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電通の残業時間と年収・給料をチェック!ブラック企業の真相は?

更新日:

2016年の栄えある『ブラック企業大賞』に、

株式会社電通

が選ばれました。

2016年12月23日のことです。

電通の受賞の理由は、

長時間の残業による過労にたえかねて、一昨年自ら命を絶った、高橋まつりさんの事件

が主な理由です。

また、『鬼十則』も理由の一つに挙げられています。

奇しくも、電通の『ブラック企業大賞』受賞決定の12月23日は、まつりさんの命日である25日と2日しか違いません。

これまで電通という会社は、広告代理店業最大手であり、日本でも有数の売上げと収益を誇る優良企業とされていました。

しかし、一昨年の事件以来、ブラック企業という認識が高まり、風当たりも強くなっています。

今回は、はたして電通は本当にブラック企業なのか?

電通の残業時間や給料、年収などを紹介していきます。

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電通の給料・年収はいくら?

それでは、電通が本当にブラック企業なのかを見る前に、電通の給料・年収を見てみましょう。

電通の給料・年収

年収の例(少し前)

30歳 年収1,200万円(ベース年収600万+残業代600万)

年収の例(最近)

初任給(月額) 24万円 120位

※この初任給には、残業手当などは入っていません。

残業手当その他を含めた、初年度の年収は、実際には500万円から600万円程度にはなるようです。

  • 30歳時の推定年収 1,023万円 7位
  • 40歳時の推定年収 1,284万円 11位

このクラスでは、個人評価や能力により大きく差がでるようです。

業績がトップクラスの場合は、2,000万円近くの場合もあるようです。

平均年収 1,191万円(平均39.1歳) 20位

電通がブラック企業かどうかはともかくとして、給料・年収面では、相当な高水準ですね。

日本でもベストテンに入る、あるいはベストテンに近い高い給料の会社であることは、間違いないでしょう。

ちなみに、大学生に人気の高い企業を紹介しましょう。

大学生に人気の高い企業

1位 電通

2位 全日本空輸

3位 伊藤忠商事

4位 JTBグループ

5位 博報堂

上位5社に、広告代理店業が2社も入っています。

やはり華やかに見える広告代理店は、それだけ魅力がある業種なのでしょうか。

あるいは、業種ではなく給料・年収の良さという点に、その魅力があるのでしょうか。

それでは、他の大手企業の給料・年収も見てみましょう。

大手企業の年収ランキング

1 ファナック 1,571万円

2 野村ホールディングス 1,516万円

3 三菱商事 1,446万円

4 東京海上ホールディングス 1,437万

5 伊藤忠商事 1,383万円

6 三井物産 1,363万円

7 三井住友フィナンシャルグループ 1,273万円

8 住友商事 1,256万円

9 スカパーJSATホールディングス 1,246万円

10 三井住友トラスト・ホールディングス 1,236万円

11 電通 1,229万円

12 丸紅 1,226万円

電通の残業時間はどのくらい?

高橋まつりさんのいたましい事件により、電通の過重な残業の件が、一般に知られるようになりました。

それでは、電通における実際の残業時間は、どのくらいのものなのでしょうか。

実は、この平均残業時間に関する、公表されたデータは見つかりませんでした。

恐らくは、電通から公表されていないものと思われます。

そのようなわけで、この平均残業時間については、個別の個人データからの推測によるものです。

電通の平均残業時間 100時間~200時間弱

という数字が、推測での電通の平均的残業時間です。

それにしても、残業100時間でも凄いのに、200時間となりますと、これは冗談でなく本当に生命の危機になり得そうです。

残業200時間は、月の稼働日を23日としても、

1日約8.7時間!

です。

しかもこれは就労時間の全てではなく、通常の就労時間+8.7時間なのです。

電通の残業時間

比較的一般的な就労時間(仮定)

午前9時出勤

午後8時退社

8時間+2時間の残業

1日あたりの総就業時間 10時間

電通の就労時間

午前9時出勤

『午前1時40分』退社

8時間+残業8.7時間

1日あたりの総就業時間 16.7時間

こんな生活をしていては、長生きはとても出来ないだろうと思いますよ。

長生きどころか、まともな精神状態を保つのも出来ないのではないでしょうか。

 

電通はブラック企業?

さて、電通は本当にブラック企業なのでしょうか。

それを語る前に、電通の仕事内容を見てみましょう。

広告代理店業とは、新聞雑誌やテレビラジオの広告を扱う仕事です。

広告を出したい企業(クライアント・メーカーなど)と、広告料を貰いたい企業(メディア・新聞社やテレビ局など)との間に入って、両者を仲介すること

が広告代理店業の主な業務です。

具体的には、業務に関連し、例えば

  • 広告の内容の企画製作
  • コンシューマーの購買傾向の調査や、それによる商品開発
  • 商業的イベントの企画と運営
  • 映画やテレビなどの番組企画と製作

などがあります。

いずれも広告に関する中核をなす仕事内容ですね。

これらの業務を行っていれば、広告代理店業の発言力は大幅に上がります。

電通の強みは、

広告枠を持っていること

です。

電通は、日本の全テレビ局のコマーシャル枠の

およそ3分の1

を握っているそうです。

それによって、ゴールデンタイムのスポンサー決定については、電通が事実上の決定権を持っているとさえいわれているのです。

 

電通は、そのような強みを持っているのですが、広告クライアントとの交渉では、相手の都合に合わせなければなりません。

電通の都合で時間を指定することはできないそうで、電通社員の労働時間帯はどうしても不規則になりがち。

これが電通などの広告代理店業の労働時間が長くなる主な理由でしょう。

 

さらに電通のブラック企業ぶりを表す代表的なものとして有名な

電通 鬼十則

があります。

しかし、これにも

裏十則

があるそうです。

電通の鬼十則の表裏

電通の十則 表

  1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきものではない。
  2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
  3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
  4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
  5. 取り組んだら放すな、たおされても放すな、目的完遂までは・・・
  6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
  7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
  8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらもない。
  9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそういうものだ。
  10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる

電通の裏十則

  1. 仕事は自ら創るな、みんなにつぶされる。
  2. 仕事は先手先手と働きかけていくな、疲れるだけだ。
  3. 大きな仕事と取り組むな、大きな仕事は己に責任ばかりふりかかる。
  4. 難しい仕事を狙うな、これを成し遂げようとしても誰も助けてくれない。
  5. 取り組んだらすぐ放せ、馬鹿にされても放せ、火傷をする前に…。
  6. 周囲を引きずり回すな、引きずっている間に、いつの間にか皆の鼻つまみになる。
  7. 計画を持つな、長期の計画を持つと、怒りと苛立ちと、そして空しい失望と倦怠が生まれる。
  8. 自信を持つな、自信を持つから君の仕事は煙たがられ嫌がられ、そしてついには誰からも相手にされなくなる。
  9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の真実も語ってはならぬ、ゴマスリとはそういうものだ。
  10. 摩擦を恐れよ、摩擦はトラブルの母、減点の肥料だ。でないと君は築地のドンキホーテになる。

この裏十則とは、電通の裏十則というより、

サラリーマン十則

が正確かも知れませんね。

それでは、電通は本当にブラック企業なのかという問題についてです。

これは、電通という会社を外から見る人、また実際に働いている人により、印象はかなり異なるでしょう。

電通のような広告代理店業では、クライアントやメディアとのコネを持っている社員が、圧倒的に有利です。

新入社員にしても、クライアントとのコネがあって入社した人は、管理業務など比較的楽な業務に回されます。

しかし、コネなしの実力入社の場合は、かなり悲惨な状況に陥る可能性があります。

『土日出勤の休日なし』で働かなければならない

残業100時間は、まだマシな方

という状況になり、まさにブラック企業と呼ばれる代表的ケースですね。

また、電通という会社伝統の

ブラック飲み会

などという伝統もあるそうです。

この飲み会は、新人社員たち約10人1組、リーダー役の上司が2人が教育係としてつきます。

このメンバーでの飲み会が、研修期間中に毎日行われます。

それが

研修終了後の17時過ぎから翌日の朝4時まで

という超ハードワークなのです。

このブラック飲み会の建前は、

一般マナー研修や広告事業の勉強、人脈構築と電通社員としての考え方を養うため

しかし、その実体は、毎夜泥酔して倒れるまで酒を飲まされ

吐いて倒れ、寝てしまっても、叩き起こされて、また飲まされる

とすごい内容です。

中には、吐血してしまう新入社員もいるそうですが、その社員も翌日はちゃんと出勤してきたそうです。

出勤しないとどうなるか…。

それを考えただけで恐ろしくなり、痛む頭と胃袋を抱えて出勤したのでしょうね。

しかも、バブル期の飲み会はもっと凄く、

銀座の街中を全裸で走ったり、全裸でお店の会計をした

とか。

今では考えられないようなことをやっていたらしいです。

いかにも、体育会系のノリですが、電通自体が体育会系出身の社員が多いようで、それも当然なのかもしれません。

なお、現在ではこのような『荒行』は行われていないとのことです。

以上、ここまで挙げてきた電通の『業態』を考えると、

やはり電通はブラック企業!

という感を持たざるを得ませんね。

 

まとめ

電通は本当にブラック企業なのか?

という問題は、見る人や立場によって、かなり意見が違うようです。

ブラック企業とは思えない面もありますし、ブラック企業そのものという意見がそれぞれあります。

しかし、一般的な人間から見ますと、電通はブラック企業という印象は強いでしょう。

電通の年収は日本でも屈指のレベルです。

しかし、

  • 残業時間が100~200時間
  • 電通の鬼十則
  • 飲み会の荒行

などは、決して良い印象は与えるはずがありません。

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