
尺側手根伸筋腱の部分断裂とは、手首の小指側にある腱を断裂してしまうという症状。
この尺側手根伸筋腱というのは、サーブやバックハンドなど手首の曲げ伸ばしをする時に負担がかかる部位で、テニス選手が一番怪我をしやすい場所とも言われています。
手術をしない場合はギプスで固定するのですが、横浜整形外科医会の、松宮是哲副会長によれば、
通常は3~4週間ほどの期間でギプスが取れるとのこと。
錦織圭選手の場合は、4~6週間をギプスで固定するそうなので、通常より長い期間ということになりますね。
普通の生活をしている分には、腱鞘炎になることはあっても、断裂することはそうそうないため、一般人にとっては縁のない症状かもしれません。
ちなみに、松宮是哲副会長のコメントによれば、
「トッププレイヤーになると、これまで以上にストレッチなどのケアが必要になる」
と話していて、リハビリをして完全復帰となった後も、今までとは違った方法で身体のケアをしていかなければならないことも予想されます。
フォームを変える方法もあるにはあるそうですが、一度フォームを変えてしまうと、それだけでプレーの全てに影響が出てしまい、成績が低迷して引退…。
そういう恐れも可能性としてあります。
ちなみに、松宮是哲副会長が語るには、部位は違うものの、大相撲の横綱・稀勢の里の怪我と似ているとのこと。
では、錦織圭選手の怪我からの試合復帰時期は、具体的にいつ頃になるのでしょうか?
また、最悪の場合、引退ということになってしまうのでしょうか!?
錦織圭の試合復帰時期はいつ?引退の可能性は?
尺側手根伸筋腱の部分断裂で、2017年のシーズンを終えてしまった錦織圭選手。