アイムホームのドラマ最終回ネタバレ!仮面の理由と原作との違いも

ドラマ

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上戸彩

久は、そのことで浮かれた矢先に事故に遭ったというわけです。

本来なら、もう離婚しようとしていた相手です。

事故に遭ったからといって、放置してもおかしくないわけですが、恵はまだ久のことを愛していたのです。

離婚もしていなかったので、必死に久の回復を信じ支え続けていました。

それも、医師の話では回復するかどうかもわからない状況下。

それでもただ一人、恵だけが、久の回復を信じ、腱鞘炎になってまでも辛いリハビリを愚痴一つこぼさず、支え続けていたというのです。

余程の愛がそこにはあった事がわかります。

人間、ちょっとしたことがトラウマになり、何かを隠すかのように記憶から離れてしまい、おかしな現象として表れることがあります。

事故に遭う前の久は、確かに誰も信じられない男でした。

ただ家族愛に飢えた男であったことにも違いありませんでした。

だからこそ、離婚を突きつけられたそのことがショックで、恵の

「仮面を被ったよう」

という言葉が脳裏に突き刺さり、結果的に恵や良雄のことを『仮面を被ったよう』に見えてしまったのでしょう。

しかし、そんなことはどうでもよく、

『久が恵のことを愛している』

ということに改めて気付かされます。

久にとっても、恵にとっても、ようやく本当の意味での夫婦生活をスタートすることができたといえるでしょうね。

 

『アイムホーム』ドラマ最終回ストーリーネタバレ2

家路久にとってのもう一つの謎である、

『葵インペリアル証券損失隠しの真相』

も実は、トレジャーボックスを経由して発覚します。

久は、この損失隠しの証拠となるデータをSDカードにデータとして残し、トレジャーボックスに隠していました。

元々、久は”不正のない正当な買収”で合意にこぎつけていました。

元々の売買契約は1000億円でしたが、最終売買契約時に大幅に金額を水増しして、損失分を穴埋めしたのです。

当時、久は急な国内出張のため、最終売買契約締結時には席を外していました。

そのため、その事には気づかず、出張から戻ってきた時には後の祭りだったのです。

久は、ただ嵌められていただけでしたが、それでも買収計画に関わっていたことに変わりありません。

そして、信頼していた社長からも、女性スキャンダルという表向きの理由を突きつけられて地方に飛ばされてしまうのです。

確かに、損失隠しについて、マスコミが久に取材しようとし始めていたのを危惧しての左遷でしたし、会社側の都合を主張するなら、妥当な行為だったのかもしれません。

しかし、久にとっては信じがたい行為であったことに違いありません。

徐々に社長を信じられなくなり、一刻も早く役員として本社復帰させる交換条件のカードとして、その証拠となるデータをSDカードに残していたのです。

もし、久が事故前の性格のままであったら、おそらく普通にSDカードを社長に渡して、役員のポストを掴み、さらなる出世街道を走っていたことでしょう。

しかし、事故後の家路久は過去の久とは違います。

彼は逮捕されることを覚悟した上で、

「妻の顔も子供の顔も見ない、自分自身で家庭を壊す家路久に二度と戻りたくない、恥ずかしい自分に戻りたくない…」

その想いの一心で、彼はSDカードは返したものの、告発に踏み切ることにしたのです。

やはり、覚悟していたとおり、金融商品取引法違反の疑いで家路久は逮捕されてしまいます。

ただ、その勇気ある行動が、第13営業部の面々を突き動かし、久は彼らの行動のお陰で無実が証明され釈放…

その後、自宅が火災に遭い、またもや窮地に立たされる久でしたが、恵を命がけで護り、ようやく本当の彼女の顔を見ることができました。

そして、新たな自宅で恵・良雄に囲まれ、家族水入らずで新たな生活をスタートさせたところでフィナーレを迎えたのです。

追記

ドラマ『アイムホーム』としてのネタバレは以上ですが、最後に原作『アイムホーム』の描かれ方の違いをネタバレとしてお話しておきましょう。

まずドラマ上の描かれ方としては、釈放後、自宅が火災に遭い、なんとか恵たちを救うも、全身大怪我で病院に担ぎ込まれる久。

看護師の制止を振り払い、共に入院していた妻・恵の元に駆けつけ、病院での再会を果たします。

すると、やっと仮面ではなく

素顔

の妻を見ることができた久と、恵の抱き合う姿が描かれていきます。

そして、無事退院した久は、十三営業部に復帰し、何気ない日常を過ごすしながら、恵・ 良雄と幸せな家庭を築いていくシーンでラストを迎えて終わっていきます。

ちなみにこれは、木村拓哉さん主演のドラマ『アイムホーム』のラストであり、時任三郎さんが主演を務めていた2004年放送のドラマ『アイムホーム』では、家路久の奥さんの名は、原作同様に『家路ヨシコ』となっています。

 

さて一方、原作『アイムホーム』のラストシーンの描かれ方です。

久の自宅が火災に遭っていたところは同じです。

しかし、この時の久は、

バーレーンの支社に転勤

の話があったらしく、海外赴任する予定だった模様。

そして、そのことを妻・ヨシコにも告げ、今度ばかりは待ってもらえないと覚悟していた様子でした。

そんな矢先の火災で、自宅に取り残されたヨシコ・ヨシオの身を案じて、自宅に入り、二人を救うわけです。

気がついたら病院のベッドの中。

どうやらヨシコとヨシオは無事救出されたようですが、その分、久が怪我を負い、入院する羽目に陥ったようです。

しかし、とにかくヨシコとヨシオのことが気にかかり、病院を抜け出してしまう久…

会社にも戻らず一週間ほど行方不明となった久は、気がつけば火災があった、あの自宅マンションに姿を現します。

そこにヨシコたちも姿を現します。

久は、ヨシコに

「言えなくなっちゃいましたね」

と言われると、すかさず久は、

「ここだよ、君たちだ。ここに帰りたかったんだ!」

と答えます。

そして、ヨシコが

「おかえり」

といって幕を閉じる描かれ方となっています。

 

以上が、ドラマと原作それぞれの『アイムホーム』ラストの描かれ方となっています。

原作では病院での感動のシーンもなければ、再び訪れる日常など、余韻と思われるエピローグがありません。

実にシンプルな描かれ方をしながらも、思わず感動してしまうような、グっとこみ上げる演出が施されています。

家がなくなっているのに、『君たちのもとに帰れた』ということを夫から言われたら、妻として嬉しいと思います。

たとえ火事によって多くのものを失ったとしても、また新たに家族でやり直していこうという気にもなれるでしょう。

いずれにしても、

いちばん大事なもの

を久が取り戻したことは変わりありません。

原作・ドラマそれぞれに魅力があり、またそれぞれの演出を楽しむのも、『アイムホーム』の一つの楽しみ方だと思います。

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