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フランクミュラーとフランク三浦の違いを画像で比較!裁判結果は?

投稿日

超高級時計ブランドの『フランクミュラー』。

一方で時計として機能しつつも性能としては、とても低く、ギャグのためだけに発売された時計ブランド『フランク三浦』。

全く異なる二つの時計ブランドですが、名前の響きが似ているとして、フランクミュラー側が商標取り消し申請を出し、最終的に、裁判まで発展したとか・・・

その結果は、なぜかフランク三浦側の勝訴という形で、商標取り消しが認められないという判決で収まったそうです。

しかし、そもそも『フランクミュラー』と『フランク三浦』、この両者の違いはどこにあるのか…

まずフランク三浦が何者なのか知らない人も多いと思いますので、本記事で画像を用いて両者を比較したいと思います!

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フランクミュラーが激怒したフランク三浦とは?

フランク三浦の時計

フランク三浦の時計

先日、たまたまテレビのニュースを観ていて、思わず目が点になるような意味不明のニュースに遭遇…

フランクミュラーが、フランク三浦というパロディブランドに対して商標取り消しを求め、特許庁に商標登録取り消し申請し、一度は受理されるも、不服を示したフランク三浦側が裁判を起こし、商標権を取り戻した(勝訴した)とニュースに流れてきたのです。

そもそも、フランク三浦なんて、ふざけた時計ブランドを聞いたこともない筆者に取って、

『は?』

としか感想が出てこないほど、何がなんだかさっぱり意味が分かりませんでした。

そもそも天下のフランクミュラーが、何故そこまで目くじらを立てて怒ったのかすら意味不明。

しかし、事の次第を調べていくと、フランクミュラーの怒りが痛いほど分かってきました。

裁判では、自分たちが築き上げてきたブランドの、『ネームバリュー』にただ乗りして儲けているとして、商標取り消しを訴えたわけで、その訴えに対しては、完全なるパロディで、消費者も誤解して購入することは無いからという理由で却下。

確かのその通りで、パロディすべてがNGと言われたら、ものまねタレントコロッケさんのものまねですらNGとなってしまいますよね。

デザイン的にはフランクミュラーに似ている部分も多く、ブランド名を分かりやすくフランク三浦と刻んでいるからこそパロディですよと消費者も理解する…

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ロゴマークが全く違う本家フランクミュラー(左)と、パロディー時計フランク三浦(右)

ここまでは、まだそこまで問題視する程でもなかったわけですが、問題はここから先の部分です。

これはフランク三浦の時計の保証書にも記載していることですが、その内容がとにかくギャグとしてもひどすぎます。

以下がその主な内容。

・外装について、全て手作りであるため外装に傷・文字盤に誇り、異物、指紋まれに縮れ毛が混入していても許容範囲内。
・裏ブタやベルトの傷は当たり前で苦情返品・返金には一切答える気はない。
・防水については、フランク三浦は一切非防水で、ダイビング水泳に使用したら確実に壊れます。
・磁気に極端に弱く、パソコンやモーター、ドライヤー携帯電話などの磁気を発生するものの近くに置いたらすぐに壊れます。
・磁気による故障トラブルは保証対象外。
・2センチ以上の高さから落とした場合や、ほんの少し壁やドアに接触した場合でも壊れるかもしれず、衝撃による耐久性は皆無に等しい
・電池もすべてモニター電池であるため、購入後すぐに電池が切れてしまう場合があり、個人で時計屋さんに所持し電池を交換してもらわなければならない。
・ウレタンベルトに調整用の穴は開いておらず、自分で開けなければならない。
・仕様による皮膚のかぶれが起こっても責任は持てない。
・時刻が知りたければ、スマホや駅の時計を見たほうが良い

以上が、このフランク三浦の保証書に書いている内容でした。

つまりギャグのためだけお時計であり、時計としての機能・性能お飾りでしか無いという代物なのです。

世の中に出回っているバッタ物(偽物)ですら、それなりに時計として機能します。

このフランク三浦は、一応時計として機能するものの、いつ壊れても一切関知しない、というまがい物であることをこの内容からよくわかると思います。

確かに世の中には、非防水性の時計なんて、たくさんありますので、多少大目に見られる部分はあるでしょう。

しかし、衝撃耐性が全く無く、その上、電池もすぐに切れ、調整ベルトの穴も購入者があけないといけないだけに留まらず、最悪、スマホや駅の時計で時刻を確認した方が良いなんて、そんなことを堂々と言うこと自体、時計そのものを侮辱していることになると筆者は考えています。

おそらくフランクミュラーもそういった、悪ふざけを通り越した時計そのものに対する侮辱行為に怒り心頭し、商標登録抹消を申請したのでしょう。

つまり、フランク三浦のブランド時計とは、時計の形を模した、ただのギャグ用のおもちゃでしかないのです。

腕時計に情熱を掛けた職人や、腕時計をこよなく愛するユーザー達のプライドと、こだわりを徹底的に侮辱したブランド時計(ハリボテ)と言っていいでしょう。

ただ、一方では、パロディとして、一度は笑いのネタになるという側面を持っていることも事実です。

周囲からのウケ狙いとして身に付ける方が、芸能界でも度々現れ、何かと注目されているというのが、フランク三浦の率直のところのようですよ。

まぁ、フランク三浦の価格も数千円程度ですから、小さな子供がおままごととして、おもちゃのお金を持ち歩くのと同じように、パーティーグッズの一つとして捉えれば、問題ないのかもしれません。

ただ、一応ブランド時計として販売されていますし、非常にタチが悪い…

もし、こんなことが許されるのであれば、中国で何かと見かけるパクリ商品・商標(例えばヨンテンドー(任天堂のパクリ)、偽ガンダムなど…)すべてがパロディとして認められることになるのでは?と思います。

確かキン消しのようなおもちゃで、ミッキーマウスを模したようなものが中国で発売され、それを、ディズニーがNGとしたという話もあったみたいですが、もしパロディーで通るなら、これもセーフということになるでしょう。

フランク三浦がパロディだからといって、それが許されるのは、あくまでフランクミュラーが許してくれている範囲内であることが大前提であり、それを超えて悪ふざけがすぎれば、当然フランクミュラーからNGとなるのは当たり前です。

元々このフランク三浦を製作販売しているのが、大阪の人で、

『これくらいギャグで流せよ!!』

と考えているみたいですが、ギャグならなんでも許されるという考えは大間違いなのではないでしょうか。

それだけ一部の人から反感を持たれ、フランクミュラー、時計を侮辱した商品、時計ブランドが、フランク三浦にあたるのではないでしょうか。

 

フランクミュラーとフランク三浦の違い

フランクミュラーとフランク三浦

フランクミュラーとフランク三浦

さて、ここまでフランク三浦のことが分かってくると、フランクミュラーと比較すること自体、正直、失礼な話かもしれないと思えてきています。

ただ、フランク三浦の保証書に書いていることは、ただのギャグで、本当は時計としてそれなりに機能しているのかもしれませんし、もう少し画像を用いながら、誰もが分かるようにフランクミュラーと比較していきたいと思います。

まず、価格帯ですが、フランクミュラーは、価格比較ウェブサイト『価格.com』調べによると、最安の『トノウ カーベックス 1752QZ [SS ピンクレザーベルト シルバー]』で33万7,600円、最高額の『ダブルミステリー DM42 NR D 2R CD』で595万円と超高額

一方、フランク三浦は安くて3000円弱、高くても7000円はしない格安さが売りです。

次に時計の性能については、段違いで異なります。

フランクミュラーは、今や腕時計では当たり前のように大方の時計に付いている永久カレンダー機能を開発した人物ですし、特に『エテルニタス5』というこのブランドの腕時計には999年間の時を刻む、永久カレンダー機能が搭載されています。

その他、クロノグラフ機能を盛り込みながらも、表示そのものが複雑化し過ぎないような配慮・機能性をもたせています。

そして、機能性だけでなく、文字盤に刻まれた、時刻を表す数字の表示が大きく描かれ独創性なデザインを見せたり、腕時計が夜に登場し始めた頃の主流だったラウンド型(丸型)や正方形型ケースと異なるトノーケース(樽型)を世に広めた魅力もあります。

独創的な文字盤と、トノーケースの美しいデザイン性を魅せてくれるフランクミュラー

独創的な文字盤と、トノーケースの美しいデザイン性を魅せてくれるフランクミュラー

上の画像にありますように、トノーケース自体、フランクミュラーが生み出したわけではなく、昔からあった一つの形状であったようですが、腕の細い女性でも腕時計を身につけおしゃれに装飾できるようにトノーケースを組み込み優雅な曲線美を演出したのがフランクミュラー。

そんな遊び心も満載された多機能時計という魅力が、『フランクミュラー』というブランドには散りばめられています。

一方、フランク三浦は、オリジナルと主張していると言ってもトノーケースもフランク・ミュラーをオマージュしたデザイン性の作品であることに違いはなく、独自でなにかを盛り込んだということは一切ありません。

それは、ギャグ商品だからこそ時計の機能としては最低限、デザイン性も、パッと見はフランクミュラーそのものと言った印象を与えているわけです。

ちなみに、デザイン的な違いについては、先ほど見せた両者の比較画像を観ていただければ一発で分かるように、ロゴマークはフランク三浦はカタカナと感じで表記されています。

フランク三浦のロゴがはっきり表示されていますし、パロディということは明らかに分かりますし、これで騙される人はまずいないと思います。

フランク三浦の時計の機能については、最低限で、悪く言えば、いつ壊れても良い粗悪品。

さらに、時計の裏側の刻印を見てもその違いは明らか…

フランクミュラー(左)、フランク三浦(右)の、時計裏側の刻印

フランクミュラー(左)、フランク三浦(右)の、時計裏側の刻印

この画像でも、いかにもフランク三浦は、チープ感満載ですよね。

なお、このフランク三浦の刻印は、すべて共通しているわけではなく、一つのギャグとして、時折『寿』と漢字1字が刻まれているなんてこともあるらしく、ブランドを象徴するというよりギャグに走っています。

確かに、フランクミュラーも、ロレックスのような耐久性重視と言うより、永久カレンダーやクロノグラフなどの機能性(ロレックスもフランクミュラーの技術を盛り込み永久カレンダーを採用したという話もあります)・デザイン性重視のため、壊れやすいという話も…

しかし、壊れることを前提で作っているわけではありませんし、中身は全くの別物です。

一つはオマージュしてギャグの一つとして作ったブランド『フランク三浦』で、一つは本家本元『フランクミュラー』。

天と地ほど差があるのは事実と言っていいでしょうね。

そんな明確な違いが両者に存在し、フランクミュラーは、ブランドとしてのプライドを傷つけられたと憤慨しているのだと思いますよ。

 

フランク三浦が商標権を取り戻した背景・今後は?

法廷

フランク三浦が今回の裁判で商標権を取り返したわけですが、一度は、フランクミュラー側の主張を認め、特許庁が、フランク三浦の商標権登録無効の申請を受理したはずなのに…

どうやって再び裁判を起こし、フランク三浦側が裁判に勝訴し、商標権を取り戻したのでしょうか?

結果としては冒頭でもお話したとおり、パロディであることが認められ、商標取り消しそのものが認められなかったという判決がくだされたわけですが、何故パロディなら許されると判決されたのか…

そこが何よりも気になるポイントだと思います。

そこで、筆者もその背景が気になり、いろいろ調べてみた結果、何故このような結果になったのか改めてよく分かりました。

では、もう少し今回の一件を掘り下げて解説していきましょう。

そもそも、事の発端は、フランクミュラー側が、フランク三浦の商標権が類似(ネームバリューが似ている)しているために無効としてほしいと特許庁に申請したことにありました。

確かにフランクミュラーとフランク三浦は名前の響きだけ見ると酷似していますよね。

しかし、フランクミュラーは超高級時計ブランド、一方、フランク三浦はただのチープ時計ブランド(厳しく言えば時計ブランドとしてもふさわしくない…)で、ある意味、ギャグ商品というか、おもちゃ的存在。

時計の価値としては雲泥の差があり、そのことは両者も理解している話。

問題は、

『酷似しているから商標権を取り下げてくれ』

という、フランクミュラー側に対して、完全なるパロディとして成立した時計ブランドでオリジナルなのだから、その言い分は受け入れられないとフランク三浦側が主張し、対立したことが問題でした。

要は、商標権の取り消しだけしか争わなかったことが大問題だったのです。

フランクミュラーが主張しているのは、あくまで商標権の取り消し(しかも、ネームバリューが酷似しているから取り下げてほしいというもの)のみです。

それも特許庁へ、商標権取り消し申請を出して受理されただけの話です。

裁判は、フランク三浦側が起こしたもので、商標権を取り返したいといったものでした。

そのため争点は商標権を認めて良い悪いかだけの審理となったわけです。

そのために、裁判所は、フランクミュラーの主張を全面的に退け、フランク三浦勝訴となってしまったのです。

もし、これが、名誉毀損や著作権侵害で訴えたのなら話も変わってくるでしょう。

そもそも、フランク三浦が完全にパロディで作っているこも、外見上、一瞬フランクミュラーに似ているフォルム・デザインの時計として作り販売したことも、本人たちが認める事実です。

そのことが、フランクミュラーを傷つけたとなると、話は変わります。

たとえ、フランク三浦が、フランクミュラーをオマージュしてギャグとして作ったとしても、時計がすぐに動かなくなったり故障したりしてしまい、そのことでデザイン腕時計に対する信頼を傷つけ、結果、フランクミュラーの売上などにも支障を来してしまったら完全なる名誉毀損に当たるでしょう。

分かりやすく、コロッケさんのモノマネをもう一度例に上げて説明してみましょう。

例えば、コロッケさんが、極端なデフォルメをして岩崎宏美さんや、五木ひろしさんのモノマネをしたとします。

その場の空気としては面白いと評判を受け、知名度アップに貢献したと思えますが、その裏では、彼女たちのコンサートで、対象となる楽曲を歌うたびに笑われてしまい、二度と歌えなくなるという、最悪の事態も起こってしまうかもしれません。

事実、岩崎宏美さんのシンデレラ・ハネムーンは、そのような事態に陥り、彼女はこのモノマネが披露されて以降、この曲をデビュー40周年の時まで封印されていたそうです。

もし、ここで岩崎さんがコロッケさんを名誉毀損や著作権侵害で訴えたら、間違いなくコロッケさんに勝ち目は無いでしょう。

このように、パロディやデフォルメの類は、オマージュ・リスペクトという言葉が指し示す通り、敬意が払われていること、そして、相手が許諾していることが大前提でなければいけません。

たとえ、ギャグだとしても、オリジナルに対して不快を与えたり、今後の活動に支障を来たす(フランクミュラーの場合、時計ブランドの信用を失墜させ売上に影響が出たなど…)場合は、オマージュ・リスペクトには当てはまりません。

確かにその境界線は難しいですが、少なくとも時計にこだわりを持つ人や、こよなく愛するユーザーの多くは、フランク三浦に対して強い憤りを持っているみたいです。

そして、芸能人や営業職にいるような話題性を求める人達が、フランク三浦をこよなく愛し所持していますが、あくまで、一つのネタとして愛用しているにすぎないのです。

『何か出来の悪い子供ほど愛してしまう』

という、人間心理もそこに働いて愛着を持っているのだと思いますが、時計としてフランク三浦に高い要求は一切していませんし、時計として発売しているのに、時計として期待されていないのは、大きな欠点でもあります。

その部分を巧みに異議主張し、名誉毀損・著作権侵害として訴えることが出来れば、フランクミュラー側にも勝訴の可能性はあると筆者は考えています。

ただ、現時点でとくにフランクミュラー側から訴えが無いために、パロディ商品としてまかり通ってしまう…

良くも悪くもそれが現状なのでしょうね。

世の中にはオマージュした作品、パクリ作品など、類似した作品は無数に存在し、その上で、オリジナルを抱える側の許容の中で、これらの作品は存在しています。

そのことを忘れずに、オマージュ・リスペクトする側は、相手に不快を与えないような作品として発表するようにしてほしいものですね。

 

まとめ

根本的に超高級時計ブランドのフランクミュラーと、パロディとして世に輩出された時計ブランドのフランク三浦とでは、名前の響きこそ似ていますが、全くの別物で、機能性を見ても明らかに雲泥の差があると改めて分かりました。

とはいえ、パッと見似ているデザイン性や、名前の響きの酷似は誰もが認めるものです。

いくら両者の違いがはっきり分かるとしても、名誉が傷つけられたと訴えることが出来れば、フランクミュラーが有利にことを運ぶこともできるでしょう。

もしかしたら、フランク三浦に対して、完全に商標を取り消せることもできるかもしれませんし、それは、今後の動向次第だと思いますので、この先も両者の動きに注目していきたいものです。

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