
現代サッカーの二大ヒーローである、クリスティアーノ・ロナウド選手とリオネル・メッシ選手。
かたやレアル・マドリード、かたやFCバルセロナという、スぺイン…いえ、世界の二大サッカークラブに所属しており、ことあるごとに比較されています。
それだけではなく、
『ロナウドとメッシは犬猿の仲』
『会っても会話などなく、口もきかない』
などという噂も見かけます。
逆に、
『二人はお互いにリスペクトし合い、仲はとても良い』
と言う説もあります。
はたして、これはどちらが本当なのでしょうか?
今回は、クリスティアーノ・ロナウド選手とリオネル・メッシ選手、この二人は本当に仲が悪いのか。
二人が会った時には会話はあるのか、そのあたりを調べて見たので、ご紹介していきます!
[adsense]
ロナウドとメッシは本当に不仲・関係が悪いの?
クリスティアーノ・ロナウド選手とリオネル・メッシ選手は、本当に仲が悪いのでしょうか?
これについては、諸説紛々、各説がありすぎて判断に迷うところだと思います。
まず二人の比較について、FIFA会長ゼップ・ブラッター氏の、こんなコメントがあります。
FIFA会長のロナウドとメッシについてのコメント
メッシとクリスティアーノ・ロナウドのどちらがいいかって?
両方だ!
それぞれタイプは異なるが どちらもサッカー界にとって素晴らしい存在だ。
C・ロナウドはピッチの将軍。
メッシは魔術師だ。
将軍と魔術師とは言いえて妙ですね。
実際のサッカーでのプレーも、ロナウド選手のプレーは、将軍のような勇猛さと誇りに満ちています。
そして、リオネル・メッシ選手のドリブルは、まさに魔術師そのものです。
次に紹介するコメントは、ルイス・フィーゴ氏。
レアル・マドリードとFCバルセロナの両方でプレーした経験を持つ往年の名選手です。
ロナウド選手とメッシ選手の二人について、このように話しています。
ルイス・フィーゴ氏のロナウドとメッシについてのコメント
彼らをいちがいに比較することはできない。
完全にタイプが異なる選手であり、まったく異なるシステムでプレーしていると思うからだ。
しかし、もし自分がチームを持つとすると 二人とも欲しい選手だね。
彼らは二人とも現時点で世界最高の選手だ。
私が現役だったときとの違いは、私の時は選ぶべき良い選手がたくさんいたことだ。
バロンドールを受賞できるような選手が 10人から15人いたからね。
今は多くて4~5人だ。
後半のコメントは、フィーゴ氏の時代の方が優れた選手が多かったと自慢したいのかも…。
また次に、1950年代後半にレアルで活躍したディ・ステファノ氏は、インタビューで世界最高の選手は誰かと聞かれ、このように答えています。
ディ・ステファノ氏のインタビューより
ロナウドでもメッシでもない。
史上最高の選手はペレだ。
なんら疑う余地はない。
メッシは限られたスペースでドリブルができるテクニカルな選手だし、ロナウドは速く大胆で、フィジカルが強い。
でも、ペレには遠く及ばない。
さて、本丸です。
ロナウド選手とメッシ選手は、お互いにどのように相手を評価しているのでしょうか。
ロナウドから見たメッシ
メッシは、いつも意識している選手だ。
最高のライバル
ってところだね。
メッシのテクニックはすごいものがあるし、自分にはないものを持っている。
しかし、私とはタイプが違うし、私も彼を上回るものを持っている。
メッシから見たロナウド
ロナウドは、
ライバルというよりは、プレーで刺激をあたえられる選手
というところだろう。
彼のことはいつも見ているし、ロナウドと戦えるのは嬉しいことだ。
ロナウド選手とメッシ選手は不仲・関係が悪いという話でしたが、このお互いのコメントを見ると、とくに不仲・関係が悪いとは、とても思えませんね。
(若干、二人に温度差があるような気がしないでもないですが)
コメントやインタビュー以外でも、二人の仲は悪くないことをうかがえるエピソードは、いくつもあります。
メッシ選手は、ロナウド選手について、
ロナウドはお金を払ってでも見たい選手だ
僕たちは真の友人だ。
僕たちのようなスタイルでプレーするとき、それは本当に重要なんだ。
と語っていました。
一方でロナウド選手の方も、
『メッシをリスペクトしている』
という意味の発言をしています。
さらには、バロンドール授賞式では、式が始まる前にロナウド選手の息子は、メッシ選手に歩みよっているのです。
この息子は、どうやら父であるロナウド選手よりも、メッシ選手のファンだったのです。
すると、メッシ選手は、
「どうした?元気かい?」
と挨拶して、ロナウド選手の息子の頭をなでました。
これに対して、ロナウド選手は、
「息子がネットで動画を見て、君について話していたんだよ」
とメッシ選手に説明したのです。
そして、ロナウド選手の息子は、メッシ選手に挨拶してから照れてしまい、後ろを向いていたのですが、
「どうした?今更恥ずかしがるなよ」
と、ロナウド選手が笑いかけていたそうです。
この一連の会話を見ていると、ロナウド選手とメッシ選手の不仲・関係が悪い説は、
メディアによる煽りの一種
としか思えませんね。