星々の煌めき

インターネットの中に漂流する今をときめくネタを語ります!

音楽

RADWIMPSの前前前世(君の名は。主題歌)の歌詞の意味と映画との関係

投稿日

皆さんは、大ヒットアニメ映画『君の名は。』をご覧になったでしょうか?

公開から約50日間で、興行収入が150億円を突破する素晴らしい快挙を成し遂げたそうですね。

確かに『君の名は。』は、すごい映画だと前評判から高く評価されていることは知っていましたが、ここまですごい映画に化けるとは、誰が予想していたでしょうか…

そして、その映画『君の名は。』の主題歌を手掛けたRADWIMPSも、映画同様に一気にブレイクしています。

実に衝撃的な展開ですが、映画『君の名は。』の主題歌『前前前世』の歌詞の世界観や、『君の名は。』との繋がりは、きっと誰もが気になる話だと思います。

そこで本記事でも映画『君の名は。』の主題歌『前前前世』について、存分にご紹介していきたいと思います!

スポンサーリンク

アドセンス

RADWIMPSの奏でる音楽世界

RADWIMPS

RADWIMPS

アニメ映画『君の名は。』大ヒットの影響もあって、ここ最近ロックバンドRADWIMPSは、中高生を筆頭に多大なファン方絶大な支持を受けて、大ブレイクしていますよね。

RADWIMPSの音楽の魅力は、

『切なくも哀愁漂う彼ら独特の世界観の創出にある!!』

という声も聞こえるほど、ますますRADWIMPSが賞賛され続けていく様子が伺えます。

確かにRADWIMPSの奏でる音楽に合わせた歌詞は、独特の世界観をもっていて、本当に

『ロックバンドなのか?』

と思えるときが多々見受けられます。

そもそも

ロックと哀愁

というのは、どちらかと言うと不釣り合いなイメージです。

もちろん、悲しい楽曲を歌うときもありますが、ロック全開なら、それを魂の叫びに変換させるところがあると筆者は感じています。

きっと多くの音楽ファンも、どことなくそのようなイメージを持っているのではないでしょうか?

例えばその代表格として挙げられるのがL’Arc~en~Ciel。

彼らの楽曲の多くは、何処かに激しさを持ち、魂の叫びが感じられる曲という印象を与えてくれます。

とくに、『花葬』なんて、亡き人を弔う楽曲という印象が強い歌詞構成となっています。

『forbidden lover』に至っては、戦争を揶揄しているかのように、

『過ちを育てその汚れた愛で瓦礫に築く楽園』

と心臓を鷲掴みされるほど衝撃的な歌詞を紡いでいます。

しかし、これらの楽曲で、ラルクは静寂や哀愁として歌ってはおらず、魂の叫びとも聴き取れるように、激しく彼らなりのスタンスで歌っているのです。

ロックとは、哀愁をただ感じさせるだけではなく、魂の叫びを何処かで感じさせるものなのかもしれないと、彼らの音楽を聴くと、ふと考えさせられたわけです。

しかし、その考えを根底から覆しているのが、RADWIMPSでした。

ファンタジーな世界を展開するセカイノオワリとも違い、また、幻想的な世界観を創出するサカナクションとも全く異なり、どこか

共感できる哀愁

を感じさせてくれるのが、RADWIMPSの楽曲たちなのです。

それは、本当にこれまでの思い込みによるロックの世界観を大きくぶち壊してくれています。

もちろん、上白石萌音さんがカヴァーされている『なんでもないや』の歌詞にも、サビ前で

『もう少しだけ』

という意味合いの言葉を連発しながらも、その前のフレーズに見事に掛かり、聴き手に涙を流させまい演出をしていますが、それ以上に秀逸なのはRADWIMPSの曲調にあります。

どこか懐かしく郷愁を思い描くような、思わず共感できるような優しくも切ないメロディーラインを展開していく…

これまでのロックの世界観とは、真逆の世界観をRADWIMPSは創出してくれているのです。

もちろん他の楽曲では激しさも見せていますが、明らかに今までのロックスタイルの魂の叫びはどこにもありませんし、どこか儚さを感じながら、その世界観に魅了されていく…

その感覚が、すごく懐かしさと斬新を共存して、心をひきつけてくれる何かを感じさせてくれるからこそRADWIMPSは、多くのファンから愛されているのでしょう。

そして彼らの真髄は、

独特の音楽性と歌詞のシンクロ

にあるのかもしれないと、筆者個人の見解ではありますが、そう感じた次第です。

 

前前前世(君の名は。主題歌)の歌詞の意味

前前前世

儚く切ない音楽世界を構築し、中高生を筆頭に多くの人たちから支持され続けているRADWIMPS。

彼らがアニメ映画『君の名は。』の主題歌として手がけた新曲『前前前世』。

タイトルからしてかなり斬新ですね。

前前前世の歌詞の意味を紐解いていくと、思わず涙なしでは語れない何かを感じさせてくれるような気がします。

では早速、前前前世の歌詞の意味を、紐解きご紹介していきます。

まず冒頭の

『やっと目を覚ましたかい』

のフレーズに筆者の心は揺さぶられました。

何をもって『やっと』なのか…

これは、ただ普通に眠っていて朝になり目を覚ましたのとは、全く意味合いが異なるものと思われます。

そもそも、この楽曲は東日本大震災を背景に手掛けた楽曲らしいのです。

その事を考えると、震災を受けて意識を失くし、今も病室で目をさますこと無く眠り続けていた人物が、ようやく目を覚ましたということなのかもしれない…

おそらく女性なのでしょう。

彼女のために全速力で駆けつけた青年が、ようやく目覚めた女性に、そっぽ向かれ『遅い!』と怒られている。

まるでデートに大遅刻してしまった男の子が、待ちくたびれた女の子に怒られているかのように…

でも、そのように考えると、『やっと目覚めた』というフレーズの意味がおかしく見えてきます。

目覚めたのは女の子のはずなのに、

『何故、怒っているの?』

と、そう思えて仕方がありませんでした。

しかし、その後の歌詞の展開を見ると、これは時空を超えた壮大な物語であることが分かります。

サビ前のフレーズで、

『はるか昔から知るその声に、生まれて初めて何を言えばいい?』

と展開され、サビのラストでは

『むしろ0からまた宇宙を始めてみようか』

と締めくくられていくのです。

これは、『前前前世』のタイトルが指し示すように、今の時代での出来事を綴っているストーリーではなく、生まれる前からのストーリーなのだと理解しました。

つまり、何故、彼女が怒っていたのかというと、

彼女の魂は、遥か昔の人物の魂が時空を超えて宿っていた。

大好きな彼氏が自分の元にやってくることを心待ちにしていたけれど、アクシデントを迎えて眠りについていた。

ということを指し示す…

そう考えられるのです。

確かに、『君の名は。』のネタバレを見ると、時空を超えたラブストーリーが展開されていますよね。

前前前世は、それを暗示させる歌詞になっているのかもしれません。

そして、もう一方では、震災という神の試練とも言えるいたずらに、人間たちは翻弄され、深い悲しみを次々と背負わされている。

けれど、もう一度0からやり直そうとする強い人達のメッセージが込められているのではないかとも思います。

確かに震災を受けて亡くなった人が生き返ることは二度とありませんし、全く元通りとはいかないでしょう。

リセットと言われても、

『何故自分たちが…』

と理解に苦しむ怒りのようなものを感じるかと思います。

しかし、自然に歯向かったところで太刀打ちできませんし、そもそも過去に戻ろうとしたところで、戻ることは出来ません。

どんなに悲しくても前に進むしかないのは明確であり、だからこそRADWIMPSは

『前に行こう!!』

と、この『前前前世』を通じて、背中を押してくれているのかもしれませんね。

自然災害によって、どんなに傷つけ破壊され、ボロボロにされてしまったとしても、

『絶対に負けてたまるか!!』

という気持ちを持ち、

『何度でもやり直してやる!!』

という立ち上がる力を人間は持っている…

その力強さを、復興に向けて、今もなお戦い続けている東日本や九州(特に熊本・大分)の人たち、そして、長い年月を掛けて復興した神戸の人たちから、改めて学ばされているような気がします。

上手く言葉にできない部分もありますが、この前前前世の歌詞の意味としては、ただ時空を超えた大恋愛というだけではありません。

人の生きるたくましさを後押しするという重要な役割も意味づけているわけです。

そのように理解すると、また一味違った前前前世の世界観が広がっていくのではないでしょうか。

ロックの世界に、新たな風穴を開けてくれるような素晴らしい楽曲ですので、みなさんもこの機会に一度聴いてみてくださいね。

スポンサーリンク

アドセンス

RADWIMPSと映画『君の名は。』の密接な関係

現在上映中のアニメ映画『君の名は。』が、公開から2016年10月16日までの約50日間で、観客動員1184万人、興行収入154億円を突破!

報道番組でも『君の名は。』の特集が組まれるほど大々的なニュースになりましたよね。

正直、この『君の名は。』という映画は、リピーターが続出するほどすごい映画であると、筆者もひしひしとその凄さを感じています。

ただ、大ヒットジブリ映画『千と千尋の神隠し』ですら、一部の人達からは

『何が面白いのかわからない』

とバッサリ切られることもあります。

どんなに凄い大ヒット作品になったといっても、今後、人気が急降下してしまうことも…

事実、映画の評判を見ていくと、すでに一部の視聴者からは、

「ただ音楽を聴かせているだけ」

「中身はスッカスカ」

と、『君の名は。』を一刀両断されています。

男の子も女の子も、どこか心の中で思うことが一度はある

『男(女)に生まれていたら…』

という感情を上手く引き出し、実際にある風景を背景として用いるなど、共感できる要素満載で、緻密に計算された売れる映画なのに、それがつまらないと吐き捨てられる…

もちろん大多数の人たちからは、

「泣ける」

「何度でも見たくなる」

など、絶賛されているわけです。

しかし、そんな映画『君の名は。』ですら、簡単に切り捨てられてしまうこともあり、万人にウケる映画を作ることは、本当に難しい話なんだと改めて痛感させられます。

映画『君の名は。』の本当の勝負は、ここからなのかもしれないと、そんな印象すら伺える次第です。

でも、ここまできたらジブリの『千と千尋の神隠し』の記録を抜いて、歴代1位の称号を得て欲しいですね。

さて、先程、"緻密な計算"というフレーズを出しましたが、それは演出としてはもちろんなんですが、映画音楽という点でも『君の名は。』かなり緻密な計算をしています。

一部の酷評にもあった

「音楽を聴かせるための映画」

という評価がしっくり来るような、音楽メインのシーンも随所に散りばめられていているのです。

音楽を中心とするために、あえて収録されたセリフシーンの一部がカットされるという事態も…

普通の映画では考えられない話ですが、結果的に多くのファンからもこれが絶賛される形になり、『君の名は。』大ヒットの要因の一つにもなりました。

普通は、ただBGMとして映画に寄り添うのが常識的なスタイルですが、映画『君の名は。』のBGMは、映画の世界観や演出を邪魔することなく、上手くシンクロしあえている…

そこが実に素晴らしいと筆者も考えています。

では、何故このような演出となっているのか?

それこそが、今回『君の名は。』主題歌を含め、音楽全般を担当することとなったロックバンドRADWIMPSと、『君の名は。』の監督を務めた新海誠監督に大きく関係しているのです。

そもそも、新海誠監督は、

RADWIMPSの大ファン

で、宇宙的というべきか異質な個性を放つRADWIMPSの音楽に魅了されていたらしく、いつか一緒に仕事をしてみたいと考えていたそうですよ。

一方、RADWIMPSも新海誠監督がサラリーマンを辞めて、たった一人で作り上げたアニメ映画『ほしのこえ』に感銘を受けていたそうです。

その両者が運命的に出会い、強力なタッグを組み、今回のアニメ映画『君の名は。』を制作することとなったそうです。

そして、その情熱は、私達映画ファンを驚かせる様相を見せます。

主となる基本コンテを新海監督が作り上げて、RADWIMPSに見せると、早速『スパークル』、『前前前世』を作り上げます。

レコーディングも終えた段階で、新海監督に楽曲を聴かせると大絶賛!

そこで終わりと思いきや、新海監督から、前前前世に

『追加の歌詞が欲しい!!』

と無茶ぶりが入るのです。

まさに前代未聞の展開です。

レコーディング前ならまだしも、レコーディング後に収録し直しとなるわけですから、RADWIMPSのメンバーたちも

『マジか!?』

となるわけです。

そこで、新海監督の注文を受け、収録し直した映画『君の名は。』バージョンを聴かせると、またもや監督は大感激!

今度は、すでに収録されていたワンシーンをまるごと切り捨て、

前前前世のためのシーン

に切り替えた(一から作り直した)のです。

『この映画の声優を務めた、上白石萌音さんや神木隆之介さんの努力は一体何だったの?』

一部シーンを切り取っただけでも、そんな気すら伺える大胆行動にまず驚かされます。

そうして、RADWIMPSと新海誠監督のラリーが始まり、もう一つの楽曲『スパークル』に至っては映画のシーンに併せて、9分もの長さの楽曲に仕上がるほど…

通常の楽曲で9分というのは、クラシックなどではあるのかもしれませんが、POPS・ロックなどの現代音楽では、あり得ない長さです。

だいたい長くても4分~5分というのが、常識的な長さです。

多少意図的なものがあっても9分はあまりにも伸ばしすぎという印象がありますし、実際に通常のスパークルと比較しても、かなり間延びした印象すら伺えます。

そのことはRADWIMPSも十分承知しており、新海監督に別の楽曲を作り、2曲で、という提案もしていたそうですが、

『このシーンは絶対にスパークル一本で!!』

という強気な注文が入り、RADWIMPSも承諾して、アレンジを聞かせながら9分の大作に仕上げました。

そして、映像とリンクさせた時、音楽映像として流れていくわけです。

普通、音楽は所詮映画そのものを引き立たせる存在でしかありませんが、この『君の名は。』だけは違います。

完全に音楽も主役の一つとなっているのです。

それはRADWIMPSの奏でる音楽に新海監督が惚れ込んだこと。

一方で、新海監督が一人でアニメ映画を作り上げる実力者と認めた上で、さらに、音楽に理解があり、指示が的確、と音楽に精通している新海監督のことをRADWIMPSが認めていたからこそ実現された話でした。

両者の密接した関係が、上手くシンクロしたことで、『君の名は。』は、音楽映画でもなければ、ただのアニメ映画でもない、老若男女関係なく、あらゆる人達が共感できる大作へと仕上がったのではないでしょうか。

ぜひ、『君の名は。』が、史上最高のアニメ映画として、ますます大ヒットしていくことを心から願っている次第です。

 

まとめ

RADWIMPSが手がける楽曲の世界観が、聴き手だけでなく、映画界までも巻き込み、『君の名は。』という大作を作り上げていくとは誰が想像していたことでしょうか。

しかし、今回記事を執筆してみて、RADWIMPSが改めてその価値のある素晴らしいロックバンドであることが分かりました。

音楽も主役として映画『君の名は。』とシンクロできる、という新しい世界観も感じられ、新時代ならではの、これからの映画の在り方を垣間見られたような気もしています。

映画『君の名は。』が、今後も大ヒット作として多くのファンから支持されていくことは間違いないでしょう。

さらに、映画主題歌『前前前世』を手掛けたRADWIMPSも、これを機に、さらなる飛躍を遂げてほしいですね!

スポンサーリンク

アドセンス

アドセンス

-音楽