東京ビッグサイトが東京オリンピックで利用中止!コミケ会場は?

時事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ビッグサイト

これを東京ビッグサイトだけの問題だというならば、

「代替会場を用意すればいいのでは?」

と思うかもしれません。

実は、そこにこそ東京ビッグサイトを中心とした、2020年会場問題の本質があります。

そもそも、日本は展示場の規模がとても少ない展示会後進国。

日本の展示会場の総規模は、

国土が日本の3分の1しかない韓国と同程度の37万平方メートル

なのです。

また、インドなど発展途上国にある国とも同程度という数値であり、つまるところ、

日本の展示会場は発展途上国にすら劣るほど、かなり貧弱である

と言えるわけですね。

一番広い展示会場が今問題になっている東京ビッグサイトの8.0万平方メートル。

続いて幕張メッセの7.2万メートルです。

3番目となると首都圏を外れてしまい、大阪にあるインテックス大阪の7万平方メートルになります。

さらに続くと一気に面積が半減し、ポートメッセ名古屋の3.4万平方メートル、パシフィコ横浜の2万平方メートル。

ここまで見ると、

「代替会場を幕張メッセにすればいいのでは?」

と思う人もいるでしょう。

しかし、その幕張メッセも、東京オリンピックの競技会場に指定されてしまい、

約半年の利用制限がかかる

ことになってしまっています。

さすがに半年は長すぎるということで、現在、千葉市は制限の短縮を迫っている…。

現在の幕張メッセを巡る状況をみると、要するに、

2020年は国内で1番目と2番目に広い展示会場が利用できなくなる

という深刻な問題に陥っているのです。

東京ビッグサイトなどの2020年会場問題は、コミケはもちろん、何百を超える展示会やイベントに影響します。

1兆円規模での経済損失が発生するのです。

企業の倒産や雇用にも影響する大問題になってしまった…。

最近のオリンピックを見てみると、北京やロンドン、リオでもこの会場問題の影響を最小限にとどめられていたのに、日本ではそれができない…。

展示場問題で国際社会で恥を丸出しにして、何とも情けない限りです…。

 

東京ビッグサイトの東京オリンピック2020年問題に対する反応

一応、東京ビッグサイト側も、軽減策を全く講じていなかったわけではありません。

2017年4月には、

  • 青海展示棟(仮設展示場)を利用できる期間を5カ月延長。
  • 西展示棟・南展示棟(前・拡張棟)を利用できる期間を2カ月延長。

といった軽減策をおこない、今までの案よりも努力をしている姿勢が見られます。

これにより、中規模程度のイベントは開催できるよう救済がされるようになりましたからね。

しかし、依然としてコミケなどの会場全体を利用するイベントに対しては、

全く状況は変わっていません。

これには、企業側から反発の声が挙がっています。

「軽減策などではなく、そもそも東京ビッグサイトを利用することについて反発しているのだからこれでは意味がない」

「決まってることだから、だけで取り合わない…なんて身勝手なのだろうか」

と、東京ビッグサイト側のふんぞり返った態度に苛立ちを募らせていました。

果たして、東京オリンピックという一過性の経済成長のために、現在の経済を停滞させ、中小企業を追い込んで良いものでしょうか?

それも、2020年以降の継続的な経済成長の可能性が不明瞭であるにも関わらず…。

1 2 3 4
ページトップへ