
約3日~7日
と言われています。
そして、
感染から3日後~発病して10日後
までの間に、他の人へウイルスが広がる恐れのある期間となっています。
感染経路としては、
感染した人の気道の分泌物が付着したものをなめたり、分泌物に触れた手をなめたりしてしまい、ウイルスが口の中に入ってしまう
と、周囲の人に感染が広がっていきます。
また、エンテロウイルスは便の中にも存在しています。
そのため、子供のおしめを替えるときなどに、手に便が付着してしまい、その後よく手を洗わないで食事をしてしまうと…。
エンテロウイルスは、ウイルスが口の中へ入ってしまい、それによって周囲の人が感染することを覚えておきましょう。
エンテロウイルスの治療方法や予防対策は?
厄介なエンテロウイルスのワクチンや治療方法・予防対策に関してですが、実は
まだワクチンもできておらず、治療方法が確立していない
という状況です。
つまり、エンテロウイルスに対するワクチンがないので、エンテロウイルスD68に対するワクチンも当然ながら、ないわけです。
そのため現状では、せいぜい
痛みや症状を和らげる対処療法
などを用いるしかないのです。
治療方法がない以上、エンテロウイルスについては、ノロウイルスやインフルエンザの予防対策と同じように、基本的な予防対策をするしかありません。
外出時にマスクをしたり、病人と直接キスやハグなど直接ふれあうことを避ける、コップや食器の共有も避ける…。
また、手洗いやうがいを徹底し、消毒もこまめにおこなうようにすることも、エンテロウイルスの予防対策として効果的です。
予防対策で神経質になりすぎるのも、精神衛生上あまりよろしくないと思いますが、ちょっとしたことで感染してしまうことも十分ありえます。
エンテロウイルスを予防したいのであれば、せめて、
- うがい
- 手洗い
- マスク
のこの3つは徹底してくださいね。
エンテロウイルスは一度感染してしまうと様々な症状に襲われ、非常に苦しく辛い日々を送ることになります。
できる限りウイルス感染、体調不良を引き起こさないよう、常日頃から予防対策に努めましょう。
まとめ
エンテロウイルスは、夏風邪と間違いやすい症状が出ますが、重症化すると麻痺まで起きてしまう恐ろしいウイルスです。
大人が重症化することは稀だそうですが、逆に言えば子供は重症化しやすく危険ということでもありますね。
エンテロウイルスに対しては、まだワクチンや治療方法が確立しているわけでありません。
ありきたりかもしれませんが、手洗い、うがいなどの徹底、病人に直接触れないようにするなどの予防に努めることが、最大のエンテロウイルス予防対策といえるでしょう。
子供を持つ保護者は、夏~秋頃は細心の注意を払い、子供をエンテロウイルスから守ってくださいね。