
この『VR酔い』の理由・原因ですが、色々な説があります。
もっとも一般的な『VR酔い』の原因は、
リアルな映像や音響により、視覚や聴覚で感じる映像と、人体で平衡感覚をつかさどっている三半規管との間で、感覚のズレが生じることが原因
という説です。
これは、自分が見ているゲーム画面(イコール自分が感じている情報)では、激しく走ったり、視点が素早く移動したりしている場合でも
三半規管による平衡感覚の情報では、静止したままです。
この情報の矛盾を、
脳が無理やり修正して、辻褄を合わせようとする働きが、VR酔いによる症状となって現れる
ということですね。
VR酔いは、PSVRのようなVirtual Realityでなくても、普通のゲーム画面を見ていても起こりうることです。
ただ、PSVRのような仮想現実(Virtual Reality)機器の場合は、
現実により近い迫真性がありますので、よりVR酔いが起こりやすい
ということなのでしょう。
その他には、どんな動作や感覚がVR酔いに繋がるのか、直接的な原因として、このような原因があります。
- 匂いに酔う
- 左右や上下の揺れに酔う
- 視界のズレが原因で酔う
この『視界のズレ』が原因というものは、先程も説明したように上記の実感と三半規管の情報の矛盾によるものですね。
ゲーム画面のどのようなシーンで、VR酔いが発生しやすいのかといえば、
- 激しい動きのあるシーン
- 画面の明滅があるシーン
で発生しやすいようです。