
2017年の春の甲子園こと、第89回選抜高校野球大会が近づいています。
その選抜高校野球大会ですが、近年は、21世紀枠という、特別な出場枠が設けられています。
『21世紀枠』と名前だけはよく聞くものの、具体的に選ばれる条件などを知らない方は多いのではないでしょうか?
そこで当記事では、今までなんとなく聞き流していたような、選抜高校野球大会の21世紀枠が誕生した理由や、選考理由・基準について探っていきます!
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春の甲子園・選抜高校野球大会の21世紀枠とは?
みなさんは、選抜高校野球大会に設けられた、
21世紀枠
という特別枠をご存知でしょうか?
この21世紀枠は、その名の通り、
21世紀となる2001年から創設された特別枠
のことです。
『…何か事情を抱えて苦境に立たされながらも、高校球児として模範となるような頑張りを見せている学校をなんとか救いたい…』
と、期待を込めて、この特別枠が創設されたのです。
例えば、大きなトラブルにより、野球どころでなくなってしまったものの、なんとか復興しようと、ボランティア活動などを通じて、前向きに活動している高校。
また、過疎地域であるために、子供の数が極端に少なく、部員数ギリギリながらも懸命に頑張っている高校など…
悪環境に負けずに奮闘している高校に対して設けられているのが、この21世紀枠なのです。
では、何故このような配慮(救済処置)があるのでしょうか?
野球の実力だけで甲子園の選抜大会を実施すると、実力校ばかりの出場となってしまいます。
それでは夏の甲子園とやっていることは変わりません。
また、選抜高校野球大会は、出場校が32校のため、全く甲子園のチャンスが訪れない都道府県もあります。