
もちろん、商品名から目立ちやすく力強くアピールしていきたい気概が伺えるのですが、一方ファミリーマートは恵方巻と至ってシンプル。
やはり、王道と言える恵方巻に関しては、そのままのネーミングで、中身にこだわりを見せて販売したいという気持の表れなのでしょう。
では、そんなこだわりを持ったファミリーマートの、ベーシックとなる恵方巻の具材を見ていきましょう。
主な恵方巻の具材は、
- 玉子焼
- 椎茸煮
- かんぴょう煮
- 穴子
- 高野豆腐
- おぼろ
- きゅうり
以上、7種の具材が用いられた恵方巻となっています。
この具材を見る限りは、こだわりそのものは見られず、高野豆腐を除いては、どのチェーン店でも用いられている具材ですよね。
高野豆腐をファミリーマートが恵方巻に用いる理由に関しては、昔からの伝統ということしか分かりませんでした。
あくまで筆者の見解に過ぎませんが、高野豆腐はダシ(水分)を吸水しやすい食べ物なので、恵方巻全体のバランスを整えてくれるんだと思います。
恵方巻をよりおいしく安定的な食べ物として提供するために、ファミリーマートでは高野豆腐をベーシックな恵方巻の具材に採用しているのでしょう。
そして、高野豆腐以外の具材に関しても、ファミリーマートのこだわりが感じられました。
まず、玉子焼ですが、高級料亭などでよく用いられる本枯節を使ったダシで焼いているので、味・風味が全く違います。
より上品で濃厚なダシの味わいが卵とうまく融合していて、一段と美味しい玉子焼に生まれ変わります。
その他の具材も、玉子焼のような細かい部分での深いこだわりを魅せた具材を用いています。
外見上一般的であっても、味・風味は全く違うんです。