
その長身から投げ下ろされる
最速156キロのストレート
が最大の武器です。
さらに、縦スライダー、シュート、フォーク、カーブと変化球も多彩。
高校時代はコントロールの悪さと、怪我によって野手を務めていました。
そういう意味では、まだ投手としては経験が浅いのですが、それでこのポテンシャルなので、とんでもない怪物だと言えるでしょう。
大学に入ると、コントロールも改善されていますし、間違いなく即戦力で活躍できる右腕でしょうね。
1つだけ弱点を挙げるとすれば、球種によって腕の振りが違うので、球種を読まれやすいというポイントでしょうか。
ここが改善されれば、球界を代表するエースになれること間違いなし!
お互いを「翔平」「ジャスティス」と呼び合う仲だという大谷翔平投手とともに、世界で通用する投手になってくれることを期待しています!
ドラフト2位指名 古谷優人(江陵高)
ソフトバンクが2位で指名したのは、古谷優人投手です。
正直、この投手がソフトバンク指名まで残っていたことが驚きですし、田中正義投手、古谷優人投手と指名したソフトバンクは、それだけで2016年のドラフト会議で一番いいドラフトだったとさえ言えるでしょう。
古谷優人投手は、
最速154キロのストレート
が武器の左腕です。
スリークォーターから投じられるストレートは切れ味抜群で、変化球もスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップと空振りをとれる球が多数。
高校生投手ではBIG4と呼ばれる存在がいましたが、彼らを凌ぐポテンシャルを持っています。
今後、大成すれば手が付けられないエース級投手になれるでしょう。
左腕、かつスリークォーターで、150キロを計測できるのは非常に魅力的です。
将来性だけならば、田中正義投手よりも期待ができる逸材だと、筆者は思いました。
ドラフト3位指名 九鬼隆平(秀岳館高)
ソフトバンクが3位指名をしたのは、九鬼隆平選手です。
若手捕手の台頭が期待されるソフトバンクが、しっかりと必要なポイントを補強してきたという印象を受けますね。
本当にソフトバンクはドラフト巧者だなと感じました。
九鬼隆平選手は
強肩強打
が持ち味のキャッチャー。
送球の2塁到達タイムは1.81~1.9秒と申し分なく、キャッチングなどを磨けば正捕手としての活躍に期待ができそうです。
選球眼もよくなってきており、打てるキャッチャーとして大成することを祈っています。
ドラフト4位指名 三森大貴(青森山田高)
ソフトバンクがドラフト4位で指名したのは、三森大貴選手です。
三森大貴選手はショートを守る内野手で、
俊足と鋭いバッティング
が持ち味。
細身の体からは想像できないようなヘッドスピードでスイングするので、体作りが成功すれば、大型ショートとして大成する可能性も秘めています。
ただ、守備の方はまだ粗い部分もあり、かつ肩があまり強いとは言えないので、その辺りは不安材料ですね。
以上が、2016年のソフトバンクのドラフト結果、指名選手となります。
4人というのは、かなり少ないように思いますが、ただ数をとればいいというわけでもありません。
4人とも質が高く、まさに文句なしのドラフトと言えるでしょう。
ただ、ソフトバンクのチーム事情を考えれば、九鬼隆平選手以外にも大砲候補が1人くらいは欲しかったかなとは思いますね…。
一方、育成ドラフトでは、選手を大量に指名しました。
こちらは一覧でご紹介しますね。