時をかける少女の原作小説をあらすじから結末までネタバレ!

小説

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そして、一方では、大学や文学の汚い部分を暴露し皮肉る小説『文学部唯野教授』も書いているのです。

 

このブラックユーモアも筒井作品の大きな特徴の一つです。

『ビーバップ!ハイヒール』の中でも眼光鋭く持論を展開していく頑固親父の風貌が、毒舌芸人のような印象を見せることもあります。

そういったブラックユーモアやチクリと刺す皮肉の部分も、筒井康隆先生の魅力の一つと言えそうですね。

このことからもわかるように、ファンタジックな世界観やブラックユーモアは、

  • 小松左京
  • 星新一

と並び『SF御三家』と呼ばれた筒井康隆先生の真骨頂です。

彼だから描ける世界観に、多くの世代が時空を超えて魅了され続けているわけです。

そんな希少な作品だからこそ、

原作小説『時をかける少女』

を一度読んでほしいと思っているわけです。

小説でなければ感じることのできない世界観や言い回しなども実に楽しく、何度も繰り返して読みたくなるファンタジックな小説なのです。

少しでも気になった人は、一度手にとって読んでみてくださいね。

『時をかける少女』が時代を超えて愛され続ける理由

  • ドラマ『コードブルー』3期
  • 医療ドラマとして人気を博している『ドクターX』
  • 刑事ドラマとしてシーズン16まで放送されているドラマ『相棒』

など、これまで同じ作品のシリーズ化はよく見られました。

しかし、原作が同じでありながら、時代を超えて違う作品として描かれ続けていく作品は、非常に数少ないのです。

筆者が記憶している中では、これほどまでにドラマ・アニメ・映画と何作も続いているのは、『時をかける少女』くらいです。

では、そこまでこの作品が多くのファンから愛されている理由はどこにあるのでしょうか?

 

そこには、ある共通した設定が隠されていました。

それは過去への抵抗感と、失ったものを取り戻そうとする人の想いが一つの設定として、各作品に共通して描かれているからなのです。

そのことが時代を超えて多くの人たちに愛され続けていった、大きな要因ではないかと言われています。

確かに、人類はどんなに抗ったところで

過去に帰ることなどできず

長い人生を歩んでいく中で、後悔の連続を体感することも一つの側面としてありますよね。

まぁ、ポジティブシンキングの持ち主で後悔をすることがない人もいるとは思います。

そんな人でも大事な局面で失敗し、後悔してしまうことの一度や二度はあるはずです。

そして、過去に帰ることができないことを知っている人間たちは、未来は変えられると努力し、

過去に手にできなかったものをなんとか取り戻そう

とあがくわけです。

そんな気持ちが、『時をかける少女』では、実際にタイムリープという特殊能力を使って取り戻す世界観として描かれています。

その中でピュアな恋愛なども描かれながら、思わず胸キュンさせられるために、これだけの時が流れても、今なお『時をかける少女』が愛され続けているのでしょうね。

タイムリープという現象を、映像にするだけなら、今のCG技術も発達した現代社会ではそんなに難しい話ではありません。

しかし、これは文学作品として、しかも元々1960年代の連載小説として描かれていたわけです。

2016年放送のドラマ『時をかける少女』は、平均視聴率6.4%と、かなり低かった感は否めません。

それでも、どこか惹き込まれる世界観は描けていたように思います。

ただ、そのベースとなっているスパイスは、全て原作となっている同名小説に散りばめられているので、ぜひ一度原作を読んでみてほしいです。

そして、各作品との微妙な違いを味わいつつ、共通して描かれている『時をかける少女』の魅力を体感していただけたらと思う次第です。

 

まとめ

今回は、2016年にドラマ化としてリメイクされた『時をかける少女』の原作に焦点を当ててみました。

あらすじから結末ネタバレ、作者・原作小説の魅力などを筆者の視点を交えながら紹介していきました。

この『時をかける少女』という作品は、何度も映像化された作品で、かつては、原田知世さん、内田有紀さんも主演を務めた作品でもあります。

近年ではアニメ映画化や、黒島結菜さん主演ドラマとしてリメイクされていますが、いずれもベースは原作小説にあります。

だからこそ、ぜひ原作小説を読んで、世界観の違いを体感しながら『時をかける少女』ならではの独特な世界観を満喫してほしいと思う次第です。

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