
と執念のスピーチを見せ、なんとか東京オリンピック開催が再度承認されるも、帰路についた戦中で肺炎にかかり亡くなってしまいます。
結局、日本でのオリンピック開催は取りやめとなり、ヘルシンキでの代替え案も第二次世界大戦勃発により実現せず。
大会そのものが中止となってしまうのです。
しかし、これまでの東京オリンピック招致活動が全て無駄になったわけではありません。
嘉納治五郎氏の遺志を受け継ぎ、東京へオリンピックを招致しようと活動し続けてきた田畑政治さんの願いは叶い、1959年、念願の東京オリンピック招致が決定します。
しかし、ここで喜んでいる場合ではなく、この東京オリンピック招致が、彼らをある種の地獄へといざなってしまうのです。
当時の東京は、渋滞が慢性化。
『東京砂漠』
などと言われるほど水不足に苦しみます。
さらには、選手村の場所のめどすら断たず、改革のための立ち退き交渉も難航。
何一つ東京オリンピックへの準備が進まない最悪の状況だったのです。
そんな問題だらけの東京を大改革せよと、東龍太郎都知事の号令もかかり、田畑政治さんたちは、これらの地獄絵巻と言うべき大問題に直面することになっていくのですが…
と以上が、『いだてん』後半部分のざっくりしたストーリーとなっています。
もちろん、この後半パートも史実をベースに紹介している話にしか過ぎません。
ここから、どこまで大河ドラマらしくフィクションを入れて面白くしてくれるのかが見所と言えるでしょう。
前半の日本初のオリンピック選手としてだけでなく、後の箱根駅伝を創設した金栗四三さん。
後半の東京オリンピック招致に嘉納治五郎氏らと共に奔走した田畑政治さん。
この二人は、まさに日本のスポーツ史には欠かせない人たちです。
そんな人達がどのような活躍を見せて、今の日本のオリンピック文化が誕生したのか…。
その全貌を、2019年大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』を通じて、しっかり見届けたいと思う次第です。
大河ドラマ『いだてん』の出演者キャスト
早くも2019年の大河ドラマのタイトルが発表され、ネット上でも盛り上がっています。
さて、この大河ドラマ『いだてん』の出演者キャストは既に決まっているのでしょうか?
いろいろ調べてみた結果、先程紹介した、
- 金栗四郎役の中村勘九郎さん
- 田畑政治役の阿部サダヲさん
の二人のみが出演者キャストとして判明しています。
その他の出演者キャストに関しては全く決まっていません。
はたしてストーリーの重要人物の一人でもある嘉納治五郎氏を誰が演じるのか…。
一応、2ちゃんねるなどでは、
『笹野高史さんではないか?』
と予想している人がいますが、筆者としては、漫画『YAWARA』で登場した猪熊滋悟郎のキャラクター性も加味して考えると、
『西岡徳馬さん・田中泯さんあたりではないか』
という気がします。
これは、まだ推測の段階なので、嘉納治五郎役に誰がキャスティングされるか全く理解っていませんし、その他のキャストに至っては全く予想すら出ていません。
金栗四三さんと共に、ストックホルムオリンピックに出場した三島弥彦役にイケメン俳優(鈴木亮平さん、要潤さんなど…)が起用されても面白いでしょう。
金栗四三さんの伴侶となる春野スヤ役に井上真央さんなどを起用しても面白いかもしれません。
おそらく予想としては当たらないと思いますが、今からこういう出演者キャスト予想をしてみるのも面白いですね。
果たして、誰がどの出演者キャストとして起用されていくのか、2019年の大河ドラマ『いだてん』の放送を楽しみにしたいものです。
まとめ
大河ドラマでありながらも、
全く大河らしくない『オリンピック』
という斬新なテーマとなるドラマが2019年の大河ドラマとして放送されることに決まりました。
その脚本も宮藤官九郎さんが手がけることが発表され、いろんな意味で多くの大河ファンが衝撃を受けています。
主演となる、オリンピックを日本に誕生させた立役者である金栗四三役に中村勘九郎さん、田畑政治役に阿部サダヲさんがキャスティングされ、装い新たなドラマとして放送されていきそうです。
まだ、他の出演者キャストは決まっていません。
『いだてん』には、モデルは存在するも原作のないオリジナルストーリーとして描かれるだけに、どんなドラマとして放送されるのか、2019年を楽しみに待ちたいと思う次第です!