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仰げば尊しの原作は実話が元ネタ?ドラマロケ地の高校もチェック!

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2004年に公開された吹奏楽ブームに火をつけた映画『スウィングガールズ』。

オーケストラを題材に描かれたドラマ『のだめカンタービレ』(2006年)。

合唱を題材に描かれたドラマ『表参道高校合唱部!』(2015年)など。

これまでに、音楽を題材に描かれたドラマ作品は数多くあります。

そして、その度に上野樹里さんや、向井理さん、芳根京子など、続々と若手俳優達がブレイクした印象もありますね。

それだけ音楽を題材にしたドラマは、インパクトが強いドラマ・映画作品が多いように思うのですが、そんな中、2016年の夏、また音楽を題材としたドラマが放送されます。

ドラマのタイトルは、『仰げば尊し』。

一体どんなドラマなのか、『仰げば尊し』の原作や実話・ロケ地情報など、本記事でその魅力を探ります!

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ドラマ『仰げば尊し』の原作は?

仰げば尊し

高校球児にとって、憧れの聖地として目指されている甲子園。

この甲子園は、高校球児だけにとどまらず、他のジャンルで奮闘する高校生たちにも当てはめ、いろんな形で『◯◯甲子園』などと称されることがありますよね。

その1つとして、2016年の夏放送されるのが、吹奏楽を題材に用いた『音楽の甲子園』を描いたドラマ『仰げば尊し』。

『スウィングガールズ』、『のだめカンタービレ』、『表参道高校合唱部!』などに続く音楽系のドラマとしても注目されています。

『仰げば尊し』の主演キャストは、寺尾聡さんで、彼が教師役となり、夢を失い、荒れ狂った不良少年たちを相手に、音楽(吹奏楽)を通じて更生させ、音楽の甲子園を目指していく奇跡のドラマとして描かれていきます。

寺尾聡

寺尾聡さん演じる「樋熊迎一」は、プロのサックス奏者だったのですが、とある事故によって後遺症を患い、音楽から退いていました。

そんな彼がひょんなことから、音楽教師として後進の指導に携わることになったわけですが、そこは夢や希望を断たれ、不良と化した生徒がひしめいていたのです。

その光景を見た樋熊は、なんとか彼らに生きることの素晴らしさを教えてあげたい、と考えるようになり、自身が教えられる音楽(吹奏楽)で、彼らを音楽の甲子園に連れていくことが最大の使命であると、奮闘するようになります。

当然、不良たちを相手にしているわけですから、素直に話に耳を傾けてくれませんし、父兄からも、

『教育者ではない人物が教師になるなんて…』

と猛反対されてしまいます。

しかし、それでも樋熊は諦めず、不良生徒たちに寄り添い、吹奏楽を教えようとするのですが…。

果たして、樋熊は彼ら不良生徒を音楽の甲子園に導き、人として生きることの素晴らしさを教え、更生させることができるのでしょうか?

 

以上が主なドラマの内容となっています。

ざっくり観ていくと、佐藤隆太さんが教師役を演じ話題になったドラマ『ROOKIES』にニュアンスが似ている作品ですよね。

それもそのはずで、ドラマ『ROOKIES』を演出した一人でもある平川雄一朗さんと、脚本を手がけたいずみ吉紘さんが再びタッグを組んでいるのだそうです。

もともと、『ROOKIES』は漫画家・森田まさのり先生の同名漫画作品が原作でしたし、話題性・人気も高い作品だったこともあって、ドラマとしては大ヒットしました。

では、このドラマ『仰げば尊し』原作は、どんな作品なのでしょうか?

みなさんは、2009年に発売された、ノンフィクションライター石川高子さんの著書で、実話を題材とした小説『ブラバンキッズ・ラプソディー』をご存知でしょうか?

実は、この『ブラバンキッズ・ラプソディー』が『仰げば尊し』の原作となっています。

この原作小説は、とある高校の吹奏楽部を題材に描いた小説で、ガラが悪く、まとまりが全くない吹奏楽部をある一人の講師が立て直していく物語です。

物語といっても実話を綴っているわけで、そこにはリアルな姿が映しだされているため、多くの反響を生んだのか、時を超えて今、ドラマ『仰げば尊し』として描かれることとなったようですね。

モデルとなった学校に関しては、後ほど詳しくご紹介しますが、世代が異なり、どこか通じ合えなくなってしまった人間たちが、音楽を通じて心を通い合わせていく姿が映しだされているので、そこの部分にもぜひ注目してみてください。

ドラマ『仰げば尊し』の放送は、7月17日(日)TBS系列にて21:00放送開始(初回:25分拡大)です。

筆者も音楽ファンの1人として、音楽がどのように不良少年たちの心に伝わり、荒みきった心を洗い流して更生させていくのか、音楽の持つパワーの偉大さを噛み締めながら観ていきたいと思います!

 

ドラマ『仰げば尊し』の世界観は実話をモデルにしていた!?

パソコンを見る男性

ドラマ『仰げば尊し』は、小説『ブラバンキッズ・ラプソディー』を原作としたドラマであり、この中に登場する物語は、全て実話がモデルとなっています。

もちろん、登場人物の名前や、キャラクター設定、舞台となる学校名など、随所にアレンジを利かせているはずですし、あくまで、モデルといっても大まかなくくりだけだと思います。

しかし、実話をモデルにしているドラマというだけあって、ドラマそのものがリアルに描かれていることは、紛れもない事実と言っていいでしょう。

さて、気になるドラマのモデルとなった、とある学校についてですが、この情報は、小説『ブラバンキッズ・ラプソディー』を読んでいただければ分かります。

実は、既に統合されてなくなってしまいましたが、かつての神奈川県立野庭高等学校が、そのモデルとなっています。

当時、横浜の弱小高校吹奏楽部とも称され、全くまとまりがなく、ガラの悪い連中の巣窟とされていたそうです。

そんな中に講師として着任し、部を立てなおしていったのが、中澤忠雄先生でした。

中澤忠雄先生は、今となっては、多くの大人たちが忘れ去ってしまっている

・人のものに対して敬意を払うこと
・感謝すること
・思いやりを持つこと

この3つのことについてだけは、厳しく母親からしつけられたそうです。

そして、人としての生きる道の大切さを学びながら、チューバ奏者として、東京芸術大学で在学中には、日本フィルハーモニー交響楽団に入団し、1960年にNHK交響楽団に移籍すると、海外公演も経験。

その後は、読売日本交響楽団の創設に参加し、華々しい未来が約束されたような人生を送るはずでした。

しかし、この後、中澤忠雄先生に悲劇が待ち受けていました。

ある日、交通事故に遭い、頭蓋骨にヒビが入る重症を負うと、命に別状はなかったものの、後遺症を患ってしまい、チューバを演奏できなくなってしまったのです。

華々しい未来から急転直下、絶望とも言える人生が待ち受けていた中澤忠雄先生を救ってくれたのが、ある近所の親御さんの一言。

中澤先生は事後によって後遺症を患って以降、3年もの間、音楽から離れて、ひっそり生活していたそうですが、そんな中、近所に住むある一人の親御さんが、

『子供のピアノを見てくれないか』

と声を掛けます。

このことをきっかけに、中澤忠雄先生はピアノ教室を開き、再び音楽に携わるようになりました。

そして、ようやくピアノ教室が軌道に乗り始めた頃、ある楽器店の店主から、

『野庭高等学校の吹奏楽部を見てやってくれないか?』

と相談を持ちかけられます。

中澤忠雄先生は乗り気ではなかったのですが、一度生徒たちの演奏を聴きに、野庭高校を訪れた際、荒みきっていたものの、どこかまっすぐな瞳をしており、行き場のない苦しさにもがいている生徒たちを見て、なんとかしてあげたいと思うようになったそうです。

そして、中澤忠雄先生と生徒たちの物語が幕を明けました。

当然、生徒は全く聞く耳持たずで、相手にもされませんでした。

本当に手がつけられない不良少年ばかりだったようです。

しかし、驚きの指導方法で彼らの信頼を得て、奇跡的に、吹奏楽コンクールの全国大会に初出場で金賞受賞するなど、華々しい栄誉を勝ち取ることが出来たのです。

当時の学生たちもすっかり更生し、失った自信を取り戻ることができました。

それも、中澤忠雄先生が不良生徒として敬遠することなく、体当たりで生徒たちにぶつかり、根強く指導してくれたおかげだったからです。

生徒も中澤忠雄先生に感謝し、いつまでも彼を慕っていたそうですよ。

しかし、中澤忠雄先生は、日ごろから無理をしていたのか、狭心症を患い、ニトロを手放せない状況に陥ってしまったことで、胃もやられてしまい、精も根も尽き果ててしまいました。

晩年は、入院生活を余儀なくされ、時折見舞いに来る生徒たちにも気が付けないほどボーっとしてしまうことも多々あったそうです。

1996年8月、中澤忠雄先生がこの世を去り、卒業生たちが主催した中澤先生の音楽葬では、ステージに設けたスクリーンに映し出される中澤忠雄先生が指揮する姿と共に、教え子による指揮と卒業生・現役部員による共演が実現。

涙が溢れる素晴らしい音楽葬となったそうです。

 

その後、2003年4月、横浜日野高校と統合され、野庭高校は消滅してしまい、翌年8月には、中澤先生の妻・信子さんもこの世を去ったことで、1つの時代が幕を閉じたのです。

統合後の神奈川県立横浜南陵高等学校

統合後の神奈川県立横浜南陵高等学校

ただ、野庭高校の音楽は、ここで全て幕を閉じたわけではありません。

中澤夫妻からの遺言として、野庭高校の音楽を残して欲しいと託された卒業生たちは、その意志を汲み取り、2004年9月、音楽サークル『ナカザワ・キネン野庭吹奏楽団』を結成したのです。

そして、現在も、このナカザワ・キネン野庭吹奏楽団は、

・春の定期演奏会
・夏の中澤先生を偲ぶ8月の演奏会

この2つの演奏会を2本柱として根強く活動し続け、中澤夫妻の遺言通り、野庭高校の音楽を絶やさぬ活動を、卒業生たちを中心に続けているのです。

 

以上のように、原作にはこのような素晴らしいエピソードがあります。

音楽の偉大さを改めて知ることのできるドラマになると思うので、ぜひ、ドラマ『仰げば尊し』を通じて、1人でも多くの人たちにその感動に触れて欲しいところですね。

 

ドラマ『仰げば尊し』のロケ地をチェック!

最後に、ドラマ『仰げば尊し』のロケ地をいくつかご紹介します。

まず、音楽の聖地とも呼ばれ、この『仰げば尊し』のモデルとなっている神奈川県立野庭高校のロケ地ですが、当然、野庭高校自体が統合によって消滅してしまっているので、全く異なる学校をロケ地として用いています。

その学校は、千葉県立館山総合高等学校

筆者は、今回、初めて野庭高校のことを知ったくらいで、野庭高校をモデルとしたドラマ『仰げば尊し』の舞台となるロケ地として何故、館山総合高校が用いられたのかは、正直わかりません。

きっと『仰げば尊し』制作サイドに、何かしらの意図があり、ドラマの舞台として起用したのだと思います。

さて、その他のロケ地ですが、音楽(吹奏楽)の甲子園を題材としたドラマであるためか、かなり豪華なロケ地で撮影されていることが分かりました。

『仰げば尊し』第1話のクライマックスで登場するコンサート会場は、横須賀芸術劇場で撮影され、また、同じく第1話の回想シーンで登場するコンサート会場には、東京オペラシティで撮影されています。

いずれも大きなコンサート会場であり、オペラやクラシックなど、多彩な音楽イベントが開催されていることでお馴染みの会場なので、特に関東在住の人なら馴染みのあるイベントホールとしてご存知だと思います。

このような大舞台でドラマ撮影もされているので、そのロケ地の魅力にも触れながら、ドラマ『仰げば尊し』を体感していくと、より面白みを増すのではないでしょうか?

 

まとめ

2016年の夏に放送される、音楽(吹奏楽)の甲子園を題材に描かれた、寺尾聡さん主演ドラマ『仰げば尊し』。

このドラマは、野庭高校吹奏楽部で起こった実話をモデルに書かれた小説『ブラバンキッズ・ラプソディー』を原作としたドラマとなっていて、音楽が持つ偉大さや、人をも突き動かす様なパワーが最大限に活かされた魅力溢れるドラマとして描かれています。

残念ながら、モデルとなった野庭高校は、統合により消滅してしまいましたが、その音楽魂は、現在も『ナカザワ・キネン野庭吹奏楽団』として受け継がれています。

そんな音楽の素晴らしさが凝縮されたドラマとなっていますので、ぜひ、みなさんも『仰げば尊し』の真髄を体感してみてくださいね!

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