大晦日の食べ物の伝統!年越しそばを食べる意味や由来をチェック

時事

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年越しそば


食べ物の伝統・文化として古くから受け継がれ、今や日本の風習として、各家庭で大晦日の日に食べられている「年越しそば」。

みなさんも、なんとなく大晦日には年越しそばを食べるものだと、無意識の内に理解されているのではないでしょうか。

当たり前の様に食べている年越しそばですが、当然、大晦日に食べる理由・意味が存在します。

それも、年越しそばのルーツをたどると諸説あり、7つも意味が存在していたことが分かりました。

では、なぜ年越しにそばを食べる用になったのか、またいつごろから年越しそばとして食べるようになったのか。

本記事にてその真相を解き明かしていきたいと思います。

 

昔からあった大晦日の年越しそばの風習

年越しそば

みなさんは、大晦日をどのように過ごされていますか?

ディズニーランドやUSJなどでカウントダウンを楽しんでみたり、家で紅白歌合戦や行く年来る年を観てまったり過ごしたり、実にさまざま…

一方、笑い納めとして、ガキ使「笑ってはいけない」シリーズを観て、大爆笑する過ごし方もいらっしゃいます。

ただ、いずれの大晦日の過ごし方も、何か一つ欠けているような気がしてならないんですよね。

もちろん、楽しいことに変わりないのですが、何か違和感みたいなものがあるような…

それで、いろいろ考えてみると、年越しそばを忘れていることに気付かされてしまうんです。

あくまで、これは筆者の場合です。

おそらく読者の方たちは年越しそばを忘れることはあまりないでしょう(笑)。

ただ、筆者の場合、日々この時間に働いて、この時間に休むという境界線がなかったりするために、年末やお正月という意識が薄れているんですよね。

もちろん、それではいけないと、半ば強引にお正月休みは取りますが、それはつかの間の休暇でしかありません。

年末に実家に帰省するものの、夜には自宅に戻り、翌日(元旦)からは、また情報収集や記事執筆の準備などしています。

そのためなのか、あまり休みの感覚がないんですよね。

休みは欲しいけど、仕事はしなければならないし、一方、好きな記事は書いていたいし…

そんなことを考えているから、なんとなく正月が過ぎ去っていくというのが率直なところです。

でも、これは筆者のケースで、多くの人は、きっちりお正月休みもとり、年末から年明けまで休日を楽しんでいらっしゃるはず。

しかも日本の風習でもある年越しそばも満喫し、年明けを体感されていることでしょう。

とはいえ、なぜ年越しそばが、年末に日本で食べられているのか知らずに、なんとなく食べている人は実に多いです。

もちろん、筆者もその一人でした。

なんとなく縁起がいい和食として、年越しそばを食べていたくらい…

一応、何度かその意味を調べたこともありましたが、一年もたつと、コロッと忘れてしまう始末…

それでは、

「何のための年越しそばなのか?」

といわれてもおかしくありませんよね。

あらためて、今回、年越しそばを食べる理由・意味を調べたところ、7つの意味が存在していたことを知りました。

それも、この年越しそばは、少なくとも1814年の頃からあったとされていると知り、実にビックリしています。

ちなみに、1814年の根拠としてあげられる理由には、この頃に出版された書籍「大坂繁花風土記」によるものが大きいです。

具体的なルーツや背景はわからないものの、少なくても、大坂繁花風土記には掲載れていた。

そのように考えると、年越しそばという日本にある風習が、実に大きな意味があるものなのか分かるような気がしてきます。

後ほどその意味・理由とされている事柄を解説していきますが、その前に、まずは年越しそばを大晦日に食べることの意義の大きさをかみ締めましょう。

そして、大切に年越しそばを食べながら、翌年に向けて、心機一転していってほしいと願っています。

大晦日の年越しそばの7つの意味・理由

さて、年越しそばを大晦日に食べる明確な、意味・理由があることが、先程の話でなんとなく理解していただけたことと思います。

では、個々からは、肝心要の、年越しそばを大晦日に食べる意味・理由を、諸説挙げられている中なら7つご紹介していきますね。

・理由その1:健康長寿を願っているため

そばという食べ物は、みなさんもご存じの通り、そば粉を生地に形成し、麺状にして食べる食べ物ですよね。

その麺は細長く、長く生きる=健康長寿のシンボルとされています。

そもそも年越しそばが食され始めた江戸時代には、

「江戸患い」

という今でいうところの「ガン(しかもステージ4)」のような、根治が極めて難しい、難病がはやっていました。

そして、次々と江戸の人たちが亡くなってしまう悲しい時期が訪れていたそうです。

しかし、そんな中、そばを食べていた人は、江戸患いにかかりにくかったため、その予防のために大晦日に食べられるようになったとも言われています。

具体的にどのような効果があったのかは別としても、少しでも長生きしたいと考えている人たちにとって、そばは、ある種奇跡の食べ物だったのです。

細く長く生きていきたいという思いと、流行病を予防する効果への期待から、年越しそばは、健康長寿のシンボルとして大晦日に食べられたのです。

そして時代を超えて、年越しそばが風習として定着しました。

現在は、大晦日の日に、一年間無事健康で生きられていたことに感謝し、翌年も家族が健康であることを願い、食べられるとされています。

健康であることが何よりも幸せなことであるという考えが、一つの風習を生み、長年受け継がれてきていたというわけですね。

・理由2:子供の成長を願って食べた

先程お話ししたように、そばが健康長寿のシンボルであることは紛れもない事実なのですが、その背景には、もう一つ別の理由も隠されていました。

それは、そばが雨風に打たれてもタフに成長し、実を付けていくことから、丈夫で多少のことではへこたれない健康を生む食べ物とされてきたわけです。

そして、その意味は、子供の成長を願う両親たちをも突き動かします。

両親たちは、翌年も子供がすくすく成長し、元気に育っていってほしいと願いを込めて食べたそうです。

そのことが、今日の年越しそばという風習として根付いたと言われています。

子供の幸せを願わない親などどこにもいませんよね。

そんな親の思いが伝わるステキな意味・理由が、年越しそばに込められていたと考えると、何か、感慨深いものがありますね。

・理由3:災厄を断ち切るため

そばは、細長い食べ物ではあるのですが、同じ麺料理のラーメン・うどんなどとは異なり、すぐに切れてしまう繊細な食べ物です。

ただ、この特色は、ある意味何かを断ち切るものの象徴とされていて、特に年越しそばの場合、1年で訪れた災厄を断ち切るという意味を持っています。

不幸が訪れた年を引きずり、翌年も不幸が続くなんてことがあったら、それこそ悲惨ですよね。

そんなことがないように、年越しそばを食べて、翌年こそは幸せに過ごしたいと昔の人は考えていた…

そのことが、今の風習につながったわけです。

・理由4:末永くそばにいたい思いから…

これは、完全に言葉遊びが派生したような印象を受ける意味合いですが、

そばという食べ物を漢字表記で表現すると蕎麦となることは、誰もが知っている通り。

一方、一緒にいるという意味を持つ「側」という言葉も、音は蕎麦と同じ「そば」です。

そこで、昔の人は韻を踏んで、蕎麦=側と位置づけ、夫婦・家族が一生添い遂げていくという願いを込めて、年越しそばを大晦日に食べていたのです。

それだけ、年越しそばには、家族に対する愛が込められていたということなのですね。

・理由5:借金を断ち切り金銭的に豊かになりたいという願いから

人間誰しも、借金をしてしまうことは少なからずあるはずです。

住宅ローン、マイカーローン、奨学金などなど、さまざまな名目で借金をしながら、人は長い人生を送っています。

しかし、誰しも喜んで借金をし続けている人はいません。

その場しのぎで借金をすることはあっても、早く借金を返したいと願うのは当たり前です。

そこで、昔の人たちは、そばがぷつんと切れやすい食べ物であることから、借金を翌年に持ち越さず断ち切りたいという願いを込め、年越しそばを食べた…

そして、そのことが風習として後の世代へと受け継がれていったのです。

・理由6:出世を祈願して食べた

何かと不景気な現代社会では、仕事を選んで楽しく暮らしたいという若者がいる中、出世を考えて仕事している人たちもいらっしゃいますよね。

その考えは、江戸時代も同じだったそうです。

やはり、誰もが出世し豊かな暮らしを手に入れたいと考えていたのでしょう。

そして、当時、金ぱくを伸ばしたり飛び散った金ぱくを集めるために、そば粉を使っていたことから、金を集める象徴とされていたそうです。

そして、江戸時代、多くの人たちが、金を集めるそばを食べて出世を祈願したことから、年越しそばを食べる習慣が根付いていったと言われています。

もちろん、出世だけが全てではありませんし、出世のために泥沼の戦いなんて生まれたら、それこそ人間不信に陥り生きていけなくなります。

とはいえ、生活していくためにはお金だって必要です。

そのことを多くの人たちが理解しているからこそ、少しでも幸せに近づけるように、金をあつめるそばにあやかろうとしたのでしょうね。

・理由7:一年の汚れを落として新年を迎えるため

みなさんはそば=そば粉を練って伸ばしたものと認識されていることと思いますが、決してそんなことはありません。

まずはそばの実から、そば殻と実を分けて、実を粉にするところからスタートします。

そして、最終的にそば粉が出来上がり、それを練って生地にした後にそばが完成していくわけです。

その工程で出てきたそば殻は、はるか昔、奈良時代には最高級枕の原料として用いられたという話もあります。

実際に筆者の子供の頃もそば殻の枕は存在していました。

やがて、そば殻の代わりにビーズが用いられ、現在は低反発枕の登場によってそれらの枕は消えつつあるように思われます。

その他、そば殻を焼いた灰を用いると汚れが落ちやすいと言われ、江戸時代、多くの人たちが、無駄なくそば殻も大切に使っていたんだそうです。

そして、そのことが一つの理由として、年越しそばを食べることで一年の災厄を振り払い、身を清めていくという風習につながっていったわけ。

もちろん、これには、先程お話しした災厄を断ち切るという意味合いも込められていたのでしょう。

人間、カルマといって、いろんな欲望に支配され、誰もが大なり小なりモラルを犯してしまうことがあります。

それが積み重なっていくほど、死後、地獄に落ちやすいなんて話もあるわけですが、その真実はともかく、やはり、1年の汚れはきれいにしておきたいもの。

そんな願いが、込められ年越しそばを大晦日に食し、新年を迎える風習となったのです。

以上が、年越しそばに込められた意味と大晦日に年越しそばを食べる理由です。

いずれも、人が幸せで新年を迎えたいと思う気持ちが、年越しそばを大晦日に食べさせるきっかけとなったことは間違いなさそうですね。

誰もが幸せであり続けたいと願うことは当然のことです。

それは、今の時代の人たちも、江戸時代やさらに昔の時代の人たちも変わりありません。

ぜひ、今年は、この意味・理由を理解した上で、年越しそばを大晦日に食べてみてください。

きっと、感慨深いものが得られると思いますよ。

 

大晦日の年越しそばが人体に与える意味・効能

さて、ここまでは、文化・風習の意味合いから、年越しそばを大晦日に食べる理由を解説させていただきました。

では、ここからは、実際になぜそばを食べると良いのか、健康上の理由として、その意味をご紹介していきたいと思います。

まず、そばという食べ物は、ビタミンB1や食物繊維が豊富で、イライラしにくくなったり、デトックス効果があったり、健康面でもかなり良い食べ物。

そのことから長寿食とも呼ばれ、多くの人たちに食されています。

近年では、血をサラサラにする効果があると言われ、糖尿病患者におすすめされている食べ物としても評価されていますよね。

もちろん、これはそば粉に含まれているルチンが効果を発揮しているだけであって、小麦粉が多く含まれているそばでは逆に血糖は上がりやすいです。

とはいえ、そばが健康に良い食べ物であることは間違いなさそうです。

そういった意味合いからも、年越しそばとして、大晦日に食べることは、健康を祈願し新年を迎えるには最高の食べ物といえるのです。

ぜひ、みなさんも、より良く健康で2018年を迎えるために年越しそばを食べて、今年一年を振り返ってみてくださいね。

 

まとめ

大晦日に食べる年越しそばには、多くの人たちが願う幸せへの思いが込められていたことが、あらためて分かりました。

また、一方では、そばそのものが長寿食として慕われ、健康上でも優れた食べ物であることも分かりました。

「幸せになりたい」
「より長く生きたい」

そんな思いが、人たちを、大晦日の年越しそばに向かわせ、古くから風習として受け継がれていったのでしょうね。

2017年もいろんなことが起きましたし、先日発表された今年の漢字のトップ10に選ばれた漢字は、ほぼ全て最低なニュースを象徴する漢字でした。

それだけに、年越しそばを大晦日に食べて、今年の災厄を全て振り払い、新年を迎えたいと思う次第です。

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