
そのことがとんでもない事件として展開していったわけ。
考えてみれば、数万円する空気清浄機が消費税込みで1080円で購入できるわけがありませんよね。
あまりにもお買いなことが起こっていたものの、芸能人というネームバリューが、その猜疑心を拭ってしまった。
本当に人の弱みに漬け込むような最低な事件と言えるでしょう。
さすがに、現在は、もうこの手の詐欺サイトは出てきていませんが、ネット詐欺は、どんどん形を変えて、多くのネットユーザーに牙を向けて襲い掛かってきます。
それだけに、日頃からこのような詐欺に引っかからないようにしたいのと、二度と芸能人たちがこの手の詐欺に加担しないことを願うばかりです。
ペニオク騒動に関与したと疑惑を持たれた芸能人たち
アメリカの一部のペニーオークションは、先程もお話しした通り、詐欺とは何の関係もない真っ当なペニオクであることに間違いありません。
しかし、そのペニオクを利用して日本に入り込み詐欺を働くものが続出したことは、日本経済にとって由々しき問題でもありました。
そして、それは、人々の暮らしを破綻へ追い込むだけでなく、芸能界をも震撼させてしまいました。
軽い気持ちで関与してしまい、詐欺被害を生み出す大きなきっかけを与えてしまったのですから、これほど最悪なことはありません。
では、実際のところ、どんな芸能人がこのペニオク騒動に関わってしまったのでしょうか。
その主な人物を見ていきましょう。
・小森純
ペニオク騒動で一番注目された芸能人といえば、小森純さんかもしれません。
彼女がやってしまったことは、絶大の信頼を得ていたスタイリストからの話を聞いて仕事として、ウソの記事をブログに乗せてしまったこと…
そのウソとは、ペニオクで落札していないにも関わらず、さも落札したかのような文面を乗せてしまったという内容でした。
彼女自身、事務所までもが仕事として請け負っていたこともあって、とくに気にすることなく記事掲載を許諾したみたいです。
しかし、フタを開けてみたら、完全なる詐欺に加担する内容を掲載してしまい、そのことが報道されると、すぐさま謝罪することに…
今でも、当時レギュラー出演していたサンデー・ジャポン(TBS)での涙ながらの謝罪は記憶として鮮明に残っています。
芸能人にとってブログとは、まさに顔みたいなものです。
それに記事を載せてほしいと依頼されることは、完全なる名義貸しに相当し、違法と考えて良いのではないでしょうか。
まぁ、ブログそのものをそこまで重要視していなかったという背景もあって、彼女自身が検挙されてしまうということはありませんでした。
しかし、この一件で失ったものは大きい…
当時、別途プロデュース業に携わることが多かった小森純さんは、1億円者違約金が発生する事態に陥ってしまいます。
みなさんも記憶に新しい、ベッキーさんのゲス報道で、彼女がCMを降板した結果、5億円(推定)もの違約金が発生したと報道されましたよね。
額こそは違いますが、まさにそれと同じようなことが、小森純さんに降り掛かっていたわけです。
しかも、大々的に報道されてしまったことで、完全に詐欺師のような印象すら受けることとなった小森純さんは、仕事も友人も失っていきます。
そして、マスコミが騒ぎ立て、家族にまで被害が訪れてしまい、これ以上迷惑をかけないために、離婚まで申し出たというのですから本当に悲劇…
まぁ、運良くと言うべきか、理解のある夫だったため離婚は回避できたみたいですが、今でもその時の汚点は残ったまま…
彼女にとっての黒歴史となってしまっているわけです。
黒歴史といっても、当然、自分が巻いた種ですし、謝罪するのは当然、罪として償っていかなくてはいけません。
なので当然の報いであると、筆者は考えています。
ただ、過去を振り返っても仕方ありませんよね。
幸いなことに、彼女には事務所の後輩で頑張り屋の鈴木奈々さんがいました。
彼女は、
「自分が頑張るんで絶対に戻ってきてほしい!」
と、小森純さんにエールを送ったそうです。
そのことが一つの支えとなり、テレビでの仕事は激減してしまいましたが、プロデュース業などに精を出し、実業家として活動されています。
また、現在も、時折テレビに出演することもあり、当時のことをいじられながらもバラエティ番組でファンと楽しませてくれているそうですよ。
とにかく、一番制裁を受けた女性芸能人ですし、謝罪だって他のタレント以上に誠心誠意してきたわけですから、なんとか彼女はうまく復帰してほしい…
やはり悪いものは悪いと、ちゃんと罪を認め猛省し、誠心誠意謝罪したものはやり直すチャンスを与えてあげてほしいと思う次第です。
・ほしのあき
当時グラビアアイドルとして活躍し、バラエティ番組でも何かと引っ張りだこだったほしのあきさん。
しかし、一部では彼女のことをよく思わない者もいたらしく、2011年の三浦皇成騎手との結婚も大反対を受けたという話も耳にします。
もちろん、他人がとやかくいう話ではありませんし、二人が幸せな家庭を築いていければそれで良いのですが、事態は最悪な方向へと向かっていくのです。
2012年4月に長女が誕生し産休を明けて、ママタレとして芸能界復帰しようかというタイミングでとんでもない事件に関わってしまうのです。
そう、それがペニオク騒動だったというわけ。
彼女自身、ペニオクをしていたわけではありません。
それなのに、友人から副収入の話を聞きつけ、軽い気持ちで、ペニオクして落札したと、虚偽の報告をブログで公表してしまいました。
ちなみに、彼女はブログで、ペニオクサイト「ワールドオークション」で、プラズマクラスターの空気清浄機を、1080円で落札したと公表。
それが事実と勘違いしたネットユーザーがワールドオークションで入札を続け、多額の被害を受けるは目に陥ってしまいました。
当然、このサイトの運営者たちは逮捕されていくわけですが、彼女はなぜか芸能界から姿を消してしまい、ほとんど謝罪もしていません。
確かに、公式ブログで謝罪はしていますが、小森純さんのようにテレビに出て謝罪したわけではありません。
それどころか、三浦皇成騎手(競馬・JRA所属)との結婚を機に、芸能活動に見切りをつけようとしていたらしく、完全に芸能家から姿を消すことに…
当然この言動には、彼女を批判するアンチはもちろんのこと、擁護派のファンたちですら大激怒!
明らかに詐欺事件に加担していたにもかかわらず、主婦に専念することを隠れみのにし、雲隠れしていくのは、あまりにもおかしな話ですよね。
さらに言えば、いきなり芸能界から姿を消していくことはファンへの裏切りでもあるので、これは許しがたい言動と、ファンは激怒してしまいます。
まぁ、良いか悪いかは別として、彼女の場合結婚していますし、夫の収入があれば、芸能界には未練もないということなのでしょう。
ちなみに現在の夫・三浦皇成騎手(JRA所属)の年収は、推定4693万円と言われているそうです。
この金額がどこまで事実に基づいているのか、それは定かではありませんので、話半分で考えても2350万と結構高額収入です。
当然、それだけの年収を稼いでいるのであれば、老後だって安泰ですよね。
ただ、あくまで、これは夫の収入です。
確かに、夫婦である以上、共有財産として認められますが、万が一離婚となった場合は、それ以降の収入は、全て夫である三浦皇成騎手の財産に…
そして、何より怖いのは、現在別居中で、離婚も視野に入っているという話がささやかれているということです。
さらに三浦皇成騎手の不貞疑惑も勃発し、ますます波乱が吹き上げる様相を見せています。
もしかしたら、ペニオク騒動をきっかけに、夫婦仲までこじれ、離婚ということも十分考えられます。
そうなってくると、これまでの財産は半分ずつで財産分与されていくとしても、将来の分は子供の養育費でいくらかもらえる程度です。
つまり、彼女自身が働く必要に迫られるというわけ。
しかし、いくら不祥事による処分が甘い芸能界であっても、彼女の場合は、受け皿も途絶えていることと思います。
何よりも、ちゃんと「みそぎ」が済んでいない状況ですから、間違いなくこのままの状況で芸能界復帰はありえません。
確かに、この騒動は当時のことを思えば、現在は少し落ち着きを見せています。
とはいえ、ほしのあきさん自身の「みそぎ」は何一つ済んでいません。
この状況が続けば、ますます世間の心象は悪くなる一方で、その余波は長女に向けられてしまうなんてこともあるかもしれません。
偶然にも、このペニオク騒動が勃発した年の4月に彼女は生まれています。
つまり、彼女が誕生日を迎える度に、今年でペニオク騒動から約◯◯年と言われ続けることも十分ありえる話だと言うことなのです。
ちなみに現在ペニオク騒動が勃発してから5年なので、当然、彼女も5歳…
まだ5歳なら、それほど気にすることもないのかもしれませんが、いろいろ世間を知り思春期に目覚めるころも騒がれたら…
そんなことを考えたら、今からゾッとしてしまいます。
それだけに、ほしのあきさんには一刻も早い「みそぎ」をしてほしいものです。
・綾部祐二(ピース)
彼も、ペニオクに加担し、ブログにウソの記事を書いて5万円を受け取っています。
事情はどうあれ、詐欺事件に付随する案件で、金銭授受が行われていたことそのものが大問題です。
一応、謝罪そのものはありましたし、一時期東京での仕事は激減しましたが、時が経つとともにほとぼりが冷めたように仕事復帰…
さらには、アメリカに留学してレッドカーペットを歩くとまで言うようになってしまいました。
当時、なぜか一向に渡米する様子が見られなかったために、留学に行く行くル詐欺といじられることもありましたよね。
それにしても彼の場合はある意味ラッキー!
相方である又吉直樹さんが、著書・火花で芥川賞を受賞したために、アシスタントキャラが定着するように…
そのこともあって、ペニオク騒動の一件は、あまりとやかく言われることなく、すんなり芸能活動、復帰されています。
ただ、彼のことをよく思わないネットユーザーもたくさんいるのは事実。
現在は、又吉さんもピースの解散は全く考えておらず、
「しっかりアメリカで何かをつかんで戻ってこい」
と、エールを送っているみたいなので、すぐさま解散とはならないでしょう。
ただし、あまりに又吉さんに甘えたままでいると、完全に三行半を突きつけられる可能性もあります。
くれぐれも、綾部さんには襟元を正した行動を心がけてほしいものですね。
・永井大
永井大さんの場合は、前述の3名とは全く異なり、謝罪せずに弁明していた芸能人の一人として、批判が飛び交っています。
というのも、彼の言い分は、
「本当に落札したが、あまりにも安すぎたために返却した」
というのです。
普通、価格が安いだけで、オークションで競り落とした賞品を返品することってあるでしょうか?
誰もがお得に買い物したいと考えるはずですし、あまりにもできた話だと思います。
もちろん、これは筆者が推測している話に過ぎませんが、実は、筆者以外にも同じ考えを持つものはたくさんいます。
「ウソくさい」
と圧倒的に批判の目が集中してしまい、また、2015年では暴✕団関係者と別の事件にも関与したと報道され、一気に干されてしまいました。
もちろん、彼自身、完全に芸能界から撤退したわけでもなく、仕事が激減しつつもコンスタントに俳優業は続けています。