
この時の中村俊輔選手のフリーキックは、セルティックのオールドファンに今もなお熱く語り継がれています。
その後は、スぺインのリーガエスパニョールを経て、古巣の横浜F・マリノスに戻り、さらにジュビロ・磐田に移籍しています。
ここまでが中村俊輔選手のこれまでのサッカーの足跡です。
追記 中村俊輔選手のその後 2017年7月5日
中村俊輔選手は、セリエAやスコットランドリーグで活躍した後は、スぺインを経て2010年に日本に復帰しました。
復帰時には、リーグ戦全34試合中32試合に出場したのです。
翌2011年には、古巣の横浜マリノスではキャプテンを任され、
「大変光栄なこと」
と語っていました。
2013年には年間2桁得点を挙げましたが、これは中村俊輔選手自身、初めてのことでした。
さらに、この年の大分トリニータ戦では、フリーキックを決めたのです。
これは遠藤保仁選手の記録を超えて、J1のフリーキック最多記録となりました。
Jリーグアウォーズでは史上初の2度目の、2016年では最年長でのMVPを受賞したのです。
このMVPには、かつての古巣であるスコットランドのセルティックからも、公式ホームページで祝福のコメントが贈られました。
スコットランドでは、『ナカ』は今現在でもレジェンドであり、誇りでもあるのですね。
日本人のサッカーファンがスコットランド(とくにグラスゴーでは)に行くと、よく『ナカ』のことを言われるそうです。
とくに年配の人は、熱くそして懐かしそうに中村俊輔選手のことを語り、
「今でもセルティック史上最高の選手だ」
などと言うそうですよ。
中村俊輔選手は、2015年7月19日のガンバ大阪戦でフリーキックを決めました。
このゴールは2015年7月の月間ベストゴールに選ばれたのですが、これがイギリスのメディアでも大きく取り上げられたのです。
スコットランドの人には、『ナカ』は今でも『自分たちの選手』なのでしょうね。
この後、中村俊輔選手は、横浜マリノスで2016年まで連続して主将を務めましたが、シーズン終了後に波乱がおきました。
経営グループの意志により、マリノスの古株選手の多くが減棒や戦力外通告となったのです。
これには中村俊輔選手も首脳陣への不信感が強まり、ついに横浜マリノス退団となります。
2017年1月8日に、横浜マリノスとジュビロ磐田から衝撃の移籍が発表されました。
マリノス側としては、年俸1億2000万円を提示していたのですが、中村俊輔選手としては金銭面より首脳部への不信感の方が強かったようですね。
こうして2017年より、ジュビロ磐田の中村俊輔選手が誕生したわけです。
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中村俊輔のプレースタイル!フリーキックに海外の反応は?
中村俊輔選手のプレースタイルの特徴は、なんと言っても
フリーキックの精度とパスの正確さ
でしょう。
中村俊輔選手のフリーキックの精度については、あるテレビ番組で、
数十メートル先を横切って走るバスの窓に、フリーキックをダイレクトに叩きこむ
という、離れ技まで披露しました。
バスの窓なんて、せいぜい数十センチ四方でしょう。
静止しているそのバスの窓にフリーキックを決めることだって、普通の選手には困難な技であるはずです。
それを、中村俊輔選手は、走っているバスの窓にたたき込むのですから、これはもう、
神業の域に達している
と言ってもよいのではないでしょうか?
この時の動画が海外にも紹介されて話題となり、多数のコメントがありました。
その海外の反応を見てみましょう。
マンU(のファン)
「この人、移動中のバスにボール蹴ってた人だよね…」
イギリス
「これは日本でなければ不可能だよ。だって、他の国じゃバスは遅れるからね。」
インド
「インドだったら前日のバスだよ。」
国籍不明
「この動画に評価しないボタンを押してるのはバスの運転手だけだ。」
タイ
「これはまだまだ序の口だよ。次は新幹線に挑戦するらしいぞ!」
そしてセルティックのファンからは、中村俊輔選手のセルティック復帰待望論が出ています。
スコットランド各地のセルティックファンから、
「レジェンドだ!」
「早く戻ってきてくれ!」
と、中村俊輔選手のセルティック復帰を熱望されているようなのです。
また、2016年には37歳になった中村俊輔選手に、スコティッシュ・プレミアシップ公式は、Twitterでお祝いのメッセージを送りました。
そこでは、セルティック時代の好プレーをまとめた映像まで公開しました。
この中村俊輔選手の好プレー映像についても、海外から多くの反応があったようで、
「セルティック時代の彼の凄さは、言葉で説明することなんかとてもできないよ」
「セルティック・ファンじゃないが、彼はスコットランドリーグを輝かせた至宝だ」
「セルティックのレジェンドよ永遠に…中村は最後のファンタジスタだ」
「パスも見たいね。彼が最高のフリーキッカーであるのは間違いないが、パスもとてつもないレベルだったよ」
「フープス(セルティックの愛称)に戻ってきてくれたらと強く願う」
と、大絶賛されているようです。
また、驚くべきは、他のサッカー選手からのコメントもあるということです。
レアル・マドリードの監督に就任したジネディーヌ・ジダン氏は、
「アジアナンバーワンプレイヤーは中村俊輔で決まりだ。
とくに2004年アジアカップでのキックだね」
とコメント。
さらにはあのデビット・ベッカム氏も、
「ナカの事はもちろん知っているよ。マンUにゴールを決めた選手だよね」
と、中村俊輔選手のことを認知していますし、ブラジルのカカ選手も、
「マンチェスターU戦のフリーキックを見て、衝撃を受けた。彼は完璧なタイミングでボールを蹴る」
と絶賛。
さらには、あのウェイン・ルーニー選手からも、セルティック戦のインタビューで、
「ファンタスティック!それに尽きる!でも僕の事も聞いてくれよ」
と、コメントされていました。
まさに中村俊輔選手はファンに愛され、対戦相手の選手にも賞賛される、そんなサッカー選手なのです。
追記 中村俊輔選手への反応など 2017年7月5日
中村俊輔選手は、2016年11月に放映されたTBS系の『炎の体育会TV』(土・後7時)の
『ジャイアント・コージくん』
というコーナーに出演しました。
この『ジャイアント・コージくん』というコーナーは、ゴール前にいる番組レギュラー・今田耕司氏を模した大型バルーン人形相手に、
25メートル先の、位置がことなる3箇所位置からシュートを打ち、5球以内で決める
という趣向です。
かつて、リオネル・メッシ選手が4月30日に出演した時には、5球で決めたとのことです。
中村俊輔選手は、イギリスのメディアでは世界のフリーキッカーランキングで4位であり、5位のリオネル・メッシ選手より上なのです。
「その面子にかけても、リオネル・メッシ選手より上に行かなければ・・・」
とは思わなかったでしょうね。
所詮テレビのお遊びです。
試合と違って失敗しても笑ってすませられます。
とはいえ、中村俊輔選手は外見は穏やかですが、内面は激しい一面があるようです。
何事につけ、負けるのは嫌い性格。
1球目は左隅上ですが、これはバー直撃で失敗。