
マクドナルドは、使用期限切れの鶏肉を商品に使用していた問題が発覚して信頼が失墜して以降、しばらく売り上げが低迷しました。
しかし、2016年あたりから、変化が見えはじめましたよね。
なんと、2016年12月期の連結決算では、
53億円の黒字
となったのです。
一体なぜ、マクドナルドは、急速な業績回復を見せたのか?
当記事では、復活の兆しを見せつつあるマクドナルドの業績回復の理由に迫っていきます。
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マクドナルドが失墜した食品偽装&異物混入問題
ファストフード業界でもトップを争うほど、常に食品安全には気を配ってきたはずのマクドナルド。
一時期、
『デフレの王様』
とまで言われましたよね。
確かに、100円マックなどの価格破壊を行い、
ハンバーガーの価値を暴落させた大罪
を犯したのも、マクドナルドでした。
その報いというべきなのか、マクドナルド失墜が始まったのが、2014年7月でした。
そう、あの期限切れ鶏肉使用問題です。
マクドナルドがチキンナゲットの原料として仕入れていた中国上海のある工場で
- 素手で鶏肉を扱う
- 床に落ちた鶏肉をそのまま使用する
- 消費期限が切れてしまった鶏肉を商品として扱う
など、とんでもない問題を起こしていた事実が、2014年7月に発覚してしまったのです。
正直なところ、中国がマクドナルドを騙していたという構図になるので、どちらかと言えば、マクドナルドが被害者といえる立場かもしれません。
それなのに、なぜマクドナルドは客足が減り、信頼が失墜してしまったのでしょう…。
それは、鶏肉問題だけでなく、新たな問題が2015年1月から起きてしまったからです。
マクドナルドの信頼を失墜させた第2の問題。