宇野昌磨(フィギュア)の2017-2018ショート(SP)の音楽(曲)を紹介

フィギュアスケート

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宇野昌磨 四季 eye


宇野昌磨選手は、これまでにグランプリファイナルで3位、全日本選手権で2位となり、

日本の男子フィギュアスケート界の若手ホープ

として、注目の選手です。

もっとも男子フィギュアスケートでは、世界ナンバーワンの羽生結弦選手でも、まだ2017年で23歳。

他の競技なら完全に若手選手の部類に入りますから、宇野昌磨選手を『若手』というのもちょっと変な話なのかも。

とうぜん、宇野昌磨選手は、平昌オリンピックへの出場も視野に入れています。

2017-2018シーズンも難易度の高い技を積極的に取り入れ、また、使用曲も珍しい曲など採用して、意欲満々です。

今回は、宇野昌磨選手の2017ー2018シーズンのショートプログラム(SP)の使用曲と、その意味などを見ていきましょう!

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宇野昌磨の2017-2018年ショートプログラム(SP)の使用曲は?

宇野昌磨選手の2017-2018シーズンショートプログラム(SP)の使用曲は、ビバルディの『四季』から『冬』です。

正式には、

ヴァイオリン協奏曲集 四季 協奏曲第4番ヘ短調RV.297 冬(L’Invern)

となります。

この曲はバロック時代の巨匠アントニオ・ヴィヴァルディの、4曲からなるヴァイオリン協奏曲集の第4曲です。

出版は1725年ですが、作曲の年代は不明です。

4曲の構成は、

  1. 協奏曲第1番ホ長調RV.269「春」(La Primavera)
  2. 協奏曲第2番ト短調RV.315「夏」(L’Estate)
  3. 協奏曲第3番ヘ長調RV.293「秋」(L’Autunno)
  4. 協奏曲第4番ヘ短調RV.297「冬」(L’Inverno)

となっています。

なお、ヴィヴァルディ自身は、これら4曲に『四季』という名称は使っていません。

四季の各協奏曲は、それぞれ3つの楽章からなっています。

それぞれの楽章にはソネット(短詩)がつけられていますが、その作者は不明のまま。

 

この振付には、これまでと同じく樋口美穂子さんです。

公式試合ではまだ披露していませんが、ショーでは既に演じているそうですね。

ジャンプは4回転フリップと4回転トゥループを入れるらしいです。

次に、宇野昌磨選手のショートプログラム(SP)とエキシビションの、歴代使用曲一覧を紹介します。

羽生結弦選手のショートプログラム(SP)使用曲一覧

2017-2018シーズン

ショートプログラム(SP)

ビバルディの『四季』から『冬』

振付 樋口美穂子

エキシビション(EX)

これは現時点では未定とのことで、発表されていません。

2016-2017シーズン

ショートプログラム(SP)

ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー

映画『ラヴェンダーの咲く庭で』より

作曲 ナイジェル・ヘス

振付 樋口美穂子

エキシビション(EX)

See You Again

映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』より

ウィズ・カリファ Feat チャーリー・プース

振付 樋口美穂子

2015-2016シーズン

ショートプログラム(SP)

Legends

作曲 Sacred Spirit

振付 樋口美穂子

エキシビション(EX)

映画『ドンファン』より

作曲 マイケル・ケイメン

振付 樋口美穂子

エキシビション(EX)

ヴァイオリンソナタ第9番

作曲 ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン

(ベートーベンという名前は、オランダ系なので、『ファン』が正しい読み方とされています。もっともこれには諸説があります)

振付 樋口美穂子

2014-2015シーズン

ショートプログラム(SP)

ヴァイオリンソナタ第9番

作曲 ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン

振付 樋口美穂子

エキシビション(EX)

The blessed spirits

作曲:ヴァネッサ・メイ

2013-2014シーズン

ショートプログラム(SP)

The blessed spirits

作曲 ヴァネッサ・メイ

振付 山田満知子、樋口美穂子

エキシビション(EX)

タンゲーラ

作曲 マリアーノ・モーレス

振付 山田満知子、樋口美穂子

2012-2013シーズン

ショートプログラム(SP)

タンゲーラ

作曲 マリアーノ・モーレス

振付 山田満知子、樋口美穂子

エキシビション(EX)

Bad Boy Good Man

by Tape Five

2011-2012シーズン

ショートプログラム(SP)

映画『タッカー』より

作曲 ジョー・ジャクソン

振付 山田満知子、樋口美穂子

こうして通してショートプログラムとエキシビションを見ていると、

前年のショートプログラム(SP)の使用曲を翌年のエキシビション(EX)に取り入れている

ことが多く見受けられます。

やはり慣れていることと、『観客からのウケが良かった』という両面からエキシビションでも選曲しているのかもしれませんね。

それと、宇野昌磨選手のコスチュームは、印象に残るものが多いです。

実はこのコスチューム、どんなものでもよいというわけではなく、

一定の決まりがある

そうですよ。

これはちょっと意外で、筆者はフィギュアスケートの衣装は、どんなものでも良いのだろうと思っていました。

それと、フィギュアスケートの演技では、曲や振り付けなど決める際には、誰がメインとなって決めているのでしょうか。

これはおそらくは、コーチだろうと思いますが、スケーターの衣装もコーチが決めるのでしょうか?

このあたりもどうやって決めているのか知りたいものですね。

 

それで一定の決まり、ルールがあるというコスチュームのルールです。

国際スケート連盟(ISU)のルールには、

『スケートの刃や衣類の定義』

という項目があり、そこにコスチュームの決まりなどが明文化されています。

国際スケート連盟(ISU)のコスチュームのルールより抜粋

冬季オリンピックや、各種の国際的大会では、競技者のコスチュームは節度と品位のあるもので、スポーツの競技会に適したものでなければならない。

過度に派手なものや、常識外れのデザインであってはならない。

ただし、コスチュームは選択した音楽の特徴を反映するものであってもかまわない。

コスチュームは、過度に肌を露出するものであってはならない。

男性はズボンを着用しなければならず、タイツは着用してはならない。

アクセサリーや小もの類は許可されていない。

コスチュームの装飾物は、コスチュームに固定されたものでなければならない。

上記の条件を満たしていないコスチュームを着用した場合は、罰則として

1.0の減点

となる。

この規定でちょっと面白いのは、

男性の脇毛は見えてはいけない

そうなのです。

つまり、

袖無しは不可

ということですね。

ただし、透けて見えるような場合や、袖無しでも剃ってある場合は、ぎりぎりでOKらしいのですが、基準はよくわかりません。

それに女性の脇毛については、どうなんでしょうか。

「**ちゃんの脇毛見たい!」

とか気持ちの悪いことを言う人もいるかも知れませんね(笑)

しかも、

コスチュームの反則は1.0の減点

となりますので、これは大きいです。

ちなみに、フィギュアスケートのコスチュームは、相当高価なものだそうで、

1着で数十万円以上

が相場であるとか言われています。

これを考えると、選手を支える家族も大変です。

 

宇野昌磨の2017-2018年ショートプログラム(SP)使用曲の意味は?

宇野昌磨の2017-2018年ショートプログラム(SP)使用曲は、ビバルディの『四季』から『冬』です。

『四季』は後世でつけられた題名で、ビバルディ自身は『和声と創意への試み』というタイトルをつけていました。

アントニオ・ビバルディは、1678年生まれ、逝去は1741年。

時代的にはバロック後期にあたり、大バッハ(ヨハン・ゼバスティアン・バッハ)と、ほぼ同時代の作曲家です。

音楽的にはバッハの荘重荘厳さとはやや異なり、明るく軽い曲調の曲が多いのが特徴でしょう。

ビバルディは作曲家でバイオリニストですが、カトリック教会の司祭でもありました。

当時の音楽家は、大半が教会か大貴族の元で、使用人として音楽の作曲・演奏にあたっていましたが、ビバルディは雇い主兼使用人だったのですね。

ひととなりはよくわかっていませんが、筆者の想像ではややプッチーニに近いような印象があります。

プッチーニは姉妹ばかりの中でただ一人の男性(しかも末っ子)として、姉たちから猫かわいがりに可愛がられて育ったそうです。

そのためか、長じても大変なフェミニストだったそうですが、ビバルディがフェミニストだったかどうかはわかりません。

 

この四季という曲は、バロックとしては一般的に知られていて、映画やテレビドラマのBGMなどにも、よく使われています。

原曲の楽器編成は

  • 独奏ヴァイオリン
  • 第1ヴァイオリン
  • 第2ヴァイオリン
  • ヴィオラ
  • 通奏低音(チェロ・オルガン)

となっています。

バロック時代の音楽は、オーケストラと言っても弦楽器が主体で、管楽器は、ほとんど使われていません。

管楽器がオーケストラで一般的に使われるようになったのは、古典派以降のことで、それもホルン2本、オーボエ2本という程度でした。

金菅木管が活躍するようになったのは、ロマン派になってからのことです。

フィギュアスケートの伴奏音楽として、どのように編曲して使うのか、これは見物聞き物ですね。

以下は四季の冬の動画です。

冬という冷たく峻厳な印象はなく、どちらかというとのびやかで明るい感じの曲調ですね。

ビバルディの曲はどれも似たような感じの曲が多いので、時々取り違えてしまいます。

宇野選手はホームページで、この四季の冬曲についてこのように書いています。

ショートプログラムは冬をイメージして、ビバルディの四季より『冬』にしました。

冬のイメージですが、夏のアイスショーでも滑っていきたいと思います。

この四季の冬は、パトリック=チャン選手のフリーなどでも使われました。

また、かなり前のことになりますが、ステファン・ランビエール選手や、カロリーナ・コストナー選手も四季を使って演技していましたね。

 

まとめ

今回は、宇野昌磨選手の2017ー2018シーズンのショートプログラム(SP)の使用曲とその意味などを見てきました。

2017ー2018シーズンのショートプログラム(SP)使用曲は、ビバルディの『四季』から『冬』です。

バロック時代の巨匠アントニオ・ビバルディの名曲として、音楽好きの人にはお馴染みの曲ですね。

明るく軽いノリで、フィギュアスケートには合いそうな曲調です。

それが、宇野昌磨選手だけでなく、かつてパトリック=チャン選手もこの曲を採用していた理由なのでしょう。

宇野昌磨選手がこの曲に乗って、華麗な演技を見せてくれることを期待しています!

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