シャープの倒産危機!赤字の理由や原因はリストラと液晶事業!

時事

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シャープ

こうした向かい風もあり、シャープが倒産危機に陥ってしまったわけです。

そしてもうひとつ、シャープには赤字から抜け出すことができなかった、大きな理由があると言われています。

それが、

リストラ

です。

シャープは、一部有識者からは、

『リストラが遅すぎた』

とも言われており、

シャープが日本企業を特徴を象徴するものである

と称されているのだとか。

あるシャープ社員は、自社であるシャープのことを、

「社員に優しすぎて切らない。断腸の思いで切ったら遅すぎた」

と語っていました。

会社の経営が傾きかけてきたところでリストラなどを行うのは、それは会社の存続をかける意味では仕方のない措置であると思います。

しかし、そこに大きな問題があるというのです。

と言うのも、日本には、

倒産の危機にならない限りリストラは許されない

というような、暗黙の風潮があると言われています。

確かに、終身雇用の概念が未だに根強い日本社会を考えると、この風潮があってもおかしくはないような気がしますね。

しかし、リストラは許されないというのはおかしくはないでしょうか?

許す・許さないの問題ではないような気がするわけです。

仕事ができず、業績の悪い社員も大切な一員だからといって、リストラをしない状態が続いた結果、会社そのものが倒産してしまっては元も子もないでしょう。

印象としては最悪ですが、会社が立ち直った後に呼び戻すことも、一応の選択肢としては可能なはずです。

まぁ大規模なリストラを行ったり、希望退職を募るタイミングは非常に難しいことなので、簡単な話ではないのも事実ではありますが…。

ただ、それにしても今回は、他事業の開拓やリストラなど、シャープの対応が後手後手に回りすぎたような印象を受けます。

結果的に買収されることになってしまったのですからね…。

シャープ、倒産危機からV字回復なるか、中国市場が鍵

鴻海(ホンハイ)に買収されたシャープ。

その後の業績は鮮やかなV字で回復へ向かっています。

2年前の凋落のイメージが嘘であるかのように、現在シャープの業績が好調の理由は、液晶ディスプレイやテレビの販売を手掛ける事業が大当たりしたのです。

シャープは2017年10月、世界に先駆け中国で家庭向けでは世界初の「8Kテレビ」を発売しました。

さらに、鴻海グループの営業力を活かし、中国市場で劇的に販売台数を伸ばしていることが成功の大きな要因だと言われています。

現在では、“シャープが研究/開発→鴻海が生産→鴻海の販売網を使って販売”という流れができています。

「鴻海(ホンハイ)に買収されなければ、シャープに8Kテレビを作る体力は残っていなかった」(総務省幹部)

引用元:HUFFPOST

という証言も。

とすれば、シャープが鴻海傘下に入ったのは、まさに不幸中の幸いだったと言えるでしょう。

シャープは日本はもちろん世界中での知名度は抜群です。

液晶テレビや携帯電話などの音響・映像・通信機器をはじめとして、シャープ製の商品は質に定評があります。

そういった人気をうまく活用すれば、今後ものすごい利益を得られる可能性も残っています。

これからのグローバル競争で勝つためには、経費削減を行いつつ、消費者の需要に応じた商品作りが何より求められます。

シャープが不死鳥のごとく復活を遂げることができる日は近いのかもしれません。

まとめ

経営危機となり、倒産は免れたものの最終的には台湾企業の鴻海に買収されてしまったシャープ。

結局、液晶事業に依存しすぎてしまった結果、その液晶事業が不振に陥ってしまうと何もできなかったことが、このシャープの経営危機を招いた原因でしょう。

シャープの経営理念の冒頭部には、次のような一文があります。

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