
かつて社会現象をも巻き起こした、音楽バンド『たま』の代表曲『さよなら人類』。
今の世代の人は、この曲のことをあまり知らないかと思いますが、当時を知る音楽ファンの間では大人気となった楽曲でもあります。
今になって、その歌詞を振り返ってみると、実に時代を象徴するような予言が含まれた歌詞構成になっていたことがわかります。
だからこそ約30年近くも経った現在でも話題になっているのでしょう。
では、その予言とは一体何なのか。
今の時代を『さよなら人類』がどのように象徴しているのか。
筆者の視点による解釈を主に、本記事にて、歌詞の意味や予言の内容を掘り下げて紹介していきます。
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社会現象を巻き起こした、たまの名曲『さよなら人類』
2016年7月に発売された、
- リオ五輪イメージソングでもある安室奈美恵さんの楽曲『HERO』
- 映画『君の名は』のテーマソングであるRADWIMPSの『前前前世』
など、社会現象を巻き起こした楽曲は、近年もいくつかありますよね。
2017年も、
- 『僕のヒーローアカデミア』のOPにも起用されたロックバンドAMAZARASHI
- アイドルらしからぬ反逆精神を歌う欅坂46
- ドラマ『コウノドリ』の主題歌を歌うUruさん
など、期待値の高いアーティストが続々登場…。
もちろん、ごく一部しか社会現象を巻き起こすような名曲は出てきません。
これらの楽曲が多くの人に影響を与えることは、今までの社会を見ればよくわかります。
そしてかつて、その楽曲の一つとして社会現象を巻き起こしたのが、音楽バンド『たま』の『さよなら人類』です。
この曲は、スローテンポの楽曲で、バンドと言いながらフォークの要素を基盤としたような、たまにしか奏でられない音楽です。
その為、斬新な印象を聴き手に与え、多くの人たちの脳裏にその独特な世界観をこびりつかせてしまったのです。
筆者が学生の頃に、この楽曲がリリースされているのですが、体育祭(または運動会)でBGMとして流れ、衝撃を受けた記憶が鮮明に残っています。
普通に考えれば、もっとメジャーでリズミカルな楽曲がBGMなどに使われそうなものですが、シュールで独特なテンポの楽曲なのに、それが体育祭に用いられた…。
それ自体が驚きなのですが、当時あまり意識していなかったのです。
今から考えてみると、都市伝説のような予言が繰り広げられた楽曲を、よく学校の体育祭に用いていたと思いますね。
具体的な『さよなら人類』の歌詞や世界観は、後ほどお話ししていきます。
また、歌詞の世界観以前に、たまのルックスや音楽そのものの奇抜さが、多くの人の心を鷲掴みにし、一種の社会現象となったわけです。
現在もYOUTUBEなどでネット配信されているので、興味がある人は一度聴いてみてください。
かなり異様な音楽バンドという印象が残ると思いますよ。