
日本ハムが、大谷翔平選手の
2017年オフ以降のメジャーリーグ移籍を容認
したことで、いよいよ大谷翔平選手の夢が近づいてきました。
しかし、メジャーリーグ移籍が目前に迫った大谷翔平選手の前に、
- メジャーリーグからの評価が下落
- 新労使協定によって契約金が格安になる
という、2つの難題がそびえ立つこととなってしまいました。
では、なぜ、大谷翔平選手の評価が下落しているのか?
また、大谷翔平選手の契約金は、いったいいくらになっていくのか?
当記事では、大谷翔平選手のメジャーリーグ移籍について、現在の大谷翔平選手の評価や、移籍金の予想などをしていこうと思います!
[adsense]
大谷翔平のメジャーリーグ移籍とスカウトの評価
日本ハムは、大谷翔平選手のメジャーリーグ移籍について、
「2018年以降の移籍を認める」
と明言し、いよいよ大谷翔平選手のメジャーリーグ移籍が現実味を帯びてきました。
大谷翔平選手といえば、その最大の特徴は160キロを超える快速球です。
そして、もう一つの特徴として、打者としてもプロで通用する実力を持っているという魅力もありますね。
つまり、二刀流なのです。
2016年には、
2桁勝利2桁本塁打
という、『野球の神様』ベーブ・ルースさん以来の大記録を打ち立てました。
そのため、メジャーリーグ球団からも絶賛されており、二刀流としてのメジャーリーグ移籍も期待されていました。
しかし、ここにきて、大谷翔平選手の評価が急落したという話が…。
その原因となったのが、大谷翔平選手の第4回WBCの出場辞退です。
この原因となった怪我に対し、日本ハムが、大谷翔平選手の手術の可能性も示唆したことで、メジャーリーグ球団が慎重な姿勢を見せ始めたらしいのです。
それもそのはず。
メディカルチェックの厳しいメジャーリーグでは、少しの怪我でも、長引くようであれば、大きく査定に影響します。
実際、岩隈久志投手は怪我が影響して契約が白紙になりましたし、前田健太投手も怪我の不安があるということで、格安契約に至っていますからね。
あくまでも、メジャーリーグは、大谷翔平選手に対し、
「最強の投手」
として、投手・大谷翔平だけを見ているのです。
そもそも、メジャーリーグは試合数が多いため、先発投手は中4日100球というペースで登板します。
それゆえに、日本ハムでの起用法のような、
投げた翌日と投げる前日は休んで、それ以外は野手として出場というのは困難
だと予測されます。
二刀流が怪我をしやすいデメリットとしか見られていないおそれもあるのです。
ただ打てる投手というだけであれば、メジャーリーグにはゴロゴロいますからね。
仮に、2017年のシーズンで、大谷翔平選手が再び怪我をするというようなことがあれば、さらに評価は下落し、
「大谷の獲得は控えるべきだ」
と、大谷翔平選手の争奪戦から降りるメジャーリーグ球団も現れることとなるでしょう。
2017年のシーズンに、大谷翔平選手の復帰が間に合うかもわからないため、今後、さらに大谷翔平選手の評価が下落していく…
そんなおそれもあります。
ただ、この後ご紹介する新労使協定によって、大谷翔平選手との格安契約が可能になったので、メジャーリーグ球団としては、争奪戦に参加しやすいメリットも増えました。
そのため、逆に、今回の大谷翔平選手の怪我が、二刀流が祟った怪我なのであれば、
「投手一本なら負担も減る、そして格安だし狙いに行こう」
という考えが広まり、メジャーリーグ30球団の争奪戦ということも、なくはないかもしれませんね。
大谷翔平のメジャーリーグへの移籍金はいくら?
それでは、仮に大谷翔平選手のメジャーリーグ移籍が実現した場合、その移籍金はどのくらいになるのでしょうか?
よく移籍金額の比較対象として例に挙げられるのが、2013年に移籍した元楽天・田中将大投手。
彼は、
7年で1億7550万ドル(その当時のレートで約160億円)
という移籍金額です。
田中将大投手で、あの移籍金額だったので、大谷翔平選手の移籍金は、それを
『確実に超えるだろう』
という声が、圧倒的に多いようですね。
一部では、2億ドル、または3億ドルの移籍金という声もあがっているほど。
こちらの移籍金を日本円にしてみると、240億円から360億円です。
そのため、日本人選手の移籍金最高額を手にするのではないかと、ずっと言われてきていた大谷翔平選手です。
しかし、ここで残念なお知らせがあります。
夢のような金額が予想されていた大谷翔平選手のメジャーリーグ移籍金額ですが、おそらくは、
600万ドル(約6億5000万円)
になってしまうでしょう。
というのも、2016年11月に、MLBと選手会は、5年間の新労使協定を結びました。
これにより、米国外の国際選手と契約する際の契約金の上限規則の適用年齢が、
25歳に引き上げ
となったのです。
当然、大谷翔平選手は、米国外選手に適用されます。
25歳未満でメジャーリーグ移籍を考えようとすると、
マイナー契約
を結ばなければならなくなってしまいます。
つまり、
- 契約金は最大600万ドル
- 6年間はFA権を得られない
ということなのです。
つまり、2億~3億ドルという巨額契約を結ぶには、2019年以降のメジャーリーグ移籍でなければなりません。
しかし、この新労使協定よって、大谷翔平選手のメジャーリーグ移籍の意思が揺らぐとは、考えにくいです。
筆者としては、いくら年俸が下がるとは言っても、大谷翔平選手にとってメジャーリーグは夢だったわけです。
『それをためらう理由がどこにあるのだろうか?』
と思うのです。
おそらくですが、大谷翔平選手にとって、メジャーリーグへ行くというのは、
お金より夢を追う
という想いのほうが強いと予想します。
まぁそもそも、大谷翔平選手自身が、
「個人的にはそういったルールが僕の米国行きを止めることはない。むしろ後に続く後輩たちが心配」
と語っています。
このコメントが、大谷翔平選手の2017年オフ、つまり2018年のメジャーリーグ移籍を物語っている…
そう言っても、過言ではないでしょう。
まとめ
日本ハムが、2017年オフ以降、つまり2018年のメジャーリーグ移籍を容認したことで、大谷翔平選手のメジャーリーグ移籍が現実味を帯びてきました。
しかし、残念なことに、22歳の大谷翔平選手(2017年終了時には23歳)が、2017年オフにメジャーリーグ移籍をしようとすると、新労使協定の影響で、
契約金は最大600万ドル(約6億5000万円)でマイナー契約
となってしまうのです。
この格安契約の上に、さらには6年経たなければFA権を得られません。
とはいえ、大谷翔平選手にとって、メジャーリーグ移籍は夢の1つです。
いくら年俸が安くなったとしても、メジャー移籍はおそらくするでしょう。
そのためには、まずは2017年のシーズンを良い成績で終えることが大切ですね!