漫画「刻刻」の衝撃すぎる最終回!アニメとの違いも解説※ネタバレ注意

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2018年1月から放送されている異色のファンタジーアニメ『刻刻(こっこく)』

放送前は原作ファンの間でのみ話題になっていましたが、第1話が放送されたとたんに、

先が気になる!

という人が続々と現れ、動画配信サイトなどでは今季No.1アニメという声も上がっています。

しかし実はこのアニメ、原作からはかなりの改変がなされているのです。

この記事ではその違いをまとめて、意外なラスト(最終回)まで原作の内容を解説します!

 

『刻刻』とは?あらすじ紹介

原作は堀尾省太(ほりお せいた)先生の漫画で、『増刊モーニング2』に連載され、全8巻の単行本が発行されています。

主人公は、佑河(ゆかわ)家の長女・樹里(じゅり)

家には無職の父とニートの兄、隠居した祖父、幼稚園児の真(まこと)を育てているシングルマザーの妹がいて、樹里も就職活動中です。

何となくダメな雰囲気の漂う一家ですが、そんなある日、真が誘拐されます。

すぐに指定の場所に駆けつけようとする樹里と父。

しかし祖父はそんな2人を引き留め、佑河家に代々伝わる止界術(しかいじゅつ)――時を止める特別な力――を使い、誠を救い出そうというのでした。

しかし実は誘拐犯の本当の目的はその止界術で……!?

時が止まった世で繰り広げられる、人間の大きすぎる欲と家族の絆の物語。はたして樹里たちは、元の日常に戻れるのでしょうか!?

 

『刻刻』原作とアニメでは設定からこんなに違う!

キャラクターの外見

おそらく原作ファンが最初に気になったのがここだと思います。

下の画像2枚を見比べるとわかると思いますが、まず主人公・樹里の外見が全く違いますね。

髪型や顔立ちもそうですが、全体的な雰囲気が全く違い、アニメのキャラクターらしいデザインになっています。

また服装の違いも気になります。

原作では就職活動の面接から帰ったままのシャツとスカートの上にエプロンを羽織(はお)った姿でした。

この姿は樹里のさえない“日常”をうまく表していて、日常の一瞬を切り取った中で繰り広げられる戦いにぴったりだったのですが、やはりアニメでは地味だったのでしょうか……?

アニメでは薄手のコート(?)が印象的な動きやすい服装に変更されています。

そしてもう1人。

樹里と同じくデザインに変更が加えられたキャラクターが、敵となる実愛会(じつあいかい)の総主・佐河順治(さがわ じゅんじ)です。

原作では坊主頭がそのまま伸びてきたような、どこか浮世離れして欲などもなさそうな外見でしたが、アニメではスタイリッシュなオールバックに。

これもやはりアニメらしい派手さを優先したのでしょうね。

敵側には彼以外にも外見が大幅に変えられたキャラクターが多いです。

ただ原作はややキャラクターの見分けがつきにくいところがあったので、その点はアニメの方がよかったかなという気がします。

樹里が“次女”に!?キャラクター設定の違い

外見と並んで原作ファンに違和感を抱かせたのは、樹里が“長女”から“次女”に変更されていることではないでしょうか。

原作ではシングルマザーとして真を育てているのは樹里の“妹”だったのですが、アニメでは“姉”になっています。

またそれにともなって、樹里の年齢が28歳から22歳に

うだつの上がらない佑河家の無職の長女から、大学を卒業後すぐに就職活動をする新卒という設定になっていますね。

アニメファンに興味を持ってもらうために主人公を若くしたのかと思いましたが、どうやらそれだけが目的ではないのだそうです。

アニメの大橋監督によるとこれは

「ラストシーンでの樹里の選択により重みをもたせるため」

なのだとか。

もちろん原作の堀尾先生には確認を取ったうえでの変更だということです。

しかし原作のイメージからはかけ離れたEDもそうですが、アニメスタッフ(監督?)は、かなり樹里がお気に入りのようですね。

 

『刻刻』アニメ本編での改変

設定が改変されている以上に、内容は様々な形で変更されています。

第1話で初めから“マリヤ”が登場!

第1話、樹里の面接のシーンのあとに金髪の少女が出てきたことを覚えているでしょうか。

これっきり今のところ登場していないのですが、実は彼女は“マリヤ”という名の重要人物なのです。

他にも第1話では樹里と祖父の回想シーンがカットされ、第4話に入れ替えられています。

第2話では実愛会の下っ端の会話が大幅にカット

第2話は大きな変更点はありませんが、会話は大幅にカットされました。

特に敵である実愛会の下っ端が、信者ではなくやとわれた人間だということ、そしてだからこそ組織としてやや統一されていないことなどがあまり詳しく語られていません。

このあたりは1クールに収めるための変更のようです。

しかし一方で、止界に関する説明は少し詳しくされています。

第3・4話はやっぱり派手さを重視した改編?

第3話では樹里が自分の能力に目覚めるわけですが、2話にわたってその能力を使って敵の下っ端を倒していくバトルシーンが追加されていました。

“止界”という止まった世界をアニメにするには、これくらいは派手なシーンを入れないとという判断でしょうか。

また第4話には樹里が初めて止界術を経験する回想シーンが挿入されています。

それに加えて、真がスーパーで働く姿で停止した自分の母親を見るシーンも追加。

第7話では原作になかった間島の過去が

第5・6話は台詞がカットされたり変更されたりしたくらいで、特に大きな違いはありませんでした。

第7話では、冒頭に原作にはなかった間島の生まれた時のシーンが追加されています。

間島の兄との再会をより強く印象づけるための演出のようです。

どうやらアニメでは、原作の“日常感”をおさえるかわりに“家族の絆”を強調しているようですね。

そしてアニメらしい動きと派手さの追加。

これが『刻刻』アニメ化の意味なのではないでしょうか。

 

『刻刻』衝撃のラスト(最終回)!※ネタバレ注意

アニメがようやく折り返し地点にきた『刻刻』ですが、ここからまだまだ予想外の展開が続きます。

※ここからは大きなネタバレとなるので、見たくない人は気を付けてください!!

自分の中の霊回忍(タマワニ)をコントロールして、意志を持ったまま神ノ離忍(カヌリニ)になろうとする佐河……。

ここまではアニメでも描かれましたが、彼の計画を阻止するために、樹里はなんと止界と元の世界をつなぐ本石(ほんせき)を壊してしまいます。

そのため、樹里だけは止界から出られないという状況に。

全員を止界から解放し、最終的にたった1人で止界に残ったものの、自分の生きる意味を見失いそうになる樹里。

ついに意識とともに霊回忍を手放してしまいそうになったそのとき、止界のはじまりとなったマリヤという女性が現れます。

彼女に止界術の歴史について聞き、彼女の力によって樹里はようやく、1人の世界から解放されて“日常”に帰るのでした。

 

アニメ『刻刻』についてのまとめ

こうしてまとめると、原作とアニメではかなりの改変がなされていることがわかります。

この改変については原作ファンの間では賛否両論ですが、アニメらしいエンターテイメント性を重視したのは間違いではなかったのでしょう。

実際、アニメから入って夢中になっている視聴者も多いです。

それに全8巻の原作を全12話のTVアニメにするには、やはりそのままではかなり無理がありますよね。

それをどう収めるかがある意味アニメ監督の力量とアニメ自体の完成度になるのではないでしょうか。

アニメを楽しんだ人は、原作漫画もきっと楽しめると思うのでお勧めです。

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