
『不機嫌な果実』の原作者で、さらにはNHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』の原作も書いている作家・林真理子さん。
HKT48のメンバーで選抜総選挙3連覇を成し遂げた指原莉乃さんとの対談でも、
「健全な野心は素晴らしい」
と言い切るほどの直球タイプの作家。
その言動が一部のファンから支持され、作家として成功しています。
林真理子さんをここまで傲慢で高飛車な性格にするほどセレブな生活とは、一体どんななのか気になりますよね。
そこで、現在の林真理子さんの自宅や年収、夫婦関係や娘のことなど、プライベートを中心に、本記事で探ってみたいと思います!
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セレブとなった林真理子の作家人生
ドロドロした女の嫉妬や陰険な部分を表現し、
リアルで醜い部分をここまで表現するのか
と言わんばかりの作風で小説・エッセイを書いている作家・林真理子さん。
ドロドロした展開が魅力の昼ドラ系ドラマが、主婦層を中心に受けが良いことでも伺えるように、
この手のタイプの作風が好き
という人は結構多くいますよね。
そのことが、林真理子さんの人気を高めている一つの要因となっているわけです。
それにしても、彼女の人生は、作家として成功したことで本当に一変しています。
もちろん作家・林真理子とともに人生を歩んでいるわけではないので、その全てを把握しているわけではありません。
あくまで他人である筆者が、林真理子さんの波乱万丈な人生を見聞きした上で、一変したと感じている話です。
ただ、学生時代に
画鋲を握らされてプールに沈められる
などのいじめに遭っていた話。
社会人になってからも超極貧生活を経験し、
一日40円のパン1つ食べて生活していた
という話を聞くと、今の林真理子さんのセレブぶりはとても想像できません。
しかも、就職活動にはことごとく失敗していたというのですから、本当に信じられない話です。
もし筆者が林真理子さんの立場だったら、心も折れてしまい、人生に絶望してしまっていたことでしょう。
とりあえず自決だけは駄目となんとか踏みとどまりながら、その場しのぎで日々を過ごすことがやっと、という状況下にいたかもしれません。
いずれにしても幸せなんて微塵にも感じることはなかったでしょう。
「健全な野心は素晴らしい」
なんて発想は間違っても出てきません。
しかし、林真理子さんは、
「いつか見返してやる」
と逆境をバネにして作家として成功を収めました。
林真理子さんの作家としての原点ともなるエッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』。
大ヒット作品として定着し、2度もドラマ化された『不機嫌な果実』は、
傲慢で高飛車な作家・林真理子の根幹をストレートに表現
している作品として評されました。
赤裸々に女の嫉妬や妬み・そねみを表現し、それが世の女性にウケたからこそ、彼女は一気にセレブ街道を邁進することができたのでしょう。
『ルンルンを買っておうちに帰ろう』の中で、林真理子さんは、
「女友達の悪口は言いたくないのだけれども…」
といいながらも、色々悪口を暴発しています。
これを
『赤裸々になんでも思ったことを発言している』
といえば聞こえは良いのですが、極貧生活をしていたはずの彼女が、
「群を抜いてお金持ちの私は何かと苦労が絶えない」
と言い切ってしまうあたり…。
それも、まるで女友達が自分より極貧生活をしている貧乏人と決めつけたかのような、傲慢な発言をしているわけですから、一部の読者から
「何様のつもり!!」
と反感を持たれても不思議ではありません。
ただ、この傲慢さが林真理子さんの個性です。
後に大ヒットとなる『不機嫌な果実』を生み出し、支持されていくきっかけを与えていたとも言えます。
女の嫉妬は、時に人を不快にさせますが、多くの人が心のどこかで抱えている感情であるだけに、共感を得やすく賞賛されやすかったのだと思います。
あくまで他人に対して向けられた牙には、他人事と捉え、時に快楽にも繋げてしまうのが、良くも悪くも人間の性です。
傲慢な個性を持つ林真理子さんの作風は、同じ女性たちを中心に多くの人たちの共感を得て、作家として大成功を収めていった…。
そして、ドラマとして『不機嫌な果実』が描かれ、そのことで一気に知名度を上げました。
その林真理子さんは、『ぴったんこカンカン』などのバラエティ番組でも、歯に衣着せぬ物言いが評価され、人気となっていったというわけ。
もちろんその分、彼女への批判は続出し、ときに炎上騒動も引き起こされています。
とはいえ、炎上商法という言葉もあるように、良くも悪くも作家としてのステータスは上がっていきました。
そして、極貧生活からも脱出し、林真理子さんは完全なるセレブへと大きくのし上っていったのです。
現在もコンスタントに新作を発売している林真理子さんは、ますますセレブとなっていくことでしょう。
傲慢・高飛車という個性を全面に押し出し、『不機嫌な果実』を超える大ヒット作品が次々に生まれていくことを期待したいですね。