
そのような日々の日常だからこそ生まれる面白さも、随所で描かれている作品です。
そんなワカコ酒がドラマ化され、早くもSeason3が終了となりました。
Season3といっても、映画のストーリーとは時代背景や、キャラの設定などの違いがありつつも、基本的な部分は変わりありません。
1話完結オムニバスストーリーとして描かれているので、あくまで1クールという時間枠の中で展開されているに過ぎません。
ある種、Season1からの続編と見ることもできますし、1話ごとに別物のストーリー作品と見ることもできるのです。
まさに、視聴者の気分によって、とらえどころが変わる作品とも言えるでしょう。
そういう意味合いでは、きっとアニメ『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』と同じと思います。
ミステリーや恋愛ドラマなど、非日常的にも映る作品とは異なり、誰もが体験している様な、
どこにでもある日常を、酒を主軸として切り取り描いている作品
には、誰もが共感できるシーンがたくさん描かれているので、より深く世界観を体感できる人が多いです。
大人気作品として社会現象ともなった、ドラマ『半沢直樹』でさえ、一部からは、
「所詮ドラマだから成し得る話」
と、批判的に見た人もいました。
しかし、『ワカコ酒』は、完全にどこにでもある日常が切り取られた作品なので、世界観を共有できることも頷けますね。
既に放送は終了していますが、Season1から観てみたいという人は、ぜひDVDなどで観てみてくださいね。