
脇坂安治、小川祐忠、赤座直保、朽木元綱なども、小早川秀秋の寝返りを機に東軍に寝返ったのです。
だからこそ、一気に決着が付いたと思いますが、それでも小早川秀秋の影響力は凄いですよね。
ある種、影の立役者と言ってもいいほどの人物でもあるわけです。
そんなドラマもある『関ヶ原の戦い』をモデルとした映画が、2017年8月26日に公開。
タイトルはズバリ『関ヶ原』。
この作品は、作家・司馬遼太郎先生の同名小説を原作として用いた映画作品です。
NHK大河『軍師官兵衛』、『真田丸』などで、わずかしか描かれていなかった、あの関ヶ原の戦いを中心に描いた歴史ドラマとなっています。
ちなみに本作は、新潮社から、上中下巻の3巻に分かれて発売されています。
興味のある人は、ぜひ一度呼んでみることをおすすめします。
ただ、当然というべきか、原作『関ヶ原』と映画では違いも存在します。
なお、この『関ヶ原』という小説は、徳川家康を中心に描かれていますが、映画では原作と相反して
石田三成の視点
で物語が描かれているみたいです。
そこにどんなドラマがあったのか、改めて垣間見ることができるのが、今回の映画『関ヶ原』の最大の魅力かもしれません。
確かに徳川家康は歴史上の人物であり、三英傑の一人と言われてきた人物です。
しかし、『軍師官兵衛』などを通じてみると、ただの悪どい政権欲しさの欲にまみれた人物でしかないという見方もできます。
その人間臭さが、石田三成視点で観ることで明らかになっていくかもしれません。
また、石田三成が、この関ヶ原の戦いに勝利し、守りたかったものとは何だったのか。
そのリアルな姿が写し出されるかもしれないだけに、見どころはたくさんあると思いますよ。