時をかける少女の原作小説をあらすじから結末までネタバレ!

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その後、なぜこのような現象が起こっているのかわからず、理科を受け持つ担任の副島先生に相談することになります。

そこで、和子は『タイムリープ』という特殊能力を持ってしまったことを伝えられるのです。

全くわけがわからず、少し混乱気味の和子は、なぜこのような特殊能力を持つこととなったのか、その真相を知りたがります。

事件の真相を探るには、4日前の理科室に戻る必要があり、タイムスリップを自在に操れるわけもなく途方に暮れる和子…。

そんな中、和子の頭上に鉄骨が落ちる事故が発生!!

その大惨事をタイムリープで回避した和子は、このことを機に自在に過去へと戻れるようになります。

そして、自分の意思で4日前の理科室へと和子はタイムリープしていきます。

すると、その理科室にもう一人の幼馴染である深町一夫の姿が…。

実は、深町は2660年からやってきた未来人であることが判明します。

タイムスリップして未来に戻るための薬を、実験室で作っていたことを和子は告げられます。

はじめは、何がなんだか全くわからず状況を飲み込めない和子でした。

これまでの思い出も、一夫による催眠術を使った操作によるもので、実際に一緒に過ごした期間が1ヶ月程度だったことが明かされます。

和子は動揺しながらも、ようやく事態を飲み込んでいきます。

一方、一夫は、徐々に和子に惹かれていくものの、未来に帰らなくてはいけない身であると複雑な心境を思い巡らせます。

タイムリープの薬を完成させ、未来に帰ろうとしていたところ和子に遭遇し、これまでの事実と和子への思いを告白するのです。

一夫から告白を受けた和子は、初めての愛の告白に胸を踊らせますが、相手は未来人。

いつかは別れを迎えなければならず複雑な心境…。

そんな和子の気持ちを察した一夫は、来世で別の人間として再会することを約束し、未来に帰っていきました。

未来人の記憶が残ったままでは、過去がすり替わり、未来が変えられてしまうために、一夫は和子の記憶を再び操作します。

これまでのことを全て消去した上で、彼女を過去へと戻してしまいます。

しかし、たとえ記憶が消されてしまったとしても、和子の胸の中には誰かと再会する未来を待ち続けるのでした。

 

以上が、原作『時をかける少女』の簡単なあらすじから結末ネタバレとなっています。

この物語の鍵を握っているのはラベンダーにあります。

このラベンダーの主成分が、全ての現象を引き起こす大きなきっかけとなっていたわけです。

既に2600年の未来では、過去へとタイムリープするための薬は完成していましたが、現在ではその薬は存在しません。

ラベンダーが主成分であることを知っていた一夫は、なんとか材料を手に入れ、実験室で調合しタイムリープのための薬を作っていたわけ。

この『時をかける少女』という作品は、映画だけでなく、ドラマやアニメでも派生作品が多数製作されています。

それぞれ多少のニュアンスの違いはありますが、深町一夫という未来人が、薬の研究をしていた人物として描かれています。

そして、彼自身が開発したタイムリープの薬を、自ら実験台にして試してみたことが、未来からやってきた理由だったのです。

どんなに文明が進化し、飛行機や車、IT機器が誕生し、世界がつながっていく時代がやってきたとしても、

タイムマシンや落命した者の蘇生・永遠の命を持つことはおそらく実現できない

と筆者は考えています。

もちろん、液体窒素を用いた人体冷凍保存(コールドスリープ)までも提唱されている時代です。

全く不可能とは言い難いレベルの技術進化は見られています。

しかし、やはりタイムスリップしたり永遠の命・落命した者の蘇生ができてしまうと、歴史そのものが壊れてしまいます。

そのため禁忌として、開発することはないと思います。

もちろんそれは憶測でしかありませんし、実際に遠い未来で、本当にタイムリープできるような薬が開発されるかもしれません。

ただ、現時点ではそんな薬は存在しません。

だからこそ、『時をかける少女』はファンタジックな世界観を描いた物語として、時代を超えて愛され続けているのでしょうね。

また、物語と直接関係はありませんが、深町一夫の人間性も随所で描かれ、実におっちょこちょいで面白いやつという印象も伺えました。

もちろん薬の研究者であり、和子の幼馴染である浅倉吾朗と対比させるために、比較的真面目な好青年というキャラクターが設定されています。

それでも、どこかおっちょこちょいで憎めないキャラ設定が描かれ、そのギャップも実に面白いのです。

普通、こんな大事な薬を簡単に落としてしまうなんてことはありえません。

ですが、そういったどこかクスッとしてしまいそうなストーリーも、『時をかける少女』の魅力の一つなのです。

そういう細かい設定まで感じながら見ると、また違った味わいが出てきますよ。

ドラマ『時をかける少女』では、登場人物の名前も微妙に変わっていましたし、幼馴染のふたりのキャラも、かなり明るいキャラクターという印象です。

ある種、吾郎と深町(2016年度版ドラマでは深町翔平に名前が変更)の

性格までも入れ替わってしまっている印象すらあり

かなり奇抜なキャラクターに描かれてしまっています。

また、一方では、このドラマの主人公となる芳山美羽(彼女も2016年度版ドラマで美羽と名前が変更)たちのたまり場として登場する、

お好み焼き屋の主人・三浦浩(役:高橋克実)さえも未来からやってきた人物

という設定で描かれています。

この辺の描写は、アニメ『時をかける少女』で見られたパロディ部分をさらにスケールアップした結果なのだと思います。

基本的な世界観は壊さずに、現代風にコミカルに描いているのが、2016年のドラマ版『時をかける少女』を見た筆者の感想でした。

『時をかける少女』は、タイトル通り、時代をかけながら、多数の派生作品として描かれ、多くの世代から愛され続けている作品となっていますよね。

まだまだ謎めいた部分は多く、今後また時が流れていく中で、次なる『時をかける少女』が描けれていくのか。

その動向も含め、色んな意味で注目し続けたいと思います。

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『時をかける少女』原作者の作家・筒井康隆の魅力

『時をかける少女』の原作小説を手がけている作家・筒井康隆先生。

最近では、朝日放送(テレビ朝日系列)で放送されている深夜バラエティ番組『ビーバップ!ハイヒール』に出演する、

ちょっと変わったおっさん

という印象を持つ作家ですよね。

しかし、筒井康隆さんは若い頃には大変なイケメンだったことを、みなさんは知っているでしょうか。

どこか頑固一徹な爺さんという風貌というオーラを纏いながらも、喋りだすと実におちゃめで陽気な一面も見え、

いたずらごころを兼ね備えた老人

という印象すら伺える作家さんです。

そのテイストは、彼の作風にも随所に醸し出されています。

 

ある種、時空探偵の如く、夢と現実を行き来するという、まさにファンタジックな世界観を持つ主人公が、

悩める人たちのサイコセラピストとなって救う

ストーリーが描かれる『パプリカ』もアニメ化された有名小説。

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