
25年~30年程度
で、住宅ローンを契約する人が多いのです。
ただ実際に契約後のローン返済にかかる年数は、
平均約13年
という調査結果があります。
なぜ『契約年数』と『実際の返済にかかった年数』が異なるかというと、住宅ローンには、
繰り上げ返済
という便利な仕組みがあるのです。
これを使って、みなさん早めに返済してしまっているわけです。
たとえば、サラリーマンとして働いたことによる、収入以外にも、色々な収入が得られることがあります。
ボーナスなどの賞与や、株やFXなどの副業から、果ては宝くじ、親からの財産贈与などによる収入があったりします。
そのような
臨時収入を、月々の住宅ローンの返済にプラスして、返済すること
ができるのが、住宅ローンの繰り上げ返済の仕組みです。
つまり、将来にわたって毎月支払い続けるはずだった返済を、前もって一気に返済しておくことで、ローンの借入期間を短くすることが可能となるのです。
この繰り上げ返済のプランは、
『期間短縮型の返済プラン』
と言われています。
もう一つ、繰り上げ返済をすることで、毎月の支払い額を軽減させる
『返済額軽減型の返済プラン』
もあります。
返済額軽減型の返済プランの場合は、期間短縮型プランと異なり、返済期間は変わらないため、利息軽減額も若干少なくなります。
それでも毎月の返済額が減るので、将来に収入が下がってしまいそうな不安がある人は、返済額軽減型プランで繰り上げ返済するのも、一つの方法と言えるでしょう。
いずれにしても、長い住宅ローン返済を少しでも賢くお得に返済していくために繰り上げ返済を活用することが有効なことに違いありません。
少しでも、まとまった臨時収入がある人は、繰り上げ返済を検討してみてくださいね。