
民放のテレビ局にとって、
『全てを決める数字』
とも言える重要な視聴率。
しかし、近年はテレビ番組を録画しておいて、後で見るという人が増えていることから、純粋な視聴率は、テレビ番組の人気の指標としては、不十分になりつつあります。
そんな中、メディアリサーチ・マーケティングリサーチを行う会社のビデオリサーチが、
“総合視聴率”
という新指標を2016年11月に公表しました。
この総合視聴率は、以前までの視聴率とは、どんな違いがあるのでしょうか?
当記事では、視聴率と総合視聴率の違いについて、ご紹介していきます!
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現在のテレビの視聴率はあてにならない!?

考える男性1
テレビ番組というと、その視聴率が番組の評価や、人気を計る際の指標として長年用いられてきました。
とはいえ、視聴率が本当にあてになるのかというと、いまや、正直微妙ですよね。
たとえば、
視聴率10%だからといって、日本の人口の10%が見ているかと言われたら、そうではありません。
一般的に視聴率と言われた場合、当てはまる視聴率は、世帯視聴率です。
世帯視聴率とは、
その世帯で1人でもテレビを見ていれば、視聴率としてカウントされる
という算出の仕方になっています。
つまり、視聴率10%とは、全世帯のうちの10%が、その番組を見ているだけなのです。
まぁ、そもそもテレビ離れが昨今は進んでいると言われていますし、30歳未満の男性単身世帯では、テレビの普及率が80%を下回っているとも聞きます。
テレビが一家に1台という時代すら終わりかけているのに、視聴率が全ての指標になるなんて、おかしな話でもあります。