プロ野球団のキャンプ地一覧!沖縄と宮崎に集中している理由とは

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それに比べ、沖縄や九州の南、四国は冬でも比較的暖かいため、練習に適しているといえるのです。

以前までは沖縄県や宮崎県と同様、この時期に暖かい高知県や鹿児島県なども人気のキャンプ地でした。

しかし、鹿児島県は桜島の火山灰、高知県は降水量の多さや施設の老朽化などがあり、プロ野球団がキャンプを行うには最適とは言い難くなってきたのです。

暖かくても日没が早い場合、ナイター用の照明などの設備がないと、夕方から夜にかけての練習が行えません。

そこで、積極的に誘致を行うようになったのが、両方の条件を満たしていた宮崎県と沖縄県です。

宮崎県は降水量が特に少ないということで、屋内練習場が充実していなかった時代に重宝され、キャンプ地を宮崎県に移す球団が続出。

昔から巨人が宮崎をキャンプ地としてしていることでも有名ですね。

その長年のノウハウを活かして、プロ野球のキャンプ地としてどのような施設が好まれるのか等、宮崎県が球団側の要望にすぐさま応えられたことも、宮崎県でキャンプを行う球団が増えた理由の1つかもしれません。

実際に、宮崎県にはプロ野球だけでなく韓国の野球チーム、社会人野球のチーム、さらにはサッカーJリーグのチームまでキャンプを行うような人気スポットとなっています。

そんな宮崎県と競うようにキャンプ地として、名乗りを上げているのが沖縄県です。

沖縄県と言えば、一年を通じて温かいことで有名ですね。

その反面、雨が降りやすいなどの問題もあり、昔はあまりキャンプ地としては、利用されてきませんでした。

こうした状態だった沖縄県は、1979年の日本ハムに始まり、今では多くの球団がキャンプ地として利用する地域となっています。

いったいなぜ沖縄県にキャンプ地としてのスポットがあたったのでしょうか?

その理由の1つが最新設備の充実です。

この最新設備があるからこそ、沖縄県がキャンプ地として注目されているのです。

しかし、最新の設備を整えるには、多額のお金がかかってしまいます。

例えば宜野座村では、2011年に完成したセルラースタジアムは、なんと年間維持費に1000万円もかかるとされています。

このスタジアムは屋内練習場があり、さらにはナイター設備も揃っている充実の施設です。

そんなお金を、観光業だけで持ちこたえている沖縄県に、負担しきれるのでしょうか?

実は、お金の出処はどこかというと、アメリカ軍基地が関係しています。

沖縄県にはアメリカ軍基地が多数あり、2000年以降、その負担の見返りとして国からお金がでているのです。

沖縄県はそのお金を使って最新の設備を整えた屋内練習場などを作ることができたというわけです。

実際に、沖縄のプロ野球チームのキャンプ地となっているほとんどの自治体にはアメリカ軍の基地があります。

最新の設備が揃っていて、2月の平均気温が2桁を超える地域ともなれば、キャンプ地として、沖縄県がとても魅力があるのも頷けますね。

 

沖縄県と宮崎県がキャンプ誘致する理由

さて、人気キャンプ地となっている沖縄県と宮崎県ですが、当然のことですが、このキャンプ地の誘致ではお互いにライバル関係にあるようです。

プロ野球のキャンプは旅行ツアーが組まれ、観光客が多く訪れるため、自治体としても一大イベント。

自治体から見れば、地域の活性化となる、またとないチャンスとなりますので、キャンプの誘致に非常に積極的となります。

沖縄県と宮崎県のライバル関係を示す出来事が、2015年のオリックスのキャンプ地移転です。

宮崎県では、オリックスの練習施設に対する要望にいち早く対応し、要望通りの施設の用意をしました。

この努力が実り、オリックスはキャンプ地を移すことに決めたのです。

ここで疑問なのは、なぜキャンプ地の誘致にここまで激しい競争が起こるのか?ですよね。

経済効果やPRになるのはもちろんですが、筆者には自治体がさらに先を見据えているように感じられます。

プロ野球だけではなく、WBCや、さらには野球競技の復活が決まっている2020年東京オリンピックの事まで視野に入れてPRしているのではないでしょうか。

国際的なイベントであるWBCやオリンピックの経済効果は、プロ野球の一球団とは比べ物になりません。

当然、代表チームを誘致したいと思うでしょう。

自治体としては、キャンプ誘致の実績をもって

「これだけの数のプロ野球チームがキャンプ地として利用しています!」

というアピールにしたいのではないでしょうか。

 

おわりに

プロ野球の人気キャンプ地の裏側で、自治体によるこのような激しい競争が起こっていたとは、思いもしませんでした。

キャンプは間近で選手を見ることができたり、サインをもらえたりするので、ファンにとっては特別なイベント。

コアな野球ファンならば毎年見に行くでしょうね!

プロ野球のキャンプが行われる頃は、旅行のオフシーズンといわれるので、比較的安い値段で観光もできます。

チームによっては、キャンプ期間限定のファンイベントを用意しているところもあるので、シーズン中とは一味違った楽しみ方もできるかもしれませんよ!

おまけ

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