沈まぬ太陽の原作モデルは日航機事故…ドラマストーリーネタバレも

ドラマ

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故・山崎豊子さん

が1999年に発表した作品なのです。

『白い巨塔』は、時代を超えて何度もドラマ化され、医療現場の裏側にはびこる闇の部分にメスを入れている作品として描かれています。

きっとみなさんも一度は見たことがあると思います。

そんな作品を手がけた山崎豊子さんの作品ですから、『沈まぬ太陽』も長編で重たい作品であることには、容易に想像がつきます。

また、この『沈まぬ太陽』は、今でも多くの人たちの脳裏に鮮明に記憶されている御巣鷹山での事故、社会問題にもなった

日航機墜落事故がモデル

とされていると言われています。

ただ、作者である山崎豊子さんは、その事を認めていないみたいです。

しかし、明らかに当時社員だった小倉寛太郎氏の経歴は、まさに『沈まぬ太陽』の主人公『恩地元』の経歴そのものとして描かれています。

その他のキャラクターも、複数の元社員がモデルになっている部分が見受けらます。

そのため、日本航空も

名誉毀損

であると『沈まぬ太陽』に対して憤慨していたという話も…。

正直な話、今でもその当時、日本航空内部で何が起こっていたのか、その具体的な話は見えていません。

『沈まぬ太陽』で、どこまで事実に近づいて描かれているのか、その真相はきっと当時、日本航空に所属していた人だけが知り得る話なのでしょう。

それでは、さっそく社会問題ともなった、長編映画『沈まぬ太陽』のストーリーネタバレを紹介していきます。

沈まぬ太陽・アフリカ篇

航空会社・国民航空の社員で、労働組合の委員長である恩地元は、

『人の命に関わる事故が起こってしまうほどの劣悪な労働環境』

をなんとか改善したい想いで、経営陣と対立していたのです。

その事を快く思わない経営者は、彼を左遷同様の人事異動として、海外に赴任させます。

その赴任先は、カラチ・テヘラン・ナイロビ、といずれも遠い西アジアやアフリカの地。

彼は、足掛け10年の海外生活となります。

社員のことを考え、しっかり労働できる環境を作っていこうと奔走していた恩地に対して、経営陣側は厳しい対応を取っていったのです。

その結果、

母親と別離し、家族とも別れ、心身ともに厳しく辛い10年間を過ごす

ことに…

一方、労働組合委員会の副委員長を務めていた

行天四郎

は、堂本常務の言葉によって、手のひらを返したかのように恩地と袂を別ち、出世街道を歩み始めるのです。

沈まぬ太陽・御巣鷹山篇

10年後、ようやく日本に帰国してきた恩地。

相変わらず経営陣たちからの仕打ちは終わっておらず、東京本社では

閑職(要は窓際族)

に追いやられ、まともに仕事ができない状態となってしまうのです。

そんな中、御巣鷹山で、

『国航ジャンボ機墜落事故』

が発生。

恩地は、救援隊・遺族係へ回されてしまうことに…

沈まぬ太陽・会長室篇

御巣鷹山での大事故から4ヶ月後。

国民航空は、国見正之を会長に据え、抜本的な見直しを行い、新体制をスタートさせます。

当時、遺族係として大阪に赴任していた恩地は東京に呼び戻され、国見が新設した『会長室』の部長に抜擢。

企業改革を推進する国見の右腕として、企業改革に奮闘するようになります。

一方、

次期社長の座

をねらう行天。

ここまで出世のためには手段を選ばず、国民航空の役員まで上り詰めていました。

ここで国民航空の腐敗体質の温床として、自身の立場が危うくなるのですが、その背後には

黒幕

の存在もいて…

 

以上が、『沈まぬ太陽』のざっくりしたストーリーネタバレとなっています。

最終的には、会社の改革に大きく携わっていく恩地です。

その間に10年以上の月日が流れ、また母との別離や家族との別れなど、とても正義が勝つ話には思えません。

直接の原因かどうかは別としても、大事故を引き起こした御巣鷹山での大事故も、経営陣が大きく関係しているわけです。

最終的に改革されたとしても、何の関係もない、ただの乗客をも巻き込み、多くの犠牲を生んでしまっています。

その事を考えると、とても勧善懲悪の作品なんて言えることはできません。

これが、『半沢直樹』や『下町ロケット』のようなストーリーとは、大きく異なるリアルな姿と言えるでしょう。

なお、さきほどもお話した通り、『沈まぬ太陽』のモデルとなった日本航空は、この作品に対して激怒しました。

それ以降、当時連載していた週刊新潮の日本航空機内での取り扱いをやめたそうです。

このように『沈まぬ太陽』は、大きな社会問題をも巻き起こした大作ですから、一見の価値ありと言えるでしょうね。

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WOWOWの25周年記念のドラマ『沈まぬ太陽』

上川隆也と渡部篤郎

上川隆也と渡部篤郎

社会問題にメスを入れている問題作として、何度も映像化に失敗。

ようやく2009年に角川映画として公開した作品が、この『沈まぬ太陽』。

それだけに『白い巨塔』のように、名作だからといってリメイクされることはありませんでした。

しかし、WOWOWの25周年記念作品として、

2016年春

に連続ドラマ化。

しかも放送される連続ドラマW枠としては、異例の

長編20話

の作品として放送されたのです。

従来、連続ドラマW枠は、だいたい5話前後の放送、長くても8話程度です。

10話以上というのは、この『沈まぬ太陽』のみ。

きっとWOWOWも、それだけ25周年記念作品として力を入れていることなのでしょう。

連続ドラマW版『沈まぬ太陽』としては、

恩地元を上川隆也さん

行天四郎を渡部篤郎さん

が演じています。

追記:2017年6月14日

2016年9月25日の放送で終了したWOWOW版ドラマ『沈まぬ太陽』。

基本的には原作に沿ったストーリー展開だったと思います。

では、少し掘り下げながら、ざっくりではありますが、ドラマ版『沈まぬ太陽』全20話のストーリーを紹介していきます。

先輩職員・八馬(役:板尾創路さん)の画策にはめられ、労働組合の委員長となってしまった国民航空職員の恩地元(役:上川隆也さん)。

同期で副委員長の行天四郎(渡部篤郎)と共に、労働環境改善に邁進してきます。

しかし、社長・桧山社長(役:古谷一行さん)は、恩地の行動を快く思わず、両者が激しく対立!!

このままでは埒が明かないと、会社側も堂本取締役(役:國村隼さん)や、八馬を労使交渉のテーブルにつかせ、話を収束させようと働きかけます。

しかも、厄介なのは、この堂本という男で、労使交渉の席でも理路整然とまくし立て、労働組合側の要求を一方的にはねのけてしまいます。

そのため、労使交渉は平行線で、解決への糸口が全く見つからない状況…。

そんな中、人員不足による過重労働が職員に課せられ、整備士・中川(役:徳重聡さん)の命を落とすアクシデントが発生してしまいます。

この光景を目の当たりにした恩地は、このままでは、確実に空の安全が脅かされてしまうと危惧します。

そして、労働環境改善のために、国民航空はじまって以来のストライキを断行することに…。

このことで、なんとか人員増員・残業手当アップという労働組合側の要求が飲まれ、労働環境は劇的に改善されました。

ただし、労働組合委員長が沢泉(役:小泉孝太郎さん)に代わり、恩地は常務に昇格した堂本によって、パキスタン・カラチへ左遷されてしまうのです。

これまで行動を共にしてきた恩地が左遷を受け、沢泉も憤慨!!

ビラをまくなどの抗議活動も高まる中、恩地は遂に檜山社長に直談判します。

そんな中、副委員長だった行天が堂本常務の画策にハマり、裏切り行為を起こします。

結局、恩地は檜山社長の

「2年で帰す」

という言葉を信じ、パキスタン・カラチに赴任することになるのです。

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