住宅ローンの繰り上げ返済は本当にお得?貯金優先のメリットとは

雑学

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お金

 

住宅ローンの繰り上げ返済で得られるさまざまなメリット

前もって組まれていた住宅ローンの返済計画を、少しでも繰り上げて、

前もって多く返済し、返済期間を短縮させてしまおう

というのが、住宅ローンの繰り上げ返済です。

では、この住宅ローンの繰り上げ返済をすることで、どんなメリットが得られるのでしょうか。

実際にどんなメリットが得られるのか、見ていきましょう。

住宅ローン繰り上げ返済のメリットは利息軽減!

住宅ローンの繰り上げ返済には、数多くのメリットがありますが、中でも一番大きなメリットといえるのは、やはり、

利息の支払い額を大幅に減らせる

ということです。

たとえば、3,500万円の住宅ローンを35年かけて返済する場合です。

この場合、利息が1.5%で、住宅購入から1年後に100万円を繰り上げ返済した場合、『期間短縮型の返済プラン』だと、

毎月の返済額が、10万7164円と変わりありません

が、そのかわり、残り返済期間が、

34年(既に1年返済しているため)から、32年9ヶ月に短縮

されます。

さらに、最終的な利息も含めた総返済額の支払いを、

約63万円も減らすことができる

のです!

 

一方、同条件で『返済額軽減型の返済プラン』での繰り上げ返済をした場合、

残り返済期間34年は変わりませんが、毎月の返済額が、10万4,034円に減額(約3000円お得)

されます。

その結果、最終的な総返済額の支払いを、

約27万円も減らすことができる

のです。

若干『期間短縮型の返済プラン』よりもお得感は減りますが、少しでも毎月の返済額を減らしたいのであれば、決して損をするわけではありません。

検討の余地はあるでしょう。

 

住宅ローンの支払いにおける利息は、毎月の支払額に上乗せされているため、早めに元本の返済をすればするほど、将来の利息支払いを軽減できます。

『期間短縮型の返済プラン』、『返済額軽減型の返済プラン』の双方のプランを比較すると、前者のプランの方が、よりお得に返済できることは、言うまでもない事実です。

ただ、どのように返済するのが好ましいかは、それぞれのライフスタイルによって変わってきます。

少しでも毎月の返済額を減らさないと、目先の生活がカツカツになってしまうという人は、わずか3,000円でも返済額が減った方が良いかもしれません。

少しでも余裕がある人なら、将来的なことを考えて、返済期間を短縮させたほうが絶対にお得です。

ライフスタイルによって、どの返済プランが適しているのかを考えた上で、賢くお得に繰り上げ返済を活用しましょう。

繰り上げ返済には精神的なメリットも!

まとまった臨時収入(ボーナス、宝くじの配当金、副収入などなど…)が入ったと仮定します。

ただ、せっかくの臨時収入を、住宅ローンの繰り上げ返済に当てると言うのは、中々辛いものがあります。

ですがその分、利息額が減額され、総返済額が減ってくれる嬉しいメリットが得られます。

その上、この繰り上げ返済は、ただ金銭的なメリットだけではなく、精神的に大きなメリットが得られます。

そもそも、住宅ローンというのは、『借金』を背負うことですから、その後の人生において、どうしてもプレッシャーがかかってしまいます。

まぁ、ポジティブ思考であれば、

「住宅ローン完済のために、これからも一生懸命働こう!」

と考えられるのかもしれません。

しかし、全てがそんなポジティブな人だけではありません。

心のどこかに

「まだ住宅ローンが残っているのに、いま自分の身に何かあったらどうしよう……」

と不安に感じてしまうものです。

そんな『借金』というネガティブな要素から、少しでも早く抜け出すためにも、住宅ローンの繰り上げ返済は、とても有効だと言えるでしょう。

また、返済期間が短縮されない代わりに、毎月の返済額が少しでも目減りする『返済額軽減型の返済プラン』においても、

毎月のローン返済に少しでも頭を悩ませずに済む

という意味で、かなり精神的に楽になれるはずです。

ちなみに、もしものときの為に

  • 『団信』と呼ばれる『団体信用生命保険』
  • 一般的な生命保険

に加入することでも、精神的な負担を軽くすることも可能です。

住宅ローンは大きな借金なので、こういった制度を上手く利用し、少しでも精神的に楽になることを考えましょう。

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住宅ローンの繰り上げ返済のデメリット・注意点は?

どんなことにも言えることですが、メリットがあれば必ずデメリットもあるわけで、それは住宅ローンの繰り上げ返済も例外ではありません。

では、実際にどんなデメリットがあるというのでしょうか?

また、住宅ローンの繰り上げ返済をする上で注意を気にする人が多いと思いますので、その点に関して紹介していきます。

住宅ローンの繰り上げ返済は資産運用を阻害?

さて、住宅ローンの繰り上げ返済を単体として考えてみると、たしかに余剰金を繰り上げ返済に全部回したほうが、お得感が得られるように感じられます。

多くの人たちは、

「とりあえず何か収入があれば、住宅ローンの繰り上げ返済に全部まわす」

と繰り上げ返済に走りがち…。

しかし近年は、住宅ローンの繰り上げ返済が、必ずしも最善の手段である、とは言えない状況になってきているのです。

そして、ここに一つのデメリットが存在していると言われているのです。

 

では、どんなデメリットなのかというと、最近流行りの

資産運用に当てる資金が繰り上げ返済のために使えなくなってしまう

ということ。

もちろん、資産運用と言っても、株式や外貨為替など、リスクを伴う資産運用の方法が多いのです。

資産運用するとしても、必ずしもうまく運用できるとは限りません。

リーマンショックみたいな予測不可能なことが起これば、財産が泡と消えてしまうなんてこともありえます。

繰り上げ返済に回すほうが無難なのかもしれません。

しかし、銀行にお金をただ預けておくだけではほとんど増えません。

それだけに多少リスクを背負ってでも、賢く資産運用を図りたいと考える人が、多くなっているのが現状です。

そして近年は、インターネットが普及し、資産運用のプランも格段と増え、低リスクで運用できるようになっています。

場合によっては、繰り上げ返済にお金を使うよりも、より賢く資産運用でき、さらに余剰資金を使い、無理なく繰り上げ返済するのが、ベストといえるでしょう。

つまり、長いスパンで考えた際に、闇雲に繰り上げ返済に回していくという考え方は、大きなデメリットとなってしまうというわけです。

ちなみに、専門家の間でも、

  • 住宅ローンを早めに返済し、その後に資産運用をおこなうパターン
  • 住宅ローンを返済せず、早めに資産運用を持続的におこなうパターン

を比べると、

後者の方が最終的にはお得になる

意見がいくつも聞かれます。

このことからも、住宅ローンの繰り上げ返済にお金を使うことが、お得になる正解とは限らないのです。

住宅ローンの繰り上げ返済の手数料

住宅ローンの繰り上げ返済は、たしかにメリットがあります。

ただし、ただメリットが得られるというわけではなく、手続きをする度に手数料だって取られてしまいます。

この手数料が数百円程度の子供お小遣い程度であればよいのですが、住宅ローンの繰り上げ返済の場合、

手数料が数万円単位で取られるローンプランもあるらしい

のです。

ただし、ローンプランによって、手数料も異なります。

『フラット35』のように、手数料が掛からないケースもあります。

そのあたりは実際に住宅ローンを組むまえに、さまざまな返済シミュレーションをしておき、事前にしっかりリスクを把握しておくようにしておきましょう。

特別な出費に備えて貯金を優先すべき?

普段から資産運用に馴染みがない人からすると、住宅ローンの繰り上げ返済と比べた資産の損得、なんて言われても、いまいちピンときませんよね。

それに、そもそも無理して資産運用に多額を回してしまい、最悪それを失ってしまったら、目先の生活すらままならなくなってしまいます。

一方、繰り上げ返済も同じです。

たとえ将来的にメリットが得られるとしても、目先の生活費を回しすぎてしまうと、いざ何かの事情で諸経費が必要となった時に、

違うところから借金をしなければならない

という悲惨な状況に陥りかねません。

そこで、重要なこととして注意してほしいのが、単純にお金の損得だけを考えるのではなく、住宅ローンを借りた後のリスクについても考えておいてほしいのです。

 

これはあくまで、筆者の見解です。

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