ダンシングヒーローの歌詞の意味と振り付けやステップを紹介

音楽

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ダンシングヒーロー eye


松田聖子さん、小泉今日子さん、中森明菜さんなど数々の女性アイドルが活躍していた1980年代。

その音楽シーンで同じくアイドル歌手として、一世を風靡した荻野目洋子さん。

この頃の彼女を知っている人なら、名曲『ダンシングヒーロー』が、彼女をスターダムへと一気に押し上げたことは知っていますよね。

それにしても『ダンシングヒーロー』は、ダンサブルで実に斬新な楽曲だった記憶が残っていますが、この楽曲の歌詞って、どんな意味(言葉)が綴られていたのでしょうか。

また、振り付けやステップを知りたいとネット検索している人もいるようです。

本記事で、名曲・ダンシングヒーローを振り返り、歌詞の意味や振り付け・ステップをおさらいしてみたいと思います!

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荻野目洋子のダンシングヒーローの歌詞はシンデレラ?

荻野目洋子

荻野目洋子

1980年代の女性アイドルソングというと、みなさんは誰の楽曲を想像するでしょうか。

松田聖子さん、中森明菜さん、小泉今日子さん、中山美穂さんなどなど、当時のトップアイドルを想像する人が多数だと思います。

確かに彼女らは、後世に語り継がれるほど大ヒットした楽曲を次々輩出しています。

アイドルに関心がない人でも、何かしら耳にすることはあったはずですから、どうしても印象に残っているのでしょう。

とくに歌姫と呼ばれた中森明菜さんの数々の楽曲。

現在彼女が芸能活動を休止しているにも関わらず、熱烈なファンが彼女の復帰を願い、彼女が歌う楽曲を熱烈に愛しています。

『Desire』、『北ウイング』、『十戒』などなど。

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さて、そんな偉大な女性アイドルが音楽シーンに旋風を巻き起こす中、

名曲『ダンシングヒーロー』で一躍ブレイクした女性アイドルが荻野目洋子さん。

『ダンシングヒーロー』をリリースした後も

『ねえ』

『六本木純情派』

など、数々の名曲をリリースし、一時代を築き上げたことは、今でも記憶に残っています。

荻野目洋子さんの大きな特徴は、なんと言っても

当時珍しかったロック調のアイドルだった

という点ではないでしょうか。

もちろん、ロック歌手は浜田麻里さんをはじめ、何人かいましたし、アイドルの中にも

  • 『ヴィーナス』などの楽曲でブレイクした長山洋子さん
  • 『1986のマリリン』でブレイクした本田美奈子さん

などがいました。

ただ、全体を通して、ロックという印象が色濃く感じられたのが荻野目洋子さんだと筆者は感じています。

だからこそ希少なアイドル歌手として人気を得てきたのではないでしょうか。

 

少し前置きが長くなりましたが、そんな思い入れのある荻野目洋子さんの名曲『ダンシングヒーロー』の歌詞についてです。

今振り返ってみると、どうも

シンデレラをモチーフに歌った楽曲

ではないかと思えて仕方ないのです。

ロックやユーロビート系の楽曲でシンデレラをモチーフにするというのは、ある意味、想定外で斬新な楽曲という印象が強いです。

1978年に公開された映画『サタデーナイトフィーバー』が大ヒットし、この頃、日本ではクラブ・ディスコブームが訪れたそうです。

なんと、とあるディスコでは、たった1晩で30万人が押し寄せ、ディスコでありながら、すし詰め状態となってしまいました。

とても踊れる状況ではなかった話も耳にします。

数万人規模の観客と言うのは、プロ野球や、サッカーなどの世界大会で、よく見られる現象です。

しかし、30万人はさすがに想定外の話で、それが約40年前の事というのですから、ただ驚かされるばかり…。

そんなクラブシーンにぴったりな楽曲として『ダンシングヒーロー』は、絶大な支持を得られていったわけです。

だからこそ、

「なぜシンデレラ?」

と不思議な印象を受けてしまうのですが、そのアンマッチがいろんなものを想像させ、よりヒットしていったのではないかと思いますよ。

 

冒頭でもお話ししたように、当時絶大な人気を誇っていた女性アイドル歌手は、

松田聖子さんや中森明菜さん、小泉今日子さんたち

で、荻野目洋子さんは、人気があったとは言え、彼女たちを凌駕するほどの人気はありません。

松田聖子さんたちをプリンセスと捉えるなら、

荻野目洋子さんは召使のように家族からもこき使われ虐げられている、シンデレラそのもの

と捉えることができます。

どこか不遇のアイドル人生を歩んでいた彼女が、名曲『ダンシングヒーロー』と出会ったことで、一気にシンデレラとしてスターダムに押し上げられた…。

だからこそ、異質のアイドル歌手という印象ながらも、実にマッチした楽曲として多くのファンから支持されたと、今になって感じた次第です。

 

荻野目洋子のダンシングヒーローの歌詞の意味は?

荻野目洋子さんの名曲『ダンシングヒーロー』は、当時は実に斬新で異質なロック系・ユーロ調の楽曲としてリリースされました。

もちろん、異質といっても、歌詞の意味を感じ取った上での話です。

聴き手にとっては、とくに異質と捉えずにノリだけで聴いていた人も少なくないと思います。

では、実際のところ、この『ダンシングヒーロー』にはどんな意味の歌詞が紡がれているのでしょうか。

 

まず、この『ダンシングヒーロー』という楽曲で注目したい歌詞のフレーズが、次の

「愛しているよ…なんて、誘ってもくれない」

の部分です。

この楽曲に登場するヒロインは、なぜか愛していると口説かれることなく、一人寂しく過ごしていることが、この歌詞からわかりますよね。

これがどこにでもある世界なら、それほど大したことではないのです。

この『誘ってくれない』には、単純に『口説いてくれない』というだけではなく、

キャンドルライトが映える舞踏会に誘ってくれる相手がいない

ということを物語っているのです。

つまり彼女一人だけが、蚊帳の外で仲間はずれにされてしまっているというわけ。

なんとも寂しい話ですよね。

シンデレラが、継母とその連れ子である姉たちにいじめを受け、舞踏会に参加することも許されず、一人取り残されているかのようです。

シンデレラの場合は、かぼちゃの馬車が迎えに来て、12時までお姫様のように舞踏会に出席できる魔法をかけてもらえるわけです。

この『ダンシングヒーロー』のヒロインは、魔法使いや、シンデレラを迎えに来るシンデレラボーイを恋焦がれて待ち続けています

それも結局迎えに来てもらえることなく、まさに悲劇のヒロインといったストーリー展開が待っているのです。

なんとも切ない話です。

なお、このヒロインは、まるでマッチ売りの少女が、あたたかい家庭を夢見てマッチに火を灯すかのように、

「素敵なシンデレラボーイよ現れて」

と願いながら恋い焦がれていきます。

その意味を持つ歌詞が、サビの部分で描かれているわけです。

正直、歌詞の意味を感じながら聴くと、実に物悲しいヒロインという印象を受けますが、決して、これは他人事ではありません。

今の時代、草食系男子が急増して、お一人様な女性が増えてしまっているため、この手の現象はどこにでも発生しがちです。

どんなに気に入ったイケメン男子が目の前に現れても、なぜか口説いてくれないケースが多いのです。

気がついたら別の女性に、その男性を奪われてしまっていた話も少なくありません。

気がついたらアラサー、アラフォーを迎えて、完全に取り残されてしまった女性も少なくないでしょう。

もちろん、一生独身生活を貫いていくのであれば、結婚が人生の全てではありません。

それもまた生き方の一つだと思います。

この『ダンシングヒーロー』に出てくるヒロインは、少なくとも素敵な男性(シンデレラボーイ)からの誘いを待っています。

つまり、素敵な男性と恋い焦がれる恋愛をしてみたいと考えているわけです。

しかし、現実は厳しく、自分から積極的に声をかけていかないと、誰も振り向いてはくれません。

この『ダンシングヒーロー』は、シンデレラをモチーフとしながら、

現代社会で一人寂しく過ごす女性の心理を巧みに描いた楽曲である

ということが、歌詞全体から読み取ることができるのです。

それにしても、今でこそ理解できるものの、1980年代の楽曲だったことを考えると、この頃はトレンディドラマ全盛期なのです。

ナンパする男性も多く、状況として、一人ぼっちで寂しく過ごす女性なんて、想像もできない時代だけに、まさに不思議な感覚ですよね。

今の時代のように社会進出する女性が急増していたわけでもなく、あまりにも魅力がない女性でなければ、このようなお一人様にはならない時代でした。

だからこそ、どこか違和感さえも覚える歌詞の意味となっているのですが、そこが時代とアンマッチしていて面白いところです。

今の草食系男子が多い時代と異なり、カップルが多数誕生するような恋愛が盛んに行われていた時代でお一人様の女性なのです。

それだけ深刻さが如実に迫り、お一人様女性のリアルな悲痛の声が、この『ダンシングヒーロー』を通じて聴くことができるというわけ。

だからこそ、悲劇のヒロインの象徴とも言えるシンデレラをモチーフにした楽曲であると、筆者個人の見解を述べているわけです。

曲の歌詞の意味は、作詞家が解説していない限り、聴き手によって大きく変わっていきます。

一つの見解としては参考になるはずなので、ぜひ、『ダンシングヒーロー』を、より味わい深い楽曲として聴くきっかけとしてみてくださいね。

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荻野目洋子のダンシングヒーローに振り付けは?

冒頭からお話ししている通り、荻野目洋子さんの名曲『ダンシングヒーロー』はロック系・ユーロビート系のダンサブルな楽曲です。

あからさまにロックというわけではなく、ノリの良い楽曲なのです。

どちらかと言うと、テンポよく小刻みに震えるような高速ダンスが振り付けなどにも似合っていくのだろうと、筆者は考えていました。

そこで、『ダンシングヒーロー』の振り付けを振り返ってみると、やはり、そのことを熟知していたのでしょう。

イントロから小刻みに震えるステップを多用し、まさにディスコブームならではのリズミカルな振り付けだったのです。

ただし、なぜか縦の動きというよりも横の動き(ステップワーク中心)の振り付け。

リズミカルであることには変わりありません。

しかし、なんとも異様な光景に見えます。

おそらくディスコサウンドということを念頭において振り付けされたのかと思いました。

そこで改めて調べてみると、ある事情が、この横の動きを中心としたステップによる振り付けにしてしまったことがわかりました。

当時は、アイドルたちを対象に、アップで撮影することが多かったそうです。

そこで縦に激しく動いてしまうと、カメラから切れてしまうのです。

それで、テレビ局サイドとしては、アイドルたちに縦に激しく動かないように通達していたようですね。

そのことを機に、振り付け上では横のステップが中心とされてしまったんだそうです。

今でこそ、カメラワークも含め、技術が格段と上がっているので、どうとでも対応できると思います。

この時代は、そこまでカメラワークが発達していたわけではなかったのでしょう。

ちなみに、この話は、振付師:三浦亨さんが、ある番組で当時を懐かしみながら語っていたことです。

もしこの当時のテレビ業界の影響を受けていなかったら、横ステップ中心の振り付けにはなっていなかったもしれませんね。

色々当時の話を探っていくと、この『ダンシングヒーロー』の振り付けを機に三浦亨先生は、マドンナを意識して振り付けを考えました。

横に小刻みで揺れるビートを刻むようなステップを振り付けたんだそうですよ。

まさか、あのマドンナを意識して『ダンシングヒーロー』が振り付けされたなんてびっくりです。

この『ダンシングヒーロー』の振り付けは、実際に踊ってみた人たちに言わせると、簡単なようで実に難しい振り付けだそうです。

簡単には、曲のテンポについていけないのです。

仮にもクラブシーンなダンスミュージックとして、人気を博すような楽曲なのに、

一部の人しか、ちゃんと踊れない

というのですから、なんとも不思議な話です。

そういった部分も、一つの楽曲が持つ味でもあります。

それら全てを楽しみながら聴いていくと、また違った角度から『ダンシングヒーロー』を聴くことができると思いますよ。

まとめ

多くのアーティストもカバーしている荻野目洋子さんの名曲『ダンシングヒーロー』。

曲調もロックやユーロビート調という印象を持つテンポの早い楽曲ですが、歌詞の内容は、

シンデレラをモチーフとした恋人ができない、お一人様女性の心情を綴った楽曲

と改めてわかりました。

振り付けも横のステップ中心で結構覚えるのが大変な振り付け。

なので、そこも加味しながら、『ダンシングヒーロー』を聴いてみてください。

歌詞の意味やステップの難しさを体感しながら聴いていくだけでも、より奥深いところで、この楽曲を楽しむことができますよ。

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