
そして、そんな音源からこだわる人たちは、なんと
マイ電柱の購入
までもするのだそうです。
オーディオマニアが、マイ電柱の購入する理由も同じです。
先ほどと同じく、いくら良質の機器を使って音を聞いたとしても、電源がピュアでなければ意味がないという理論からくるのでしょう。
その秘密が、電柱についている変圧器…トランスです。
通常の場合、変電所から送られてくる高圧の電気は、柱上トランスで100ボルトほどの低圧の電気に変換され、各家庭に分配されています。
1つのトランスからだいたい10軒~20軒ほどに分岐しているので、これだと、
ほかの家の電気のオンオフが自分のオーディオの音に影響してしまう
のです。
つまり、いくら良いオーディオ機器を用意したとしても、他の家の状況次第でいい音が聞けなくなってしまうわけですね。
また、トランスから自宅まで距離が離れていると、自宅に届くまでに電気がロスしやすくなるケースもあります。
これも同じく、オーディオの音の劣化やノイズの原因となるのです。
ノイズが入ってしまうと、
音に奥行きがなくなったり、微妙に聞こえない音が出てくる
のだとか。
では、それを防ぐためにどうすればいいか?
そこで、
「自分専用のトランスを用意すればいいんだ!」
という発想になり、それがマイ電柱へと繋がるわけですね。
確かに、自分専用のトランスが近くにあれば、ほかの家からの影響を受けにくくなります。
また、近いため、オーディオ機器までの電気のロスも少なくなり、よりピュアな電源を得られるというわけです。
これらのことを考えると、マイ電柱の設置は理にかなっていると言えそう…。
ちなみに、オーディオマニアの間では、マイ電柱ではなく、マイ柱上トランスからとって、