
みなさんは、『エンテロウイルス』というウイルスの名前を聞いたことがありますか?
2015年8月に子供たちの多くが、
『発熱を伴う麻痺を起こしてしまっている』
という原因不明の症状が相次ぎました。
そこで国立感染症研究所が患者を調べて原因を調査した結果、その子供たちは
『エンテロウイルスD68』
というウイルスにかかっていることが判明したそうです。
それにしても、このエンテロウイルスは、どのようにして感染し、麻痺以外にどのような症状を起こすのでしょうか?
エンテロウイルスに感染した場合の潜伏期間から予防方法や対策、ワクチンなど、気になることはたくさんあります。
そこで本記事では、エンテロウイルスの謎について、探っていきます!
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エンテロウイルスの症状
エンテロウイルスD68が猛威を振るうようになったのは、2015年夏~秋のことでした。
なんと、子供たちが原因不明の麻痺に襲われ、病院に搬送される事態が急増したのです。
そして、その原因こそが、
『エンテロウイルスD68型』
というウイルスでした。
では、そもそも、エンテロウイルスとはどんなウイルスなのでしょう?
まずはそこから紹介していきます。
エンテロウイルスとは、腸管内で増殖するウイルスのことで、腸管ウイルスとも呼ばれています。
さまざまな型がありますが、中でも危険なのが、当記事で触れている
『エンテロウイルスD68型』
このエンテロウイルスD68の場合、大人は症状が出ない、または軽症で済むことが多く、
子供が重症化しやすく
なっています。
エンテロウイルスD68の症状としては、基本的には
- くしゃみ、鼻水
- 発熱
- 体や筋肉の痛み
- 気管支炎
- 肺炎
といったことが多く、時期的に夏風邪に近い症状なので、エンテロウイルスに感染したことに気づかないケースが多いです。