
そして、夏風邪だと思ってしまい、放っておくと、最悪の場合、重症化してしまいます。
重症化すると、
- 気管支ぜんそく
- 急性気管支炎
といった症状になる恐れもあるとのこと。
また、先ほども触れたように、
麻痺が起きる
ことも…。
2014年のアメリカでの大流行の際は、1000人の感染者のうち、一部に麻痺の後遺症が残ってしまったそうですよ。
また、2015年には、95人が小児麻痺となり病院に搬送されたのですが、その一部の患者からエンテロウイルスD68が検出され、
「断定はできないが、このウイルスが関連する可能性がより高まった」
と厚生労働省の研究班がコメントしています。
とはいえ、確定とは言い切れず、現段階では、エンテロウイルスD68に感染することと麻痺が起こることについては、
関連性はありそうだが、決定的な証拠はない
という状態です。
しかし、エンテロウイルスD68に感染した人に麻痺症状が出たことも、確かなことです。
このような事態にならないよう、子供の健康管理をしっかりしたいですね。
ちなみに、エンテロウイルスにはもうひとつ、流行しやすい型があります。
それが『エンテロウイルス71』。
この『エンテロウイルス71』は、手足口病を引き起こすのですが、手足口病を引き起こすウイルスの中でも重症化しやすいことが特徴。
重症化すると、
- 髄膜炎
- 脳炎
といった症状に発展するので注意が必要です。
エンテロウイルスの発症までの潜伏期間
夏風邪に似ているため、重症化するまで気づかないとも言われるエンテロウイルス。
このエンテロウイルスの潜伏期間は、果たしてどれくらいなのでしょうか?
基本的にエンテロウイルスの潜伏期間は