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火星最接近2016!地球との距離や望遠鏡で観測する方角とは?

更新日

近年、移住計画も話題として上がっているほど、今注目されている惑星が、火星です。

先日のNASAの発表では、火星の氷河の下に眠っている火山に、噴火した痕跡があったということも判明しており、ますます火星について、調査が行われていくことでしょう。

そんな火星なのですが、2016年5月末に、我々の住む地球と最接近するそうです。

接近自体は中接近ほどらしいのですが、天体望遠鏡で見ると、火星の模様も見られると言われています。

そこで、当記事では、火星接近の天体望遠鏡での観測ポイント、また、火星と地球の距離などを調べてみました。

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地球と火星の距離はどのくらい?

火星

地球と火星が接近する…

そう聞くと、とても近くになるのか?と思われがちですが、そんなことはありません。

では、具体的に、地球と火星の距離はどのくらいあるのでしょう?

実は、地球と火星の距離というのは、求めようと思っても、なかなか求められません。

なぜかというと、地球、火星ともに公転しているため、どこを基準に距離を算出すれば良いかわからないからです。

当たり前ですが、動いている者同士の距離というのは、一定ではなく、変動しますよね。

そのため、地球と火星の距離は、ずばり○○だ、とは言い切れません。

火星と地球の距離で近い時なら、5500万kmほど、遠い時では1億kmと、なんと、近い時と遠い時では、5000万kmもの差があるのです。

距離にして、約2倍の差です。

正直、5000万kmと言われても、いまいちピンとこず、何がなんだかですよね。

もう少しわかりやすくいえば、地球一周が約4万kmなので、地球と火星が最接近した時ですら、地球を100周した距離でも火星にはたどり着けないのです。

また、日本が完成を目指している、リニアモーターカーでも、地球から火星に到達するのに、10年以上の月日はかかるのではないでしょうか?

まさにこの地球と火星の距離は気の遠くなるような話で、火星探査などに時間がかかるのも、当たり前の話に思えますよね。

地球から火星ですら、これだけの距離なのですから、我々、地球にいる人間が宇宙の謎を全く解明できないことも、それは仕方がないことかもしれません。

地球人が地球を出て、他の惑星に降り立つことは、果たしていつになるのか?

少なくとも、筆者が生きているうちには、まぁ無理でしょうね…。

 

火星と地球の接近する?最接近とは?

火星2

ここまでで、地球と火星の距離について、気の遠くなるような長い距離だということはわかりました。

では、そもそも、地球と火星が接近するというのは、一体どういうことなのでしょうか?

まず、当たり前のことですが、地球、火星ともに太陽系の惑星ですよね。

地球が太陽を一周するのは、約365日(365.2422日)です。

一方で、火星は地球より外側に位置している惑星なので、火星が太陽を一周するのに、約687日かかるのです。

つまり、これがどういうことかというと、780日おきに、地球が内側から火星を追い抜くという現象が起きるようになるのです。

この追い抜く時が、地球と火星が一番接近するということになるわけですね。

ちなみに、地球が火星に接近するにも小接近・中接近・大接近という言葉があるのをご存知ですか?

地球が、ほぼ円に近い軌道で公転をする一方で、火星はかなり楕円型を描いて公転をします。

そのために、火星と地球の接近の度に、接近距離が変わってくるというわけなのです。

ちなみに、今回の2016年5月31日の火星接近は、中接近となり、距離にして約7528万km。

見かけの大きさは、18.60秒角になるとのこと。

当然ながら、大・中・小の接近の中で、一番よく見えるのは大接近で、先ほどご紹介した、地球と火星の距離が、最小となる約5500万km前後になるパターンのことです。

大接近は、15~17年ごとに起き、次回の大接近は、2018年の7月31日になるそうで、2003年の距離よりは長いものの、約5759万kmと、かなり地球に火星が接近します。

火星が地球と接近するときは、多くの人が火星を見ようと、天体望遠鏡で空を覗いたりするそうです。

というのも、火星は、地球の半分ほどの大きさしかないため、接近時でもないと、なかなか地球の地表から観測できないからだとか。

このチャンスを、是非逃さず、天体望遠鏡で火星を観測したいものですね。

 

火星接近2016!観測する時間や方角は?

望遠鏡を覗く

それでは、2016年の火星接近は、どうしたら見られるのでしょうか?

まず、最接近するのは、2016年のいつかと言うと、これは先ほどもご紹介したように、2016年5月31日です。

しかし、この日を逃したら、観測はおしまい、というわけではありません。

あまり知られていませんが、実は、最接近前後の数週間、地球と火星の距離はあまり変わらないのです。

つまり、見ようと思えば、5月24日から6月の第1週くらいまで、毎日のように火星を天体望遠鏡で見られないこともない、というわけですね。

そのため、月や流星などとは違って、火星を見られるチャンスは、期間が長く比較的多いということになります。

ちなみに、2016年5月31日の場合、火星をみるためには、どの方角を見ればいいのか?

という疑問もあることでしょう。

そこで、2016年5月31日夜の火星の位置を調べてみると…

どうやら、南東~南の間付近に火星があるようです。

やや低めに位置しており、2016年5月31日当日になると、さそり座とてんびん座の間あたりに、かなり明るい、赤い星が見えるようになるはずです。

中接近する頃の火星は -2.0等なので、かなり明るく、さそり座のアンタレスが比にならないくらいなので、とても見つけやすいと思います。

不気味に光る赤い星が見えれば、それが火星だと思っていただければ、大丈夫でしょう。

ちなみに、観測するならば、最接近の日ももちろんおすすめなのですが、の日もおすすめです。

『衝』というのは、かなりざっくりと、簡単に説明すると、地球から見た惑星や衛星が、太陽と正反対の場所に位置していることです。

要するに、

観測する惑星 - 地球 - 太陽

と、直線状に連なっている状態ですね。

この状況下では、見かけの半径も大きくなりますし、太陽が正反対にあるため、惑星や衛星の明るさも最大となります。

そのため、天体観測には、最も適している環境となるのです。

ちなみに、2016年の火星が衝の日付は、2016年5月22日

火星の最接近の約1週間前になります。

一般的に、外惑星は、衝の日=最接近となることが多いのですが、火星の場合は、先ほどもご紹介した、楕円型の軌道を描いて公転しているため、最接近と衝にズレが生じるのです。

結論として、観測するならば、

5月22日~5月31日

までが、良い環境で火星を観測できそうです。

火星もこの頃は、かなり明るいので、おすすめですよ。

また、近くには先ほどご紹介した、さそり座のアンタレス、さらには土星も見えますし、火星以外にもみどころがたくさんあります。

ちなみに、土星は6月3日に衝を迎えるため、土星もこの頃が観測シーズン!

環が最も開いた状態になっているとのことなので、神秘的な土星を見られること間違いなしです。

天体望遠鏡などで、ぜひ、火星・土星を観測してみてくださいね。

 

まとめ

2016年5月31日に、火星が地球に最接近します。

最接近にも、小・中・大とあり、今回の場合は中接近となり、次回の大接近は、2018年の7月31日。

大接近まで待つのも良いのかもしれませんが、人生、何が起こるかわからないので、「またいつか」などといわずに観測できるときにしておきたいですよね。

流星群と違って、肉眼では何か光っているな程度にしかわからないので、天体望遠鏡などがないと、あまり感動は得られないかもしれません…。

可能であるならば、天文施設の望遠鏡で火星を覗いてみるというのも、1つの手かもしれませんね。

火星最接近の日となる2016年5月31日は、とても混雑しそうなので、案外知られていない、衝の日に火星を観測してみるのも良さそうです!

また、おまけにはなりますが、火星だけでなく土星も観測シーズンに入っているので、火星のついでに土星を観測するのもおすすめです。

太陽系の惑星でも、かなり不思議な惑星なので、一生に一度は、天体望遠鏡で観測しておきたい天体の1つですね!

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