星々の煌めき

インターネットの中に漂流する今をときめくネタを語ります!

雑学

山の日(国民の祝日)が8月11日の理由と123便墜落事故の関係とは?

投稿日

2016年から国民の祝日に加わることとなった山の日。

ここ20年前後で、ハッピーマンデーやら新たな祝日が誕生し、一昔前と比較したら、かなり祝祭日が増えてきましたよね。

それは、GWでも顕著に見られています。

昔のGWは、最大でも5連休くらいしかなかったのに、現在では、最大10日以上連休が続くところもあるらしいのです。

昔を知っている忙しい社会人だと、あまり休みに恵まれていなかったためか、最近のこの休みの大差に面食らうこともあります。

そんな国民の祝日として、今年(2016年)から実施される山の日のことをご存知でしょうか?

本記事では、祝日・山の日誕生の背景や休日となる理由、そして、8月12日ではなく11日となった要因ともいうべき、ある大事故との関係をご紹介していきます!

スポンサーリンク

アドセンス

新たに誕生した国民の祝日・山の日

山の日2

勤労感謝の日や天皇誕生日、文化の日など、大昔からある国民の祝日とともに、この20数年の歴史の中で新たに誕生した国民の祝日たち。

その背景を観ていくと、

4月29日:昭和の日

5月4日:みどりの日

7月第3月曜日:海の日

そして、2016年から8月11日の『山の日』が加わり、月曜日が祝日に振り替わるハッピーマンデーと合わせ、祝日がかなり増えました。

ただ実際には、それほど祝日が増えているわけではなく、4月29日の昭和の日も、天皇誕生日やみどりの日として、かつては祝日にされていましたし、みどりの日も呼称が変わっただけで、元々休日扱いでした。

本当の意味で祝日として追加されているのは、海の日と、2016年から追加される山の日のみで、決して大きく変わったわけではありません。

これらの日が、連休として組み込まれてしまうところもあるので、

『この前連休だったはずなのに…』

という印象が強くなってしまうのでしょうね。

さて、そんな中、2014年に正式に祝日として追加されることが決まり、2016年から実施される8月11日の山の日

山の日の追加によって、祝日のない月が、ついに6月のみとなりました。

本当にいろんな意味で謎だらけの祝日なのですが、いろいろ理由があって、今年から実施されるみたいですよ。

その理由は後ほどご紹介していきますが、筆者の意見を言わせていただくなら、正直、

『そこまでして休日を作らなくてはいけないか?』

というのが率直なところです。

確かに、日本は働き過ぎで、もっと休むべきという話もありますが、だったら無駄なサービス残業を無くせば良い話で、無闇やたらと祝日を増やせばいいという話ではありません。

実際のところは、祝日が増えることで、世の企業の多くが、社員にサービス残業を求めるようになり、かえってゆっくり休めなくなってしまう、という負の現象も起こっているわけで、これが6月ならまだしも8月のお盆の時期に山の日を祝日として入れている意味が分からないのです。

ただ、国が決めたことみたいですし、決まってしまった以上は、仕方のないことだと思うしかないようですね。

 

国民の祝日・山の日誕生の理由・背景

山の日3

2016年から新たな国民の休日として誕生したこの山の日ですが、そもそもどういった理由をもって山の日として制定しているのか?

また、何故8月11日が山の日として制定されたのでしょうか?

大体、お盆の時期に重なるように、わざわざ山の日を制定しなくても良いような気もしますし、いろんな部分で謎だらけの祝日ですよね。

それで、筆者もわざわざ8月に祝日を作った理由・背景が気になり調べてみることにしました。

さて、気になる山の日制定の背景ですが、1つは、登山愛好家が

『多くの人に山の魅力を感じて欲しい』

と願い、

『海の日があるなら山の日があっても良いのでは?』

と、国民の祝日に制定してもらえるように、国に働きかけたことが一つの理由と言われています。

また、一方では、お盆近くで企業も学生も休んでいる可能性が強く、祝日としてもそれほど大きな支障がないばかりか、カレンダーによっては連休が1日追加となり、観光・レジャー産業を通じて、経済効果が見込めるという目論見もあったようです。

そういった背景の下、登山を愛する人達で結成された『日本山岳会』を中心に国に打診され、与野党合同で法案化された結果、2014年に山の日が制定。

晴れて2016年から、8月11日に山の日として施行されることになりました。

登山愛好家が少し働きかけたところで、国を動かすとは、普通であれば叶わないことです。

ただ、タイミングとして富士山が世界遺産となり、世界中から富士山登頂を目指し集結されていることを見ても分かるように、山を愛する人の熱気は非常に強く、2010年には、『日本山岳会』と共に『山の日』制定協議会まで結成されています。

このことが大きな力となり、4年間の尽力の末、たった1人の国民が動いたところで簡単に変えられることのできない日本の制度を変え、山の日を制定することになったわけです。

そうはいっても経済効果などを見越した祝日の追加という目論見が国にあったことは、紛れもない事実と見ていいでしょう。

しかし、山を愛する人達が働きかけをしなければ、確実に山の日は誕生していません。

あくまで、国がどうこうということよりも、山岳愛好家達の尽力が国を動かし、成し得た結果が山の日制定なのだということだけは、覚えておいて良いでしょう。

祝日を望んでいた人々からすると、山岳愛好家に敬意を払いたいところですね!

 

国民の祝日・山の日が8月11日である理由は?

祈る

さて、山の日が制定された背景には、日にちとして、

  • 6月
  • 海の日直前
  • お盆前

の3案のいずれかという形だったのですが、結果的には、お盆前なら経済効果も見込め、なおかつ企業活動などに支障が出ないだろう、と8月のお盆前ということになりました。

しかし、お盆といえば、全国的に8月13日に盆入りとなり、そこから4日間ほどを指しますよね。

地域によって多少の誤差はあるかと思いますし、企業によっては、土日を挟んで8月中旬に10日前後から連休に入るケースもあるのですが、中にはカレンダー通りに13日からの4日間だけ、休みに入る企業も多くあります。

これらの背景を見ても、お盆直前日の12日ではなく、11日に山の日と制定されているのは一体どういうことなのでしょうか?

実は、12日を祝日に出来なかった大きな理由が隠されていたのです。

それは、30代・40代以上の年配者なら誰もが記憶しているだろうと思われる、あの日本航空123便墜落事故が発生した日が1985年8月12日で、この日を祝日にするのはあまりに不謹慎で、遺族たちに対しても失礼ということで避けられたのです。

そして、その1日手前の8月11日を山の日と定めたのが、山の日制定の真相でした。

日本航空123便墜落事故は社会的にも衝撃を与えた大事故でしたし、今でも、8月12日には事故が起こった御巣鷹の尾根(厳密には、高天原山の尾根)に、多くの遺族が慰霊のために登頂されています。

原爆ドームが戦争による原爆投下を忘れないために遺されているなら、御巣鷹の尾根にある慰霊碑は、日本航空123便墜落事故を忘れないための象徴とされているのです。

そして、このことを代々に語り継ぎ、二度とこのような事故が発生しないことを願い、学校の教科書や、映画・ドラマなどで取り上げられることもありました。

正直、昭和の時代に発生した大事故なので、平成の時代に生まれてきた若い世代の人たちは、この日本航空123便墜落事故がどれだけすさまじい事故だったか想像もできないと思います。

映画『クライマーズ・ハイ』で映像化されたことがありましたが、それだけで想像するのは難しいと思いますし、言葉では言い表すことのできない悲しみが、この事故で多くの人達を襲いました。

そんな大事故が発生し、多くの方たちが亡くなった命日を、国民の祝日にするなどという非常識なことができないというのは、もっともな話ですよね。

それでも

『だったら、何故6月にしなかったのか?』

『1日ずらしたくらいで不謹慎ではないの?』

と思う人もいるとは思いますが、そこは経済的・企業的事情を考慮して譲れなかったのでしょう。

山の日は、

『山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する』

ことを目的とした国民の祝日として、さまざまな人達が働きかけた末に誕生したわけで、その中には、8月12日の日本航空123便墜落事故との関わりもあることを、忘れないでいただきたいところです。

 

まとめ

山の日は、山を愛する人達の尽力が国を動かしたことで初めて誕生した国民の祝日として、8月11日に制定され、2016年から実施されます。

ただ、この山の日制定にはいろんな人達の思いが交錯し、中でも8月12日を避ける理由となった日本航空123便墜落事故の遺族たちの心情を考えると、いくら山を愛し、山に感謝すると言っても、この大事故を忘れることはあってはならないことだと思います。

とはいえ、事故があった日だからなんでもかんでも不謹慎だ、などということも変な話ですし、あくまでも休日は休日として、楽しむことも必要でしょう。

新たな祝日ということで、観光・レジャー産業の収入増加も見込めると喜ぶ人が増えるかもしれませんが、山の日と共に、この日本航空123便墜落事故のことも後世に語り継ぎ、事故のない世の中を築くきっかけとしたいものですね。

スポンサーリンク

アドセンス

アドセンス

-雑学