
1998年から、週刊モーニングで連載中の漫画作品『バガボンド』。
この『バガボンド』という漫画は、
作家:吉川英治先生の小説『宮本武蔵』をモデル
にした漫画です。
主人公である武蔵が生きていた時代ならではの葛藤や、佐々木小次郎を筆頭とする剣客との戦いなどが描かれた長編漫画となっています。
『バガボンド』の評判も良く、人気もかなり高いですよね。
しかし、時折『バガボンド』が連載休止となることが発生し、
「フィナーレを迎えることなくフェードアウトしてしまうのでは?」
と、心配する声もファンの間では挙がっているそうです。
そこで、本記事では、作者の病気説の真相や『バガボンド』の現状、連載ペースが遅い理由・真相をお話していきましょう。
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バガボンドの漫画の現状
みなさんは、
バガボンド
という漫画を知っていますか?
現在、週刊モーニングで不定期掲載されている、漫画家・井上雄彦先生の漫画作品です。
ただ元々『バガボンド』は、週刊連載をしていた作品でした。
なぜ、それが不定期連載になったのかは、後ほどお話していきます。
では『バガボンド』が、どんな漫画かざっくり言うと、冒頭でもお話したように
小説家:吉川英治先生の小説『宮本武蔵』
を題材とした歴史漫画です。
剣客・兵術家として生きた、宮本武蔵を主人公とし、戦国時代末期から江戸時代初期にかけて、
剣士としての出世の夢が破れ、道半ばで挫折しながら、もがき苦しむ葛藤の日々や、佐々木小次郎との戦いを軸
に、宮本武蔵と剣豪たちの戦いなどが描かれている作品となっています。
戦国末期から江戸時代は、歴史好きの王道からは若干外れているマニアックな印象がありますね。
それは、戦国時代や幕末が、歴史好きの王道と考えている人が多いからでしょう。
しかし意外にも、江戸時代が好きという人も多くいるようです。
そんな人達からしてみれば、この『バガボンド』という作品は、完全にストライクと言えるかもしれません。
筆者は、正直に言うと、この時代(江戸時代初期というよりか、幕末以外の江戸時代全般)が好みではありません。
とくに、何を考えているかわからない徳川家康は好きになれなかったもので、どうしても馴染めずに敬遠していたのです。
しかし、そんな筆者でも宮本武蔵や佐々木小次郎の名前は、よく耳にしています。
ライバル関係を示す代名詞とも言える、歴史的にも有名な二人です。
剣客としての生き様はもちろんの事、その当時における苦悩や葛藤なども、私たちの想像を遥かに超えるものを持っていたのだと思います。
そんな二人や当時の剣客・街人たちの生き様を、宮本武蔵の目線で捉えた、
歴史的青春漫画
が、『バガボンド』という作品なのです。
とくに、宮本武蔵は
二刀流(厳密には、二天一流兵法)の開祖
とも言われ、兵法書・五輪書も書き綴っている人物です。
彼を慕い、いつしか『バガボンド』にハマった人も多いのではないでしょうか。
もし、その世界の興味がある人は、一度、『バガボンド』を読んでみてくださいね。
さて、この『バガボンド』という漫画ですが、2002年に、
第6回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞
するなど、数々の賞にも輝いている大人気マンガです。
しかしなぜか、現在は『バガボンド』の連載が遅れたり、また急に連載されたりと、かなり不定期な連載となっています。
2014年7月23日に、『バガボンド』第37巻がリリースされたのを最後に、単行本コミックス最新刊がリリースされずに、今に至っています。
なにやら、『バガボンド』は、
終わり方を見失った
という話もあり、連載したかと思えば休載したりと、その繰り返しをしているようで、話が進んでいない状況みたいですね。
しかも、一部では、いつしか
農業漫画
という話も囁かれ、『バガボンド』のストーリーも、かなり紆余曲折してしまっている印象を受けます。
終わり方を見失い、終着地点を探し、さまよっているのではないか?と感じます。
少し話は変わりますが、いつの間にかフェードアウトしてしまったり、休載を繰り返して話が進んでいない作品がいくつかありますよね。
その代表的な漫画が、冨樫義博先生の漫画作品
『HUNTER×HUNTER』
この作品は、あくまで休載中という状況ではありましたが、2015年は一切連載されていません。
2017年になって、再び連載再開となりましたが、いつまた連載休止になるかもしれないと、ファンの中には心配する声もあるようです。
(バガボンドの場合は不定期掲載なので、別に連載休止というわけではありませんが…)
それを見て、『バガボンド』も『HUNTER×HUNTER』と共に、フェードアウトしてしまうかもしれないと、不安視する声もあるようです。
まぁ、これはもしもの話です。
とりあえず現在の『バガボンド』は、
不定期掲載
であり、いろんな意味で不透明と言わざるを得ません。
井上雄彦先生のことですから、きっといつか連載を再開し、最後はしっかり『バガボンド』を終わらせてくれると信じましょう。
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