約6万9000円)

が支払われる内容になっています。

ちなみに、『ベーシックインカム』を支給される人が支給開始後に職を見つけたとしても、支給はおこなわれ続けるとのことです。

また、『ベーシックインカム』による支給は課税対象にもならないとのこと。

この制度を2年間実施し、データを集計することで、今後どうするかを決めていくみたいですね。

もともと、ヨーロッパの社会保障制度は、かなり高コストかつ複雑になっていて、

社会保障を受けている失業者が、就職することで保障を受けられなくなってしまう不安から、定収入・短期の仕事をしたがらない

という社会問題が起きてしまっていました。

つまり、この『ベーシックインカム』によって最低限の保障を受けているため、

定収入・短期の仕事もしやすくなり、気軽に次の仕事へ転職意欲も高まる

という効果を狙っているわけです。

 

一方で、行政側としては、『ベーシックインカム』のおかげで、

これまで複雑かつ高コストだった社会保障制度を簡略化、結果的にコスト削減につながる

という利点が得られるのです。

また、より効率のいい所得配分をすることもできますよね。

例えるならば、低所得者の全員が食べ物に困っているわけではありませんよね?

それなのに、低所得者への救済としてフードスタンプを配ったとしても、それは全ての低所得者を救っていることにはならないわけです。

しかし、『ベーシックインカム』であれば、その低所得者が生活するうえで足りない部分を確実にカバーできることに繋がるのです。

このように、社会保障制度全てを一新して『ベーシックインカム』にしてしまうのではなく、

ある分野の社会保障を簡略化するために『ベーシックインカム』を導入する…

こういった使い方も可能なため、『ベーシックインカム』が世界で注目を浴びている制度なわけです。

 

まとめ

最低限の生活を保障するお金を配る代わりに、一切の社会保障制度を撤廃する『ベーシックインカム』制度。

『ベーシックインカム』の制度自体は単純なものですが、メリット、デメリットともに多く、多くの議論を交わさなければならないものです。

現在、試験導入がおこなわれているフィンランドのように、ある一部分の社会保障制度を一新し、『ベーシックインカム』に変更するのも良い方法かもしれませんね。

みなさんは、『ベーシックインカム』に賛成ですか?それとも反対でしょうか?

これを機に、『ベーシックインカム』について、考えてみてくださいね。

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