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火村英生の推理(ドラマ)の最終回結末ネタバレと続編の可能性を考察

更新日:

ミステリーファンなら、その名を知らないのはモグリとも言って良いほどの、作家:有栖川有栖先生の代表シリーズ『アリスシリーズ』。

その一つとして、2015年冬ドラマで放送された『臨床犯罪学者 火村英生の推理』。

どこか煮え切らない不透明な結末をしているため、『火村英生の推理』続編を望むファンの声も非常に多いですよね。

この『火村英生の推理』最終回では9話と異なり、冷静沈着の火村英生の感情の揺れ動きも描かれ、一人暴走してしまう珍しい姿も観られます。

そこで、本記事では、ドラマ『火村英生の推理』最終回のストーリーと、結末のネタバレから視聴率、続編の可能性まで、気になる話を振り返り紹介していきます!

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『火村英生の推理』ドラマ最終回ストーリーネタバレ!

火村英生の推理

火村英生の推理

江戸川乱歩・松本清張・山村美紗など、ミステリーの巨匠として言われる推理作家は、世の中にたくさんいます。

その中で、あまり目立った存在ではありませんが、ミステリー作家として、コアなファンに絶大なる人気がある作家・有栖川有栖先生。

そんな有栖川有栖先生が書いたシリーズとして有名なのが『作家アリスシリーズ』。

このシリーズは、学生時代の有栖川有栖が登場する

『学生アリスシリーズ』

と区別するため、

『火村英生シリーズ』

と呼称され、数々の物語が描かれてきました。

そして、2015年冬ドラマとして放送されたのが、この火村英生シリーズを原作として手がけた

ドラマ臨床犯罪学者 火村英生の推理』

でした。

正直、この原作がドラマになるとは、夢にも思わず、このドラマ放送の一時は、まさに夢のような時間だったように思います。

きっと、有栖川有栖先生のコアなファンは、筆者と同じように目を輝かせながら、ドラマ『火村英生の推理』を観ていたのではないでしょうか。

もちろん、事件一つ一つを淡々と、冷静に推理していく姿には、ドラマというよりか機械的なものを感じ、つまらないと感じられたかもしれません。

そこを補うのが、ワトソン的立場で、火村英生と事件に立ち向かう有栖川有栖。

この有栖川有栖は、役柄的に有栖川有栖先生をモチーフにしていると思われがちです。

しかし実際にキャラが被っているように見えているだけで、

全くの別人

とのこと…。

それでも有栖ファンは、どこか有栖川有栖先生とイメージを重ねてしまいます。

彼が感情をぶつけていく姿に、どこかドラマを感じることができて安心してしまう自分がいる…。

それはドラマ『火村英生の推理』最終回でも変わることなく、

火村英生の一番の理解者

だと、改めて気付かされたような気がしますね。

少し前置きが長くなってしまいました。

では『火村英生の推理』最終回が、どんなストーリーだったのか、さっそく紹介していきます。

 

相棒・有栖川有栖

をシャングリラ十字軍の拉致から救出し、彼の目の前で引き起こされた事件も無事に解決。

ホッと安堵の一息をついた翌日。

二人が外出中にある少女から一通の手紙が渡されます。

その手紙には、

「ターゲットは火村英生に一番近い女」

と記され、火村英生と接点を持つ

三人の女性の写真(顔を赤く塗りつぶされた)

が添付されていました。

その女性は、

  • 火村の教え子である貴島朱美
  • 火村の下宿先の大家である篠宮時絵
  • 京都府警の刑事・小野希(愛称:小町)

の三人…。

この手紙を受け取った有栖と火村英生は、

諸星鬼塚

が送りつけてきた手紙だと推察します。

さらに火村英生は、すぐそばに諸星たちがいると考え、後を追いかけるが見失ってしまいます。

そんな中、有栖は、京都府警・鍋島刑事に報告し、朱美・時絵・小野刑事の3名の身柄を確保し、安全を守ろうとしました。

ターゲットとされる人物を、無事に京都府警が確保する中、火村英生は推理を巡らしながら、京都府警から離れ、一人で諸星を追いかけます。

火村英生は、有栖を拉致から救出した後、有栖に対して危険な目に会わせてしまったことに強く責任を感じ、謝罪した時のことを思い出します。

そして、

『二度と周囲の人物を危険な目にあわさない』

と心に誓うのです。

それも、有栖がシャーロック・ホームズとワトソンの関係を例に用いて、危険覚悟で相棒を組んでいるのだと告白し、さらに、

「お前が暴走しないように見張っている」

と言われていたにも関わらず、火村英生は、その静止を振り払い一人で動き始めるのです。

 

急に火村英生が京都府警から姿を消したことに、有栖は不安となり、一方で火村英生は、下宿先に戻り、待ち構えていた諸星と対面。

どうやらメッセージにあった

「ターゲットは火村英生に近い女」

とは、

諸星沙奈江

を指していたようですね。

さて、火村英生の下宿先にて、火村英生は、諸星から

デスゲーム

を持ちかけられます。

それは、3つのワインが入ったグラスの中に、一つだけトリカブトを混入し、それを避けられるかどうかを試すシンプルなゲーム。

具体的な詳しいルールは以下のとおり…。

1.3つのグラスから、毒が入っていないグラスを火村英生が選ぶ

2.諸星は残された2つのグラスの内、毒の入っていないグラスを飲み干す

3.残った2つのグラスの内、再度、毒の入っていないと思うグラスを火村英生が選ぶ

(最初に選んだグラスをそのまま選んでも良し、または選びなおして別のグラスを選んでも良い)

4.最終的に残った一つのグラスは諸星が手に取り、乾杯してどちらかが生き残る。

以上が、このゲームのルール。

いずれにしても、どちらかが命を落とすことに変わりないデスゲームなのです。

火村英生は、諸星から持ちかけられたこのデスゲームを受けて立つことになります。

ただし、諸星が一瞬だけ目を離した隙に、3つのグラスを混ぜあわせます。

これは、全てのグラスに命を落とすに至らない程度の薄い毒となるように混ぜたのです。

その結果、服毒して倒れ、救急車で運ばれてしまうものの、諸星を確保することに成功。

ふたりとも命に別状はなく、救出されるのです。

かなりリスキーな選択ですが、最悪、命を落とす可能性もあった中で、火村英生にとって、最善の手だったのでしょう。

ただ、最悪なことに、

警察組織にシャングリラ十字軍の内通者が潜り込んでいたのです。

その人物が、諸星の身柄を引き取ると言って、諸星が搬送される救急車に乗り合わせてしまいます。

この内通者とは、警視庁公安部の井出護。

井出は、とにかく諸星の身柄確保を最優先に動いていました。

それもそのはず、シャングリラ十字軍の内通者だったわけですから、人命なんてどうでも良いのです。

シャングリラ十字軍内通者・井出護(役:渡邉紘平)

シャングリラ十字軍内通者・井出護(役:渡邉紘平)

唯一、この井出の行動を不審に思っていたのが、鍋島刑事。

彼は、検事:難波洋が取り調べをしていた際に、警察内部に内通者がいることを聞いていたのです。

そのため、井出の行動を不審に思い、その救急車に救急救命士に変装して乗りあわせていました。

そして、井出が諸星を逃がそうとするところを、なんとか阻止しようとするわけです。

運悪く、井出の所持していた銃が諸星の手に渡り、銃撃を受けてしまったため、結局、後からつけていた鬼塚たちに救出された形で諸星は逃亡。

その際に用済みとなった井出は、諸星に命を奪われる最悪の事態が発生してしまいます。

後に、諸星から天満渓谷で待つとメールが送られてきた火村英生は、

「一人で決着を着けることを許してくれ。真の友よ」

と書き置きを残し、病院から消えてしまうのです。

そして、火村英生は、諸星と同行し天満渓谷の崖の上へ向かった後、

最後の決着

をつけるのでした。

 

以上が、ラストの部分を除いた『火村英生の推理』最終回のストーリーネタバレとなっています。

この『火村英生の推理』最終回は、事件を淡々と解決する火村英生の姿は一切ありません。

完全に

諸星vs火村英生

の対決が、ストーリーとして描かれています。

おそらく、ミステリーファン以外の人たちが、最もワクワクし望まれたストーリー展開と言えるでしょう。

有栖をもってしても、火村英生を止めることができなかったこの一連の事件は、どのような決着で幕と閉じたのか…。

その話は、後ほどお話しますが、実になんとも言えない幕切れで、どこか物悲しさも感じさせられました。

ミステリーは、たいていが

悲劇で幕を閉じる

ことがセオリーとして描かれています。

それは、ただ愉快犯として命を奪いたかった動機で事件が起こっていくわけではなく、たいていの事件の犯罪者側は、

やむにやまれず犯罪に走ってしまっている

からです。

例えば、『火村英生の推理』3話で志摩恵里香が、夫・志摩征夫の命を奪った時のように、自分のことを完全否定されたかのような、

「人生のロスだった。俺は、(お前との結婚したことは…)間違っていた」

のセリフは、恵里香を衝動的に犯罪に走らせた悲しいセリフとなりました。

しかも、そのことをマネージャーの城戸に盗聴されていたために、脅しまでされてしまう羽目に陥いるのです。

たった少しのボタンの掛け違いが、大きな悲劇を生むこととなってしまったのです。

もちろん人の命を奪うことは、どんな理由があっても悪いことであることに変わりありません。

しかし、そこに陥った理由(動機)には、絶望に追い詰められた

犯罪者達の心理

が動いた上で、最も選んではいけない最悪の選択肢を選んでしまう悲劇が生まれてしまっているのです。

もちろんあらゆる事件の全てがそのようなことではなく、単純に自分の私利私欲だけのために罪を犯してしまう人もいます。

そのような背景もあり、とくにミステリードラマにおいては、たいていが悲劇として幕を閉じてしまうのです。

このドラマ『火村英生の推理』の最終回も、悲劇で幕を閉じようとしていました。

ミステリーファンの一人としては、

『やはり王道で来たか』

と思う反面と、どこか寂しい心情が複雑に交じり合ったというべきでしょうか…。

なかなかこの手のドラマが、ハッピーエンドで終わることができない物悲しさを、改めて感じた次第です。

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『火村英生の推理』のドラマ結末と最終回の視聴率

火村英生の推理

火村英生の推理

さて、先ほどの最終回のネタバレと被ってしまうかもしれません。

今作の『火村英生の推理』最終回ラストの部分を軸に、ストーリーの結末についてお話していきましょう。

 

先程もお話したとおり、火村英生は、逃亡した諸星からのメールに従い、天満渓谷にやって来ました。

そして、あの崖の上で最終決着をつけようとします。

崖下を背に銃を渡してきた諸星に、

「さぁ早く私を撃て、それとも飛び降りるのを黙って見てるほうが良い?」

と尋ねられた火村英生。

諸星から銃口を向けられ(別に銃をもう一つ持っていた…)最大のピンチを迎えます。

そして、いずれにしても決着を付けなければならなくなった火村英生は、銃撃するのと同時に、諸星に向かって突進してしまうのです。

その後、有栖たちが現場に急行するも、残されたのは、

乾いた銃声2発と、火村英生が残した吸いかけのタバコだけ

で、二人の姿はどこにもありませんでした。

結局、そこで何が起こったのか、誰にも分からず、有栖の前から火村英生は消えてしまったのです。

その悲しみは時絵にも告げられ、悲劇として幕を閉じていきます。

その後、火村英生の下宿先に、火村英生らしき姿が現れますが、そこでストーリーが終わります。

最終回のストーリー結末としては、有栖の、

「小説は作家によってどんな奇跡も起きるけど、現実は小説と異なり、どんな悲劇をも受け入れなければならない」

という言葉通り、

火村英生の消失

は、その象徴だったのかもしれません。

ある意味、中途半端な結末という見方もできます。

少なくても諸星vs火村英生の決着以上に、悲しい結末だったと言えるでしょうね。

 

また、このエンディングはシャーロック・ホームズと宿敵モリアティ教授が対決する、『最後の事件』に酷似しています。

あるいは、コナン・ドイルへのオマージュなのでしょうか…。

『火村英生の推理』の最終回の視聴率

気になる視聴率は、

6.9%

と、かなり微妙な視聴率でした。

これは、やはり『火村英生の推理』最終回に向けて、ストーリー的に若干の盛り上がりに欠けたせいなのではないかと思います。

もし、『火村英生の推理』続編があるのであれば、もうちょっとスリリングな構成にまとめられると良いと思った次第です。

『火村英生の推理』ドラマ続編の可能性は?

火村英生の推理

火村英生の推理

後味の悪い結末のドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』ですが、鬼塚たちの消息も不明ですし、続編という形で、再び決着の模様が描かれていくのでしょうか?

そんな疑問も脳裏によぎる視聴者がいるかもしれないと、ふと、筆者は考えてしまいます。

そこで最後に、『火村英生の推理』の

続編の可能性

について、筆者独自の見解をお話していきたいと思います。

正直、本放送を見るまでは、このドラマ『火村英生の推理』は、バッドエンドの結末で終わるものと思っていました。

そのため、『火村英生の推理』

続編の可能性はゼロ

と考えていました。

やはり、『火村英生の推理』最終回の予告映像で見せた

「さらば、火村」

のメッセージが頭にあり、シャングリラ十字軍・諸星沙奈江との決着は、お互いの命をもって、決着するものと考えていたのです。

それだけに、『火村英生の推理』の続編の可能性は、全く感じられなかったのです。

いくら『火村英生の推理』の原作にストックがあるとしても、火村英生自身の命が絶たれていたとしたら、続編のやりようがありません。

しかし、それでも『火村英生の推理』本放送のラストを見て、

「もしかしたら、続編あるかも…」

と思うように、筆者の考えはスライドしていきます。

その根拠は、『火村英生の推理』最終回の最後のシーンで、

火村英生らしき人物が、火村英生の下宿先を再び訪れている

シーンが描かれたからです。

もちろん、この人物の顔が明らかに映し出されたわけではありません。

あくまで火村英生が普段身に着けている衣装の切れ端が映ったような気がしただけで、それが全く別の人物という可能性も十分あります。

しかし、時絵がこの人物を観た瞬間に、湯のみ茶碗を落とし、それを拾った有栖も、この人物の姿を見て、

どこか笑顔が戻っているような表情をしていました

ので、おそらくそれは

『火村英生だったのではないか?』

と感じました。

火村英生らしき人物の登場に驚く時絵と有栖

火村英生らしき人物の登場に驚く時絵と有栖

さらに、このドラマ『火村英生の推理』は、ここで終わりではありません。

動画配信サイトHuluにて、アナザー・ストーリーの発表がありました。

火村英生と有栖が出会い、火村英生が『探偵』役として事件を解決していくエピソードなどが、ドラマとして放送されたのです。

既に火村英生と有栖の馴れ初めのストーリーについては、Huluにて動画配信されているそうです。

有料ではありますが、『火村英生の推理』をこよなく愛するファンなら、きっと視聴されるのではないかと思います。

このような『火村英生の推理』のアナザー・ストーリーが展開されるということは、それなりに

視聴者から支持を受けた

という証だと思います。

それに、有栖川有栖先生の火村英生シリーズは、まだまだストーリーとしてストックがたくさんあります。

ドラマ『火村英生の推理』で描かれた

シャングリラ十字軍との完全決着

は、まだ済んでいません。

今すぐということではありませんが、数年後に『火村英生の推理』続編が放送されるなんてことがあっても全然おかしくない話ですよね。

まだ何一つ情報は明らかにされていないので、映画という形で『火村英生の推理』続編が公開されていく可能性もあります。

ドラマと言う形なのか、その詳細は全く分かりません。

しかしあくまで可能性としては、『火村英生の推理』の続編は、十分ありえるのではないかと思う次第です。

ぜひ、珠玉のミステリーがまた放送されていくことを期待したいものですね。

追記:2017年8月25日

2016年1月期に放送された、日テレ系ミステリードラマ『火村英生の推理』。

ミステリーというだけあって、入り組んだストーリー性など、はっきりしていない部分も多く、そのため視聴率が伸び悩んでいたようです。

そのため、続編はあるかもと思いながらも、どこかこのまま幕引きとなってしまう不安もありました。

どっち付かずの状況で、その動向を見守っていたところ、公式ツイッターで主演を務める斎藤工さんが、ある気になるコメントを投稿しました。

そのコメントとは、実は『火村英生の推理』の続編を希望するファンレターが続出し、そのことを公表したのです。

『火村英生の推理』の視聴率が伸び悩んでいた割には、熱烈なファンがこんなに多いと改めて知り、ますます続編放送の期待と希望に胸が膨らんできています。

斎藤工さんは、

「大切な仲間達と作り上げた大切な作品なので、いつか続編放送の日が訪れることを期待しています」

というコメントを発しています。

もちろん、斎藤工さんは一人の俳優に過ぎず、制作の権限を握っているわけではありません。

あくまでそのようなオファーがあれば喜んで出演してくれるといったところでしょう。

ただミステリーファンの一人としては、是が非でも『火村英生の推理』続編の放送を期待したいところです。

今後も『火村英生の推理』続編への動向を見守りながら、前回フェードアウトしてしまった

『シャングリラ十字軍との完全決着』

を楽しみに、続編を待ちたいと思う次第です。

 

まとめ

ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』は既に放送終了しています。

結局、火村・諸星の二人が消えてしまい、悲劇的な結末をしたことで、どこか消化不良は否めませんでしたね。

一方、続編の声が主演を務める斎藤工さんに、たくさんのファンレターとして届き、斎藤工さんも続編を望んでいることも分かりました。

ミステリーファンとしては非常に嬉しいニュースです。

まぁ、『火村英生の推理』続編制作の決定権は制作サイドにあり、こればっかりはただ期待するしかありません。

放送終了直後にアナザー・ストーリーが放送されましたし、これからも期待はできると思います。

ぜひ近い将来、『火村英生の推理』続編が放送され、シャングリラ十字軍との完全決着を見せてほしいですね。

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