
アニメ映画では『ゲド戦記』と言いながら、主人公の名前は「アレン」です。
この映画『ゲド戦記』だけを視聴した人からすると、なんとも意味不明なタイトルだと、誰もが感じたことでしょう。
ゲド戦記っていうタイトルから世界を懸けた戦いみたいなの想像してたけどしごい個人的なたたかいだった(‘ω’)
— ころは (@coroha12) 2018年1月12日
ただ実は、このアニメ映画『ゲド戦記』は、原作の一部を切り抜いて作られた作品なのです。
『ゲド戦記』の原作は、『指輪物語』『ナルニア国物語』と並んで、世界三大ファンタジー作品のひとつである、アメリカの女流SF作家、アーシュラ・K・ル=グウィンの、同名小説が原作となっています。

そのため映画『ゲド戦記』の原作は、全6巻に渡る長編小説。
アニメ映画『ゲド戦記』の内容は、その中の”第3巻”で描かれていたストーリーの一部を元に、作られているとのことです。
そのため原作では描かれている、
- ハイタカが「ゲド」と呼ばれている理由
- 作品の本来の主人公がハイタカな理由
が全て抜けてしまっているために、どこか違和感が残る作品となってしまっているのでしょう。

もし『ゲド戦記』の原作小説にも興味がある人は、一度じっくり読んでみてください。
宮﨑駿が『ゲド戦記』を痛烈に批判!その理由とは
アニメ映画界の巨匠と呼ばれる、宮﨑駿監督。
そんな彼を父にもつ宮崎吾朗監督が手がけた映画『ゲド戦記』ですが、父の宮﨑駿監督はこの『ゲド戦記』を見るやいなや、痛烈に批判したそうです。

『ゲド戦記』が劇場公開された時だけでなく、今もなお宮﨑駿監督の批判が話題になっています。
ちなみに、宮崎駿監督が『ゲド戦記』についてなんとコメントしたかというと、
自分の子供を観ていたような気分にさせられ、大人になりきれていないなぁと思った
1本作れたからいいじゃんね。もう辞めたほうが良い
というような、息子である宮崎吾朗氏への最終通告とも取れる痛烈な批判…。
メアリと魔女の花とかゲド戦記見た後だと
やっぱり宮崎駿は天才だったんだなあと思う
世界が深かいよなぁ…メアリは世界が浅かったなぁ
一歩間違えたら私がケータイ小説で書いてそう— クマ (@mokmokuma) 2018年8月31日
客観的に見て、親が子供に対する評価とはとても思えないような厳しさを、宮﨑駿監督は持っていたんですね。
それにしても、仮にも自分の子供が初めて映画監督として、ジブリ作品を手がけたのです。
それなのになぜ宮﨑駿監督は、『ゲド戦記』の監督である宮崎吾朗監督を、痛烈に批判したのでしょうか?
その真相までは、語られていません。