
他の人種・県民を受け入れることすらできない孤立した集団
なのかと、気持ち悪さだけが残りました。
それもそのはず、他府県からやってきた神月に優しく接するどころか、グンマの風習を押し付け、いじめ倒そうとするわけです。
そんなことが許されるのかと強い憤りすら感じた次第です。
ただ、あくまでこれは漫画の世界。
別に群馬県民の人たちが、実際に他の県民たちを拒絶しているわけではありません。
おそらく、この辺の演出は、作者がグンマの文化・風習・県民性を強調して、多くの読者に知ってもらうためのものでしょう。
あえて、いじめのような洗礼を序盤に持ってきて、『お前はまだグンマを知らない』を演出したのではないかと思います。
いじめ描写そのものを拒絶する読者は、どういう作品なのかきちんと読もうとしない限り、『お前はまだグンマを知らない』を拒絶して終わりとなってしまう作品だと思います
そこまで拒絶しない読者であれば、多少過激な部分はありつつも、斬新な面白さを体感できると思います。
好き嫌いは、はっきり分かれる漫画と思いますが、これまで群馬にスポットを当てた作品がないだけに、実に斬新で面白い作品です。
序盤のインパクトの強さには面食らいますが、長い目で読んでみると新たな発見ができますよ。
気になる人は、ぜひ漫画作品を読んでみてくださいね。
それにしても、まさか、この漫画作品が実写映画化されるとは驚きです。
まぁすでにドラマ化されているので、『お前はまだグンマを知らない』が映画化されるとしても問題はないのだと思います。
とはいえ、やはり過激なシーンも多々ありますし、いろんな意味で好き嫌いがはっきり分かれる作品です。
それだけに、ドラマでも十分と思うのですが…。
ただ、ドラマと言っても日テレローカルでの放送だったので、せっかくだし全国展開しようと映画化されたことなのだと思います。
もちろん、全国展開する以上、ドラマと同じ描き方だと拍子抜けしてしまうでしょう。
パロディ・過激さをさらにスケールアップして展開しないと観客からそっぽ向かれてしまう映画だと思います。
映画『お前はまだグンマを知らない』のストーリーあらすじ
思わず笑ってしまうようなパロディ要素も含みながら、でもやっていることは過激だったりする映画作品『お前はまだグンマを知らない』。
好き嫌いが、はっきり分かれてしまいそうですね。
まぁ『人類グンマー計画』を企てている話も出てくるわけです。
グンマという一種の国のような地域で、主人公がどのようなライフスタイルを送っていくのか。
また、物語に登場するトチギ県、イバラキ県との地域間抗争がどのように描かれていくのか…。
いろんな意味で、過激な演出もあり、気になる要素もたくさん存在する『お前はまだグンマを知らない』だけに、やはりストーリーは気になるところです。
では、簡単ながら『お前はまだグンマを知らない』のストーリーあらすじを見ていきましょう。
父親の仕事の都合などで、何度も転校を余儀なくされ続け、故郷がないと感じながら育ってきた高校生・神月紀(役:間宮祥太朗さん)。
彼はまたもや親の都合で、今度はグンマのとある高校へ転校することとなった。
そんな神月は、登校初日からグンマの強烈なからっ風に吹き飛ばされそうになりながらも、必死に自転車のペダルをこぎ学校に向かいます。
そんな中、スイスイと自分を追い越す学校一の美少女・篠岡京(役:馬場ふみかさん)。
彼女に遭遇し、神月は一目惚れ…。
謎多きグンマの高校へと転校し不安も渦巻く中、新たな学校生活にワクワクしていた神月でした。
しかし、ふと
「海がない」
と漏らしてしまい、グンマを小馬鹿にしたと反感を受け、いじめの対象となってしまうのです。
しかも、唯一の支えである、轟一矢(役:吉村界人さん)からも突き放され、挙句に一目惚れした篠岡にはグーパンチを見舞われる始末…。
何気なく言ってしまった、たった一言をきっかけに、絶体絶命の転校生活が幕を開けた神月です。
そんな中、トチギ県やイバラキ県のヤンキーたちからも追われる羽目に陥り、ますます混迷を極めていくこととなるのです。
果たして神月は、この謎多きグンマで、無事に生き抜くことができるのか。
そして、最悪の展開となってしまった篠岡との恋の行方は…。
と以上が、映画『お前はまだグンマを知らない』のストーリーあらすじとなっています。
原作と異なり、主人公である神月紀の何気なく言った言葉がきっかけとなり反感を買い、いじめのターゲットとなってしまっているようです。
そこの違いはあるものの、強烈なグンマのインパクトは変わりない印象を、このストーリーから受けます。
一目惚れした女性にもグーパンチの洗礼を受けてしまい、一体神月はどうなってしまうのか…。
随所に原作と異なる点も描かれていくことと思いますので、それらを楽しみに映画『お前はまだグンマを知らない』を観てみたいですね。
映画『お前はまだグンマを知らない』のキャストは?
群馬県の文化・風習・県民性を大きく取り入れた作品として、群馬県では圧倒的な人気を誇っている漫画作品『お前はまだグンマを知らない』。
それがドラマ化され、今度は映画化となるわけです。
ただ実際のところ、どんなキャストが起用されているのでしょうか。
何かと注目を浴びている作品だけに、キャストが気になる人も少なくないでしょう。
では、『お前はまだグンマを知らない』の気になるキャストを見ていきましょう。
映画『お前はまだグンマを知らない』キャスト一覧(敬称略)
神月紀:間宮祥太朗
轟一矢:吉村界人
篠岡京:馬場ふみか
木村仁建:入江甚儀
野汁先輩(やじるせんぱい):加治将樹
神月達のクラスの担任:山本博(ロバート)
近藤の妻:椿鬼奴
近藤:ほんこん
映画版オリジナルキャスト
トランプ大統領:レイザーラモンRG
トチギ代表のスーパースター:U字工事
イバラキ代表のスーパースター:磯山さやか
役名不明:草津温泉公式ゆるキャラ・ゆもみちゃん
以上が、映画『お前はまだグンマを知らない』の主なキャストとなっています。
ふなっしーが探偵役としてSPドラマに出演していたことはありました。
でもまさか、他のゆるキャラまで映画・ドラマの作品に登場する時代がやってくるとは…。
一方、主人公・神月紀を演じた間宮祥太朗さんは、神奈川出身ということで群馬の風習に実際に驚くこともあったみたいです。