強引に『メタルギア』シリーズとこじつけようとしている感満載。
どうやら、『メタルギアサバイブ』は、
『メタルギアソリッド5 グラウンドゼロズ』で生き残ったMSF(国境なき軍隊)の兵士がワームホームにのまれ、異世界へ来てしまい、ゾンビと戦う4人ステルスCo-opゲーム
だそうです。
『メタルギアサバイブ』のジャンルとしては、異世界で生き残ることを目指した
サバイバルアクションゲーム
となっていて、従来の『メタルギア』シリーズとは、完全に別ジャンルのゲームになっていますね。
- 生存(サバイバル)
- 潜入(ステルス)
- 防衛(ディフェンス)
この3つの要素が鍵を握っていて、マルチプレイの場合は、さまざまなミッションを協力してこなすゲームになっているみたいです。
さらに、『メタルギアサバイブ』では異世界の広大な土地を旅することになるのですが、
- 餓え
- 渇き
- 怪我
- 病気
といった要素も存在。
活動拠点となるベースキャンプを発展させたり、有害な霧の発生している場所ではエアタンクを装備して時間制限のある中、進まなければならないなど、なんというか、
洋ゲーにありがちなオープンワールドアクションゲーム
みたいな印象を受けます。
ちなみに、Co-opゲームとは、いわゆる協力プレイのゲームを指します。
国産ゲームで言えば『モンスターハンター』シリーズのようなものをイメージすれば、わかりやすいかもしれません。
となると、この手のゲームなのに、対戦要素が全くないことにもなります。
今時、どこにでもあるようなゾンビゲームで協力プレイって、需要があるのでしょうか?
価格、そして前情報だけを見ていると、ちょっとボリューム不足の感が否めませんが…。
とくに、対戦ではなく協力プレイでミッションをこなすゲームだと、やり込み要素に欠ける気がします。
そのため、すぐに飽きて終わり…
というユーザーが続出する未来が想像できますね…。
それにしても、『メタルギアサバイブ』はゾンビゲームですか…。
まるで『バイオハザード』のパクリと言わんばかりの別ゲームと成り果てましたね。
ネット上では、『L4D』こと『Left 4 Dead』、または『ラストオブアス』のようだとも言われています。
確かに『メタルギアソリッド5』にもゾンビのような傀儡兵や、植物状態になっていたものの、サイコ・マンティスとの同調により蘇った燃える男・ヴォルギン大佐など、リアリティを超越した存在はいました。
しかし、異世界となると話は別です。
ストーリーもこじつけるために無理矢理『メタルギアソリッド5 グラウンドゼロズ』のエンディングを盛り込んだような感じですし、
「『メタルギア』である必要があったのか?」
と言わざるを得ません。
ゲーム部分だけならば、新IPとしてでも一定の評価を得られ、人気に火が付いたかもしれないのに…。
売上を上げたいがために、『メタルギア』の名をつければ売れるだろう…
というような稚拙な魂胆が丸見え。
そして、案の定、公開された『メタルギアサバイブ』について、『メタルギア』ファンなどからは批判炎上。
なぜここまで『メタルギアサバイブ』の評判が悪くなってしまったのか?
すでに見えてきたような気もしますが、一応、ユーザーの反応も調べてみました。
メタルギアサバイブの評判が批判炎上する理由
『メタルギア』シリーズ最新作『メタルギアサバイブ』は、早くもネットで批判炎上の嵐となっています。
トレーラーもYoutubeでは91万再生以上されていますが、
高評価が1900に対し、低評価はなんと33000!
また、この公式トレーラー以前に海外で発表されたムービーは、
370万再生で、高評価22000に対し、低評価13万…
日本国内だけでなく、世界中から『メタルギアサバイブ』に対して大ブーイングだというのですから、もはや擁護のしようがありません。
意見として一番多かったのは、
「『メタルギア』の名前をつけるな」
「ブランドに頼り切ってるコナミが滑稽」
「コナミの二次創作なんて誰が買うか」
と、コナミへの批判が高まっているように思えました。
しかも、強引に『メタルギア』シリーズとこじつけた感が強く、先ほど筆者が思ったような
なぜ『メタルギア』のタイトルをつける必要があるのか?
という疑問も同じように多かったですね。
「『メタルギア』として見なければ、多少なりとも面白そうだけど、『メタルギア』ブランドにしようとしてるから買いたくない」
「ゲームとしては面白そうだから興味あるけど、抗議の意味も込めて買わないことに決めた」
という意見もありました。
『メタルギア』というブランドなら、ファンならどんなゲームでも買うだろうというコナミの考えをお見通しというわけですね。
面白そうではあるものの、これを『メタルギア』と言い張るコナミの姿勢に納得がいかないために買わない人も現れるほど。
どれだけ『メタルギア』のファンに対して、コナミが罪深い愚行をしているかがよくわかります。
筆者としても、『メタルギアサバイブ』を出そうとするコナミに対し、嫌気が差した次第です。
おとなしく『メタルギア』というタイトルをつけないゲームとして売り出せばいいものの、『メタルギア』というブランドを強引に使って、ぶち壊しにする姿勢には、本当に憤りを隠せません。
もはや墓荒らしに近い所業です。
また、『メタルギア』生みの親である小島秀夫さんも、東京ゲームショウ2016の席で、
「『メタルギアサバイブ』が小島監督のアイディアだという噂をネットで見たが、本当か?」
との質問に対し、
「全く関係ない」
と返答。
さらに、
「僕の中ではですが」
と前置きし、
「メタルギアというのはポリティカルフィクションであり、エスピオナージものなので、ゾンビなんかでるわけないじゃないですか」
とコメント。
これには会場内から自然と拍手が湧き起こるという一幕もあったほど。