羽生結弦の2017-18フリーとショートの選曲を考察!曲の意味とは

フィギュアスケート

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羽生 EYE

振付師:シェイ=リーン・ボーン

 

ちなみに、他の日本人選手はこんな曲を使っています。

日本選手の使用曲

宇野昌磨

ショート:『四季』より『冬』

フリー:『トゥーランドット』

無良崇人

ショート:『The Lateness of the Hour』より

フリー:『オペラ座の怪人』

田中刑事

ショート:『Memories』

フリー:『フェディリコ・フェリーニ・メドレー』

村上大介

ショート:『Bring Him Home』

フリー:『道化師』

羽生結弦選手は、2017-18シーズン初戦・オータム・クラッシック男子のショートで、いきなり自身が持つ世界最高得点を更新する

112.72点

をマークしました。

前シーズンでも使った、ショパンのピアノ曲バラード第1番に乗って、最初の4回転サルコーをきれいに決めたのです。

波に乗った羽生結弦選手は、その後も高難易度の技を次々に成功させ、世界最高得点更新となりました。

体操競技やフィギュアスケートの採点法は、かつては10点満点からの減点法で行われていました。

この方式ですと、最初の演技で10.0が出てしまうと、それ以降はその演技より上の演技があっても、10.0以上にはならないという矛盾が生じます。

また、高難易度の技が次々と開発され、それを選手が演じるようになりますと、見た目も華やかで、競技の人気にもつながる、ということもあります。

そんなわけで、最近の採点競技は技の難易度と完成度を勘案して、計算方式が多くなってきました。

この方式のメリットは、世界最高記録など話題性が高くなり、これもまたその競技の人気に繋がります。

以下が。今回の世界最高得点の時の動画です。

シーズンの初戦で、いきなりこのような素晴らしい滑りを見せられますと、否が応でも平昌(ピョンチャン)オリンピックへの期待が高まりますね。

 

羽生結弦がこの曲を選択した意味は?

ここまで、羽生結弦選手の世界最高得点や、選曲について書いてきました。

それでは、これらの曲を選択した意味とは、どんなものでしょうか。

 

ショート使用曲:バラード第1番ト短調(ショパン)

フリー使用曲:SEIMEI(映画・陰陽師サウンドトラックより)

いずれも初見ではなく、前年あるいは前々年から使用している曲なのです。

それらの曲を、スケート人生の集大成とも言えるオリンピックのシーズンに、採用した理由は、前項で書いたように、

フィギュアスケートで新しい曲を使うということは、かなりの冒険

ということが、まず考えられます。

曲と振付による演技が熟成されるには、それ相応の時間がかかります。

また、かなり前からオリンピックシーズンには『この曲を使う!』と羽生結弦選手自身が決めていたそうなのです。

そのために、新しい曲、新しい振付ではなく、既に熟成の極にあり、実績もあるこの2曲を選んだのでしょう。

しかし、この2曲の場合は、必ずしも安全策とばかりは言えません。

それは、この2曲は世界最高得点記録を作った時のプログラムなのです。

つまり、その時の演技と常に比較されることになります。

良い演技であれば問題ありませんが、少しでもミスすると、

「あの時の演技と比較すると、今回は…」

などという印象になりかねません。

『諸刃の剣』というやつですね。

もっとも、前項で書いたように、2017-18シーズンの初戦では、自分の記録をさらに更新する世界最高得点を叩きだしています。

なので、こと羽生結弦選手に関しては、その心配は不要かも知れませんね。

また、『SEIMEI』(映画・陰陽師サウンドトラックより)については、羽生結弦選手は

「和を表現できるのは僕しかいない」

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