
そして見事に3つの謎全てに答えてしまいます。
狼狽したトゥーランドットに、カラフは
「夜明けまでに自分の名を知ることができたら、私の首をはねてもよい」
と言います。
トゥーランドットは配下達に
「夜明けまでにあの者の名がわかるまで、北京では誰も寝てはならぬ」
と命令します。
この時のカラフのアリアが
『誰も寝てはならぬ』
なのです。
そしてリューが捕らえられますが、彼女は密かにカラフを慕っていたのです。
そのため決してカラフの名を明かさず、これまた有名なアリア
『氷のように冷たい心も』
を歌い、兵の剣を奪って自分の胸を刺して果てます…。
いかにもプッチーニ好みの、女性の自己犠牲賛美ですね。
このような叙情的でありながら、ドラマティックな迫力もある名曲に乗って、宇野昌磨選手は、どんな滑りをみせてくれるのでしょうか。
まとめ
今回は、宇野昌磨選手の2017-2018シーズンのフリースケーティングの使用曲を見てきました。
オリンピックイヤーのシーズンで、2年前と同じくプッチーニのトゥーランドットという、叙情性と叙事詩性を併せ持った曲を選びました。
進化した宇野昌磨選手の『誰も寝てはならぬ』が、どんな演技になるのか。
また、オリンピック本番ではどんな滑りを見せてくれるのか。
その期待は、いやが上にも膨らみます!